その問題、「自問自答」で解決できます。
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原岡修吾 著
- 書籍:定価1540円(本体1,400円)
- 電子書籍:定価1232円(本体1,120円)
- 四六判・並製/160ページ
- ISBN978-4-484-12236-6 C0030
- 2012.12発行
人は日々さまざまな問題について
「あーでもない。こーでもない」と思い悩む――つまり、自問自答する。
自問自答は、誰もが慣れ親しんでいる問題解決法の原点。
その自問自答に適切なプロセスを加えることによって、
≪最強の問題解決スキル≫を手に入れよう!
内容
最良の答えは「自分の頭のなか」にある!
私たちの生活は自問自答の連続です。
ビジネスであれ、プライベートであれ、人生であれ、
日々さまざまな問題について「あーでもない。こーでもない」と思い悩みます。
たとえば今日の洋服を決める時、人間関係でトラブルが生じた時、
営業成績をアップさせないといけない時、あるいは斬新な企画を考えたい時……
日常のあらゆる場面でさまざまに「自問自答」しています。
つまり自問自答は、誰もが慣れ親しんでいる問題解決法の原点なのです。
現代のビジネスパーソンに欠かせない「問題解決力」は、まさに自問自答。
しかし、ただ悩むだけでは答えは見つかりません。
適切なプロセスと効果的なポイントを加えることによって、
自問自答は≪最強の問題解決スキル≫になります。
自分には有効なアイデアを考える能力がない、
と思っている人がいるかもしれませんが、それは大間違いです。
持っている脳の情報のほんの一部分しか使っていないだけなのです。
今まで以上に脳を稼働させることができれば、
必ず良いアイデア、あるいは良い解決策が浮かぶはずです。
と思っている人がいるかもしれませんが、それは大間違いです。
持っている脳の情報のほんの一部分しか使っていないだけなのです。
今まで以上に脳を稼働させることができれば、
必ず良いアイデア、あるいは良い解決策が浮かぶはずです。
――本文より
自問自答を、新たな「ビジネスの武器」にしよう!
はじめに
「自問自答」と聞くと、人生など大きな問題について深く思索する……といったイメージを思い浮かべるかもしれませんが、本書で紹介する「オーダーメイド式自問自答術」はそういったものではありません。ビジネスの現場で直面するあらゆる問題を解決するスキルとして、上手に自問自答する方法を述べていきます。
問題解決法としての自問自答の魅力は、何と言っても一人で手軽にできることです。誰もが日々何気なく行っている「あーでもない、こーでもない」という思考に「手順」と「考えるポイント」を加えることによって、精度の高い解決策を効率的に導き出すことができるようになるのです。
どんな問題にも、最良の解決策は必ず存在します。重要なのは、それにたどり着けるかどうかです。問題解決という作業は面倒かもしれません。しかし、良い解決策を考えることができれば、素晴らしい成果が待っているのです。
どんな問題が立ちはだかったとしても、納得のいく解決策を導くことができるようになる、というのが本書の目的です。特に次のような方に活用していただくことをイメージしながら執筆しました。
● アイデアや企画を考えなければいけない人
● 会議やプレゼンテ―ションが多い人
● マネージャーになって(部下をもって)指導する立場になった人
● ビジネスの引き出しを一つ増やそうと思っている人
● 独立起業を考えている人
● 人間関係のトラブルを解決したい人
● 就職、転職、結婚、引っ越しなどのビッグイベントを控えている人
● とにかく目の前の問題をすぐに解決したいと思っている人
さらに、こんな方にもお役に立ちます。
● デートコースをいつも迷ってしまう人
● 最近、家庭内でのポジションが危うい人
ビジネスにしろプライベートにしろ、普通に過ごしているだけでも、問題は勝手にやってきます。面倒だからと言って、それらに目をつぶって進み続けても良いことはありません。放っておくと、夏休みの宿題のように、後で苦労することが目に見えています。どうせなら、目の前の問題を素早く片付けて楽になりたいものです。
さらに、問題を片付けるだけでなく、プラスアルファのアイデアを加えてワクワクするような解決策を生み出すことは、素晴らしいビジネスライフへの足がかりとなるでしょう。「オーダーメイド式自問自答術」を成功への秘策にしていただければ幸いです。
目次
はじめに
1 ビジネスで役に立つ問題解決力
ビジネスの現場で求められる「問題解決力」とは
ビジネスの5つのステージ
80: 20の「20」になろう
チャンスを素通りしてはいけない
自分の頭で考えるのはタダ
すべての問題は4つに分けられる
脳の交通整理
問題解決法としての自問自答
誰もが慣れ親しんだ問題解決法
自問自答でビジネスの基礎体力を鍛える
自問自答は「マニュアル」を超える
コンサルタントの投球フォーム
あなたは直感派? 理論派?
2 オーダーメイド式自問自答術
上手な自問自答のための基本フォーム
オーダーメイドスーツ職人に学ぶ
MUST項目とSUPPORT項目
4 自問自答をビジネスの武器にする
問題解決シート
オーダーメイド式自問自答術で「会議の方法」を考える
【現状把握】は脳の交通整理の第一歩
【目的】を理解して【可能性】を探る
アウトプットにつながるアイデアを出す
自問自答のポイントは【可能性】を考えることにある
3 オーダーメイド式自問自答術の実践例
CASE1 業務の効率化を考える
CASE2 独立起業プランを考える
CASE3 新商品のデザインを考える
CASE4 今の仕事を辞めるべきか、それとも続けるべきか
CASE5 同僚との人間関係を修復したい
自問自答術の活用法(1)――みんなで考える
自問自答術の活用法(2)――部下を育てる
4 自問自答をビジネスの武器にする
実践でセンスを磨く
アイデアマンになる
実行している姿をイメージする
データと相談相手は慎重に選ぶ
常に改善を心がける
解決無用のテーマがある
おわりに
他人の心はコントロールできない
無意識の選択を意識する
家族で、夫婦で、子供と……
リーダーシップを発揮すべき人材になる
おわりに
略歴
[著者]
原岡修吾(はらおか・しゅうご)
1969 年チリ・サンチャゴ生まれ。千葉県流山市立東部中学校、早稲田大学本庄高等学院、早稲田大学商学部卒業。
1992 年コクドに入社。その後、制作会社やコンサルタント会社勤務を経て、2006 年独立、株式会社オーダーメイドステーションを設立する。人事コンサルタントとして、企業の給与体系や組織体系、教育部門のコンサルティング業務を行う。大企業だけではなく、日本を根底から支える中小企業へのコンサルティングや講演、セミナーなども積極的に行っている。
原岡修吾(はらおか・しゅうご)
1969 年チリ・サンチャゴ生まれ。千葉県流山市立東部中学校、早稲田大学本庄高等学院、早稲田大学商学部卒業。
1992 年コクドに入社。その後、制作会社やコンサルタント会社勤務を経て、2006 年独立、株式会社オーダーメイドステーションを設立する。人事コンサルタントとして、企業の給与体系や組織体系、教育部門のコンサルティング業務を行う。大企業だけではなく、日本を根底から支える中小企業へのコンサルティングや講演、セミナーなども積極的に行っている。
著書『社会人になる前に知っておきたいこと』(阪急コミュニケーションズ)
info@oms-consul.com