プロが教える「ほめ言葉」 人のやる気を生み出す「ひと言」の極意
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大嶋利佳 著
- 書籍:定価1650円(本体1,500円)
- 電子書籍:定価1320円(本体1,200円)
- 四六判・並製/208ページ
- ISBN978-4-484-07242-5
- 2008.01発行
「やるじゃないか、○○君。いいね」。 業績の良い会社ほど、ほめ言葉が飛びかっている! ビジネスコミュニケーションのプロが実践し、お勧めする、人を動かす魔法の言葉。
内容
ほめ言葉ほど、人を動かすものはありません。
働く動機にはいろいろありますが、私たちは、互いにほめ合える上司や同僚に囲まれてこそ「がんばろう」と思えるのではないでしょうか。
本書を通じて、ほめるヒントを見つけたら、実践してみましょう。きっと周囲の人もあなた自身も、大きく変わります。
目次
はじめに
第1章 なぜ今、ほめ言葉が必要なのか
ほめて部下を伸ばす時代がやってきた
若い人たちの「やりがい」が変わってきている
人をほめられない四つの理由
部下をほめて自分も伸ばす
言葉は表情に乗せてはじめて伝わる
「心がこもっていればいい」という勘違い
叱ったらほめてフォローする
ダメな上司はすぐに謝る
甘いほめ言葉の後には、ビターな課題を出す
「ほめる」と「叱る」がバランスよくできる人になる
第2章 ほめ言葉が人間関係を豊かにする
ほめればほめるほど、ほめ方がうまくなる
部署や会社ぐるみでほめ合うのも効果的
ほめ言葉のバリエーションを増やす
「ほめ上手」に学ぶ
ほめられないときは「形から入る」
タイプ別のほめ方――こんなタイプはどうほめる?
絶対知っておいてほしい「目上」に対するほめ方
ハラスメントには要注意!
「ほめる」ときに守ってほしい三つの原則
こんなところにも気をつけたい
第3章 まず、相手の存在を認めることからはじめよう
ほめ合える職場にしよう
挨拶もほめ言葉のうち
頻繁に声をかけ合うことから人間関係は築かれる
パソコン時代の落とし穴
声でほめる、表情でほめる、目でほめる
相手の気持ちに共感する
部下に意見を求める
相手に対して興味を持っていることを伝える
相手の会社をほめる
ほめ言葉を否定されたら、重ねてほめる
別れ際のほめ言葉は印象に残る
お礼のメールでほめる
知っておきたい、ほめられたときの返し方
第4章 相手の小さな長所や成長を見逃さない
長所や成長に気づいたらほめる
観察のポイントをつかむ
ポテンシャルに目を向ける
当たり前のことだと思わない
少しだけ大人になることが大事
順調さもほめどころのひとつ
事実を伝えるだけでも「ほめ効果」は期待できる
過去と現在を比較してみる
改善された点に意識を向ける
自分自身にない長所を探す
陰の努力に思いをはせる
第5章 人を動かす「ほめ言葉」
存在を認め、喜びを伝える
部下が求めているほめ言葉で成果を称える
「任せる」「依頼する」でほめる
「特別扱い」で人を動かす
相談する形でほめる
未来に目を向かせることでほめる
人に紹介するときにほめる
第三者を介してほめる
第三者の言葉を伝える
不安な気持ちを救うほめ言葉
落ち込みから引き上げるほめ言葉
フレームを差し替えてあげる
第6章 豊かな表現力がみんなを幸せにする
仕事以外でもほめ言葉をどんどん使おう
「ありがとう」は人を動かす魔法の言葉
アフターファイブでほめる
料理をほめる
人の家に呼ばれたときに
家族やペットをほめる
家庭でほめる
付録 ぜひとも覚えておきたい「ほめ言葉」
著者
大嶋利佳(おおしま・りか)
1960年生まれ。大学卒業後副手として大学勤務、その後、会社勤務等を経て、88年第一回日本語教育能力試験に合格。同年から日本語学校講師・ビジネス専門学校教員として日本語教育・ビジネスマナー・パブリックスピーチおよび就職試験指導を担当。97年社員研修業で独立起業、2001年7月スピーキングエッセイに改組。現在、スピーキングエッセイ取締役講師代表、ウイズダム顧問講師。社団法人日本経営協会講師。
主な著書に『なぜあの人の話し方は「強くて美しい」のか?』『たった3分で美人になる話し方』(ともに明日香出版)、『3分でわかる好感度アップの話し方』(大和書房)、『シーン別!正しい敬語文例&フレーズ辞典』『シーン別!電話のマナー実例&フレーズ辞典』(ともに秀和システム)などがある。
http://www.speaking-essay.com