GAKU,Paint! 自閉症の息子が奇跡を起こすまで
重度の自閉症と知的障害、そして多動症。言語能力は6歳くらい。
そんなGAKUは16歳のとき、突然絵を描きはじめ、世界が変わりだした。
自閉症「がっちゃん」が、アーティスト「GAKU」になるまでの、そしてこれからの物語。
*作品やアトリエの様子、コラボグッズ、幼少期の写真など、口絵16ページ付。
内容
レスポートサック、ザボディショップ、ゴディバ、ダイアナ……
ほかにもさまざまなブランドとコラボ商品を展開する、アーティストGAKU。
その商品は国内だけではなく、世界中で展開されています。
個展は国内だけではなく、NYでも成功をおさめ、画集を作るためのクラウドファンディングでは、1,200万円を達成。
朝日新聞や神奈川新聞、テレ朝、TBS、フジテレビ等、メディアでも取り上げられることが多いGAKUは、いま注目のアーティストです。
毎日笑顔でいるGAKUも、ここにくるまで多くの内面的な葛藤を乗り越えてきました。
今でも、自閉症に伴う激しい衝動と日々対峙しています。
言葉を持たない彼が「絵」という武器を手に入れるまでは、とてつもなく長い長い道のりだったのです。
もくじ
CHAPTER1 がっちゃんの幼少時代
CHAPTER2 アメリカでの生活
CHAPTER3 GAKUが絵を見つける
CHAPTER4 アート活動を本格的にすすめる
CHAPTER5 広がるGAKU WORLD!
CHAPTER6 これからのGAKU
著者略歴
佐藤典雅(さとう・のりまさ)
株式会社アイム代表。
BSジャパン、ヤフージャパン、東京ガールズコレクション、キットソンのプロデューサーを経て、自閉症である息子のために福祉事業に参入。川崎市で発達障害の児童たちの生涯のインフラ構築をテーマに活動している。神奈川ふくしサービス大賞を4年連続で受賞。著書に『療育なんかいらない!』(小学館)がある。息子であるGAKUは国際的なアーティスト活動が注目され、数多くのメディアで取り上げられている。
アイムのHP http://imhappy.jp/
佐藤楽音(さとう・がくと)
自閉症アーティスト。
2001年神奈川県生まれ。3歳のときに自閉症と診断され、4歳で、当時最新の療育を提供していたといわれるアメリカ・ロサンゼルスへ家族で渡る。以後、9年間ロスで療育を受けながら過ごす。14歳のとき、日本に帰国。中学卒業後は、父親が彼のために設立した福祉施設「アイム」が運営するフリースクール「ノーベル高等学院」へ入学。そこでCOCOと出会い、絵を描くことに目覚める。現在は、生活介護「ピカソ」に在籍し、日々精力的にアート活動を続けている。
オフィシャルサイト http://bygaku.com/