そろそろ産まなきゃ 出産タイムリミット直前調査
- 社会
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いつかは欲しい……けど、悩んでる時間はそうないぞ。 恋に仕事に人生を楽しんできたけれど、ふと気づけば「出産タイムリミット」はすぐそこ!?
- 書籍:定価1540円(本体1,400円)
- 電子書籍:定価770円(本体700円)
- 2008.03発行
内容
30代以上の“タイムリミット”がちらつく女性にとって、「産むか産まないか」はいちばん切実な悩み。
「産んで幸せとはかぎらない。でも産まずに後悔しないとも言い切れない」
ただ、なんとなく延ばし延ばしできて、結局、産むにはきつい年齢になっていたというのはちょっと切ない。
本書は、そんな女性たちが今どんな迷いの渦中にいるのかをさぐりつつ、「実際いつまで産めるのか」「高齢出産のメリットとデメリット」「産まないという生き方」など、自分らしい〈出産/非出産〉を考えるためのレポートです。
目次
まえがき
第1章 ホントのところ、いつまで産めるの?
ハハの壁
出生率は下げ止まるか?
「マル高」の真実
高齢出産にもメリットがある!?
「タイムリミット」の真意
「できちゃった」ら産めるのか
本当に産みたいのかを考えた人は少ない
ためらいの理由を見直す大切さ
どうせ産むならベストな産みどきで
オンナが「オンナのからだ」を知らなさすぎる!?
出産難民時代が来た!
出産難民時代のもうひとつの真実
産み方も選ぶ時代
見直される助産院と自宅出産
気になる出産育児事情――マネー編
気になる出産育児事情――意識編
不妊時代という現実
「知らなすぎる」という弊害
第2章 その手があったか! 欲しい人のための出産最新事情
卵子保存は可能か
英国のすごい知恵
出産はアイデンティティーの証明か?
男は加齢に勝てるか
クローズアップされてきた男性不妊
いったい誰の子?
精子バンク、卵子バンク、そしてついに!
もし卵子に問題があっても……
いまは産めない、でも欲しい!
代理出産という最終選択
本場アメリカの代理出産状況
生殖医療の進歩はどこまでいくか
「わが子」をめぐる制度をどう整えるか
第3章 産んでよし、産まないのもまたよし!
出産vs.非出産、みんなの本音
「高齢駆け込み出産で産みました」
「やっと『産みたい』ほうへ気持ちが傾きました」
「できちゃった婚が理想だと彼は言います」
「彼の子でないなら、産むことは考えられません」
「産まなくてもいいとは思っているんです」
「あとから欲しくなるかも? うーん、ないと思いますね」
「焦ってはいないけれど、35歳までに産みたい」
妊娠をめぐるそれぞれの事情、それぞれの思惑
どう見つける? どう育てる? ヘルプする男
第4章 産まなくても豊かに生きる
産まなかったらどうなるの?
産まないことのリスクを知っておく
産まないと決めたら
そこまでして、という思い
産みたいのではなくて、育てたいのだとしたら
迷いは「産みたくない」サインかも
産まない決断も認められる社会へ
産む/産まないで、私が決めたこと
あとがき
取材協力
参考文献
100人アンケート
著者
三浦天紗子(みうら・あさこ)
ライター、ブックカウンセラー。1988年よりライターに。女性誌を中心に、インタビュー、ブックガイド、恋愛、美容、健康などの記事を担当。女性が幸せになるためのナレッジ提供がマイテーマ。著書に『ブックセラピー 女性が元気になるためのブックガイド』(アンドリュース・プレス)、『20歳(はたち)を過ぎたら、ブスはあなたのせい』(インフォバーン)、『モテる女のひみつノート』(戎光祥出版)などがある。現在、ブログコンテンツ『書評王の島』( http://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/)内で、恋愛本書評「恋愛BON☆ディープスロート」を連載中。
●ブックデザイン/守先 正
●プロデュース/アップルシード・エージェンシー