君の人生を変える100の小さな習慣
- ビジネス・自己啓発
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学歴がない? 才能がない? チャンスがない? いいえ。あなたには100万人の仲間がいるし、「何もない」ことだって武器になります。視点を変えれば世界が変わる。チャンスはそこらへんに転がっているのです。
- 書籍:定価1540円(本体1,400円)
- 電子書籍:定価1232円(本体1,120円)
- 2012.03発行
内容
「学歴がない」「才能がない」「チャンスがない」あるいは「美貌がない」……
だれもが「ないもの探し」をしています。
でも、本当に「ない」のでしょうか?
そんなことはありません。
あなたには100万人の仲間がいるし、
万が一「何もない」としても、「何もない」ことが武器になります。
チャンスはそこらへんに転がっているのです。
トップファンドマネージャーとして多くの成功者に接し、
大学講師として若者たちが抱える思いに触れてきた著者だから言えること――
若いみなさんに繰り返し伝えたいのは、
あなたにはたくさんの可能性があり、
あなたは無限のチャンスに恵まれているということです。
ただ、そのチャンスは勝手に来てくれることはありません。
行動する者にだけ訪れます。
必要なのは「始めよう」という気持ちだけ
ちょっと視点を変えてみれば、世界は大きく変わり、
新たな人生の扉が開かれます。
その先には、あなただけの“成功”が待っているのです。
さあ、やってみよう!
はじめに――本書を読む際の大切な〝ルール〟(必ずここから読んでください) <![CDATA[
こんにちは、藤野英人です。まずは、この本を手に取ってくださって、ありがとうございます。そして、おめでとうございます! この本はとてもお得な内容になっています。手前味噌ではありますが、この本に出会えたあなたはとてもラッキーだと思います。
いま、この本をめくっているあなたは「『人生を変える』なんて本当?」と半信半疑かもしれません。安心してください。本当です。
この本で紹介するのは、私がファンドマネージャーとして5500人を超える起業家や経営者に直接会ってきた経験から、また、自分自身がキャリアを重ねてきた中での実感から、人生をより楽しく充実させるために大切だと気づいたことです。
時代を引っ張るキーパーソンに面会し、彼らの言動をじっくり観察するうちに、大きな成功を収める人とそうでない人との違いは、実は日ごろのささやかな習慣ではないかと思うようになりました。そして、その習慣は、本当に誰にでもできる小さな行動であると発見したのです。
そこで「人生を幸せにするための習慣」を私なりにまとめて、たくさんの人に紹介したいと思ったのが、この本を書こうと考えたきっかけです。数にして100の習慣を紹介します。「え? 100もやらなきゃいけないの!?」と驚いたあなた。安心してください。この本で紹介するのは、「すべてやる必要はない」という前提でリストアップしたものです。
100ある方法の中から、自分で気に入ったもの、これならすぐにできそうだと思えるものから、始めてみてください。たったひとつでもOKです。
また、1から番号順にこなしていく必要もありません。パラパラとめくって、一番やりやすそうなものからトライしてみてください。 さらに言うと、三日坊主になっても構いません。これについては後で詳しく書きますが、私は「三日坊主で何が悪い」派です。中断したとしても、気が向いたときにまた始めれば十分です。気楽に構えましょう。
●100の習慣すべてをやらなくていい
●1から順番にやらなくていい
●三日坊主でも気にしない
この3つを頭に入れてお楽しみいただけるとうれしいです。大事なのは、昨日までとは違う新しい習慣をひとつ、始めてみるアクションです。
また、この本はどんな立場の人にも役立つものと信じていますが、この本のメッセージを特に届けたいのは、これから社会に出る、あるいは社会に出て間もない若者たちです。
明治大学で教壇に立つようになって、私は多くの学生と直接触れ合う機会をもつようになりました。フレッシュな感性をもつ学生たちから大いに刺激をもらい、楽しんで講義をする一方で、いつも気になっていることがあります。
それは、多くの学生たちが自分に自信をもてず、将来に対して不安を抱えていることです。長引く不況で新卒採用が芳しくないからか、まだ20歳前後で無限の可能性を秘めている若者たちが「社会に出ても力を発揮できないのではないか」と身を縮めているように見えてなりません。実際に、「何もとりえがない私が社会に通用するでしょうか?」と相談にくる学生もいます。
そんな若者たちにぜひ言いたいのです。「君にはたくさんの財産があるし、できることはたくさんある」と。だから、この本で紹介する100の習慣は、できるだけお金や手間がかからず、今日からすぐに始められるものばかりを集めました。実際、これらは明治大学の授業で私が話してきたものなのです。
必要なのは「始めよう」という気持ちだけ。さあ、さっそくページをめくってみてください。
目次
【1】会社で一番早く出社しよう
【2】元気な声で「おはようございます」と言ってみよう
【3】大きな声で挨拶できなければ、会釈して頭を下げることに慣れよう
【4】頭を下げることはカッコいいことだと考えよう
【5】SNSやブログなどで発信してみよう
【6】毎日30分、勉強してみよう
【7】週に1冊、本を読んでみよう
【8】本が苦手なら漫画を読もう
【9】NHKの語学番組を積極的に活用しよう
【10】積極的に旅に出よう
【11】海外で仕事か勉強をする機会を20代のうちにもとう
【12】体を鍛えよう
【13】継続できるスポーツを見つけよう
【14】カラオケ・ゴルフ・ワインなどオジサンの好きなことに興味をもとう
【15】年上の人と積極的に付き合おう
【16】業界の違う友人をもとう
【17】異性の友人をもとう
【18】趣味の仲間との交流を深めよう
【19】同級生や同窓生と定期的に会ってみよう
