ムカつく相手にガツンと言ってやるオトナの批判術
- 生活実用
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≪大好評「ムカつく」シリーズ第3弾!≫他人への不満を呑み込んでいるあなたへ。我慢するのはもうおしまい。思い切って言ってやろう! ただし、相手を傷つけず、相手に恨まれずに。
- 書籍:定価1650円(本体1,500円)
- 電子書籍:定価1320円(本体1,200円)
- 2012.10発行
内容
≪大好評「ムカつく」シリーズ第3弾!≫
他人への不満を呑み込んでいるあなたへ。我慢するのはもうおしまい。
思い切って言ってやろう! ただし、相手を傷つけず、相手に恨まれずに。
他人に対する不満を、きちんと言葉にしていますか?
「言わなくても気づいてくれるはず」と思っていませんか?
口に出さないと、あなたの気持ちはわかってもらえません。
勇気を出して、言いたいことを言ってみましょう。
ベルクハン流なら、相手を傷つけず、相手に恨まれずに批判できます。
さらに、自分が批判されたときに傷つかずにいられる方法も伝授。
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何週間も、いや場合によっては何年間も、私たちは批判を呑み込みます。
けれどもそうしていると、いずれ大きな爆発となり、
離婚や解雇などといった破壊的な出来事につながる危険があります。
否定的なことを口に出す勇気、言葉を正しく選ぶこと、怒りやフラストレーションと
うまく付き合う方法などについて詳しくお伝えします。 ――「はじめに」より
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目次
第1章 批判(フィードバック)する
口を閉じ、目をつぶって我慢する
フィードバックする意味
不愉快なことを口に出す勇気
作戦……不愉快なことを排除して解決する
タイプ別・傾向と対策I――不平屋
不愉快なことについて話すのはいつ?
人のことには立ち入らない
自分には変えられないことがあると認める
些細なことは無視する
神経を参らせる前に
批判を口にすることの恐れ
シールを集めるという趣味
作戦……自分をよく知ろう
ためらいを捨てる!
作戦……こうして口に出す勇気を
タイプ別・傾向と対策II――争いを好まない人
相手を傷つけずに批判する
それはだめ! こう言われると相手は反発する
作戦……批判するためのやさしい方法
バッドタイミング
相手を攻撃せずに、怒りを表現する
作戦……怒りをコントロールする
お前のせいだ!
禁止する代わりに交渉する
交渉術
作戦……新たな取り決めを結ぶ
きちんと批判したのに変わらない
神経過敏な人たちを批判するには
神経過敏な人と話すときには
作戦……非常に感じやすい人が相手のとき
そもそも他人を変えることができるか
フィードバックの別の面――承認、賞賛、感謝
失敗は、うまくいったことより注目される
承認や評価が単なる見せかけだったら
作戦……ポジティブなフィードバック
他人のいちばんよいところを見る
第2章 批判(フィードバック)される
突然批判されると……
批判――この世の終わり? それとも贈り物?
積極的にフィードバックを依頼する――その3つの理由
作戦……批判されても堂々としているために
作戦……不意打ちを食らわないために
タイプ別・傾向と対策III――短気な人
感情的な批判をどうやって冷静に受け止めるか
よくある感情的な批判(1)――人のことに口を出す
作戦……干渉を防ぐ
よくある感情的な批判(2)――壊し屋
作戦……壊し屋をテストする
よくある感情的な批判(3)――くだらない話や言葉による攻撃
作戦……あなたの言葉に傷ついていると言う
作戦……悪意のあるコメントの根拠を尋ねる
作戦……つまらないコメントには〈ひとことコメント〉で
よくある感情的な批判(4)――噂や陰口
作戦……噂を立ち消えにする
タイプ別・傾向と対策IV――中傷する人たち
客観的な要素が混じっているとき
役に立つフィードバックは、ちくりとする
おかしなフィードバックをされたら
批判に対する過敏な反応を避けるには
緊張を解く7つの信念――批判をもっとリラックスして受け止めるために
過ち、へま、失敗――それらをどのように償うか
作戦……心安らかに自分の間違いを処理する
あなたは他人からどういう尺度で測られているか
作戦……保護シールドを築く
タイプ別・傾向と対策V――些細なことでむくれる人
〈内なる批評家〉について
あなたの中にある批判がましい声
作戦……内なる批評家と知り合う
自己批判はどこからくるのか
作戦……内なる批評家とうまく付き合う
内なる批評家がおとなしくなっていったら
はじめに
職場でも私生活でも、私たちは他人に不満を言うのを避けようとします。またその反対に、自分が他人の気に障ることをしてしまうこともあります。コミュニケーショントレーナーである私には、批判というテーマが多くの人々にとって難しいことがよくわかります。
何週間も、いや場合によっては何年間も、私たちは批判を呑み込みます。けれどもそうしていると、いずれ大きな爆発となり、離婚や解雇などといった破壊的な出来事につながる危険があります。
逆に、絶えず文句や不平を言われている場合、私たちは耳を塞ぎたくなります。あるいは、不満を口に出す代わりに、嫌みを言います。かと思うと、自分に向けられた批判にきちんと耳を傾けず、カッとして言い返します。ただ意見を言おうとしただけなのに、ケンカになることは珍しくありません。
けれども、これらはすべて防げるものなのです。この本で私は上手に批判する方法をご覧に入れます。また、自分に向けられた批判を冷静に受け止め、対処する方法も。
とはいえ、なぜこれが難しいのか、その原因も私にはよくわかります。ですから、否定的なことを口に出す勇気、言葉を正しく選ぶこと、怒りやフラストレーションとうまく付き合う方法などについて詳しくお伝えします。
それから、神経質で感じやすい人に注意深くフィードバックする方法も。私の本はすべてそうですが、ここでも実践的に事を進めています。もちろんこれらはすべて提案に過ぎません。あくまでもご自分のスタイルを見つけるためのお手伝いをするだけです。批判し、また批判されるときのご自分なりのやり方を見つけてください。
※本書における「フィードバック」とは、相手の行動や態度について、「ここはとてもいい。でも、ここはこうしたほうがよい」という、具体的で建設的な批判のことです。相手を攻撃するものではありません。本書で「批判」という言葉を使っているところは、基本的に「批判的なフィードバック」を指しています。 (訳者)
略歴
[著者]
バルバラ・ベルクハン Barbara Berckhan
1957年生まれ。ハンブルク大学で教育学と心理学を専攻。20年以上にわたりコミュニケーションのトレーナーとして活躍している。自信を持って、人とうまく気持ちを通わせることのできるコミュニケーション術を提唱。著書は次々とベストセラーになり、11か国語に訳されている。 『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』『ムカつく相手にもはっきり伝えるオトナの交渉術』など邦訳も多数。
[訳者]
小川捷子(おがわ・しょうこ)
翻訳家。主な訳書に『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』『ムカつく相手にもはっきり伝えるオトナの交渉術』(バルバラ・ベルクハン/阪急コミュニケーションズ)、『すべては「単純に!」でうまくいく』(ローター・J・ザイヴァートほか/飛鳥新社)などがある。
●装幀/後藤葉子
●装画/タラジロウ