【20】故郷や親戚との関係を大切にしよう
【21】舞台でパフォーマンスをする機会を作ろう
【22】将来(もしくはいま)、社会人大学院に通ってみよう
【23】人をたくさん褒めよう
【24】たくさん恋をしよう
【25】ラブレターをたくさん書こう
【26】たくさん失恋しよう
【27】たくさん失敗しよう
【28】「勝つか負けるか」ではなく「勝つか学ぶか」と考えよう
【29】会いたい人には会いに行こう
【30】映画を観よう
【31】絵画を観よう
【32】音楽を聴こう
【33】絵を描いたり、書道をしたり、何かを創ってみよう
【34】歌を歌ってみよう、楽器を演奏してみよう
【35】雑誌をたくさん読もう
【36】年賀状に力を入れよう
【37】人と会ったらメモを取ることを心がけよう
【38】手帳にこだわろう
【39】株式投資をやってみよう
【40】新聞をしっかり読もう
【41】目標となる人やライバルを探そう
【42】目標となる人やライバルと会ったり、食事をする機会をもとう
【43】年に1回は分不相応なレストランに行ってみよう
【44】三日坊主でもよい
【45】完璧主義者になるな
【46】有言実行でいよう
【47】実行できないなら、まず有言であれ
【48】他人には常に感謝の気持ちで接しよう
【49】まずは清潔であれ
【50】おしゃれに気を遣おう
【51】小物にも気を遣おう
【52】百貨店や家電量販店を月に一度は見てみよう
【53】流行に敏感であろうと努めよう
【54】日本の文化に接する機会をもとう
【55】オリジナル名刺を作ってみよう
【56】セミナーや講演会では、前のほうに座るようにしよう
【57】セミナーや講演会では、講師に相槌を打ちながら聞こう
【58】セミナーや講演会では、必ず質問をしよう
【59】セミナーや講演会が終わったら、必ず名刺交換をしよう
【60】セミナーや講演会で名刺交換した人には、後でお礼状を書こう
【61】無料の講座に申し込んで話を聞いてみよう
【62】自分用プレゼンを作っておこう
【63】NPOやNGOの活動に参加してみよう
【64】飲み会の幹事に積極的になろう
【65】お金がないなら志をもとう
【66】小さなプライドはきれいさっぱり捨て去ろう
【67】常に視野を大きくもとう
【68】足元をしっかり見つめよう
【69】他人の痛みに敏感な人であろう
【70】弱者に手を差し伸べる人であれ
【71】できないこと、わからないことをはっきり言おう
【72】存在感のない人間より、空気が読めないと揶揄される人間でいい
【73】最新の技術や科学に関心をもとう
【74】環境問題について敏感であれ
【75】自分の幸せより他人の幸せを最優先に考えよう
【76】社会人になっても予定表を作ろう
【77】まめになろうと心がけよう
【78】面白いギャグや一発芸を身につけてみよう
【79】不器用であれば、不器用で売り込めないか考えてみよう
【80】食べ物に気をつけて、食事の内容に関心をもとう
【81】見たい、聞きたい、知りたいという好奇心をもとう
【82】怒る前に1分間、考える習慣をつけよう
【83】他人と自分の違いを個性と受け止め、尊重するようにしよう
【84】誰からでも学ぶ姿勢を貫こう
【85】ケータイを使いこなそう
【86】パソコンに精通しよう
【87】どこででも寝られるようにしよう
【88】テレビからも積極的に情報を入手しよう
【89】いっそのことテレビを捨てよう
【90】疲れたら休もう
【91】自分を許そう
【92】どうしようもなくなったら逃げることも考えよう
【93】どんな状況も楽しもう
【94】若者批判に同調しない
【95】自分には100万人の仲間がいると想像してみよう
【96】普通の家庭や普通の人生というものはないと考えよう
【97】話してもすぐにはわかり合えないことを理解しよう
【98】お金を大切にしよう
【99】「何もない」も武器になる
【100】何かあったら、この100か条を見返そう
略歴
[著者]
藤野英人(ふじの・ひでと)
レオス・キャピタルワークス取締役・最高投資責任者(CIO)。
明治大学非常勤講師。スクール・エイド・ジャパン理事。
1966年富山県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、国内外の運用会社で活躍。抜群の運用実績で「伝説のカリスマファンドマネージャー」と謳われる。2003年独立。現在は、販売会社を通さずに投資信託(ファンド)を購入する直販ファンドの「ひふみ投信」を運用。22年で延べ5000社、5500人以上の社長に取材し、数多くのキーパーソンと交流をもつ。
明治大学商学部では、10年以上前から非常勤講師として「ベンチャーファイナンス論」を担当。企業を訪問し、社長や社員に取材するという自身のスタイルを、学生にも教えている。
体力に自信があり仕事漬けだった30代に、突然喘息を発病したことを機に健康に対する意識が高まり、スポーツを始める。友人のすすめでトライアスロンに挑戦し、見事完走。現在はテニスと社交ダンスを週に1回ずつ習っている。自分の体を気遣うことで他人への気遣いや思いやりが生まれることを知り、人生を見つめ直すきっかけにもなった。
ツイッターやフェイスブックを積極的に活用し、幅広く交流・発信している。現在もっとも力を入れていることは、自身が主宰する「ツイッターピアノの会(ツイピの会)」。海外進出も果たし、ますます拡大中。
著書『図解 スリッパの法則』(PHP研究所)、『運用のプロが教える草食系投資』(共著/日本経済新聞出版社)、『もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら』(阪急コミュニケーションズ)、『日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。』(ダイヤモンド社)ほか。
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●編集協力/宮本恵理子
●ブックデザイン/畠中ゆかり