羽生結弦 アマチュア時代 全記録

羽生結弦 アマチュア時代 全記録
CCCメディアハウス 編
  • 書籍:定価2640円(本体2400円)
  • 電子書籍:定価2376円(本体2160円)
  • A5判・並製/320ページ
  • ISBN978-4-484-22223-3
  • 2022.11.01発行

528点の写真とともに振り返る、
ひたむきにスケートと向き合い続けた努力と成長の軌跡

本書は羽生結弦選手のこれまでのスケート人生を
大ボリューム528点の報道写真と当時のニュース原稿をもとに振り返る完全保存版!

ファン必携の資料的価値の高い1冊。

書籍

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電子書籍

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序文

1994年12月7日。
後に「アイス・プリンス」として
世界を魅了する
希代のフィギュアスケーターが
宮城県仙台市に生まれ落ちた。

姉の影響で4歳からフィギュアスケートを始めた彼は、初めてスケート靴を履いた時から氷上ですっと立ち上がり、走ることができたという。幼い頃はやんちゃで、ハードな練習を投げ出しそうになりながらも「好きで始めたことに屈したくない」と自らリンクに立ち続けた。
 2004年に初めて全国大会に出場してから18 年、オリンピック2連覇、男子初のスーパースラム(主要国際大会6冠)達成、前人未到の4回転半ジャンプへの挑戦など数々の偉業を成し遂げ、常にリンクの上で自身と戦ってきた。
 彼が2022年7月19日にプロ転向の決意を宣言するまでの軌跡を、本書は当時の写真とニュース記事とともに振り返る。そこにあるのは、ひたむきにスケートと向き合い続けたアスリート「羽生結弦」の努力と成長のドラマだ。
 本書の制作をご快諾いただいた株式会社team Sirius様、ニュース原稿をご提供いただいた時事通信社様、写真をご提供いただいた山田真実様、イメージワークス・中村康一様、写真の掲載をご許可いただきました選手、関係者の皆さまに、心よりお礼を申し上げます。

目次

2004 ~ 2010
2004 全日本ノービスB 初出場で金メダル
2005 全日本ノービスBで2位
2006 全日本ジュニア選手権に初出場
2007 全日本ノービスAで優勝&ジュニア選手権で3位
2008 全日本選手権で健闘
2009 各種大会で優勝を総なめ 男子史上最年少記録も
2010 グランプリシリーズNHK杯でシニアデビュー

2011
四大陸選手権で2位
ネーベルホルン杯で優勝
中国杯で4位
ロシア杯で優勝── グランプリシリーズ初制覇

2012

初出場の世界選手権で3位
スケートアメリカで2位
NHK杯で初優勝
グランプリファイナルで2位
全日本選手権で初優勝──新たなエースとして

2013
四大陸選手権で2位
世界選手権で五輪枠「3」確保
全日本空輸(ANA)と所属契約
スケートカナダで2位「ものすごく悔しい」
フランス杯で2位
グランプリファイナル初優勝
全日本選手権連覇を果たす
初の五輪代表に

2014
金メダル候補としてソチ入り
ソチ五輪・フィギュア団体男子SPで1位発進
ソチ五輪・世界歴代最高点でSP首位
演技で感謝を……
日本選手第1号・フィギュア男子初の金メダル
「聖地」の神様が後押し
一問一答01「五輪ってすごい」
金メダルを手に感謝
ソチ五輪閉幕
メダルを胸に帰国
うれしいご褒美
故郷に金メダルを報告
世界選手権、逆転で初優勝
ギネス認定証授与──SP世界歴代最高点で
園遊会に招かれる
記者会見・授与式に大忙し
凱旋パレードに9万人
希望ともす栄誉・紫綬褒章受章
チョコレートのCMに出演
中国選手と激突し負傷
NHK杯4位でファイナルへ
グランプリファイナル2連覇
一問一答02 ファイナル連覇でファンに感謝

頂点への「向上心」──羽生結弦、被災地に光明
全日本選手権3連覇/腹部の手術

2015
世界選手権2連覇ならず
世界国別対抗戦で3位
世界歴代最高点でNHK杯優勝
一問一答03「この点数がまた壁になる」
グランプリファイナル、史上初の3連覇
全日本選手権4連覇

2016
復興支援アイスショー
世界選手権で2位
左足甲の靭帯損傷で2カ月の安静
三つのギネス記録と4回転ループ認定
スケートカナダで2位
NHK杯、2年連続3度目の優勝
グランプリファイナル史上初の4連覇
全日本選手権欠場

2017
四大陸選手権で2位──激しさを増す4回転争い
世界選手権で2度目の優勝
仙台市に記念モニュメント
世界国別対抗戦で優勝
JOC杯受賞/新プログラム披露
フリーに再び「SEIMEI」を選曲
スケート教室で指導
オータム・クラシックで2位
ロシア杯で2位
公式練習で足を負傷しNHK杯欠場

2018
五輪連覇を目指し出発
平昌五輪でSP首位発進
若き3人と追いつ追われつ──新たな時代へ扉開く
一問一答04 五輪連覇への意気込み
五輪2連覇に歓喜
一問一答05「何より、自分に勝てた」
冷たくて重い金メダル
2連覇から一夜明け
完成度の勝負/白鳥に思い乗せ……
平昌五輪閉幕、笑顔で凱旋帰国
アイスショーをプロデュース
仙台で10万8000人が連覇を祝福
園遊会に出席
紫綬褒章、国民栄誉賞W受賞
一問一答06 国民栄誉賞を受賞して

復興庁から特別感謝状
オータム・クラシックで優勝
フィンランド大会で優勝
ロシア杯で優勝── 日本男子最多のグランプリ通算10勝目
グランプリファイナル、全日本選手権を欠場

2019
初の1位「好きなスポーツ選手」
世界選手権で4カ月ぶりに復帰
「頭が真っ白に」SP3位発進
世界選手権は総合2位
戻ってきた先の高い壁
4回転争い激しく──6種類「全部、やる気」
新モニュメント設置/ショーで4回転トーループ着氷
今季初戦オータム・クラシックで優勝
一問一答07「ぶざまな姿は見せたくない」
 ~羽生結弦が語った今シーズンと、その先~
重圧はねのけ自己最高点、スケートカナダで初優勝
NHK杯優勝、グランプリファイナル進出へ
グランプリファイナル、逆転ならず2位
4回転半、世界選手権へ意欲
一問一答08 クワッドアクセルを語る
「今年活躍したアスリート」の1位に
4年ぶりの全日本選手権、「完璧」を求めたSP
連敗喫し、どうする羽生

2020
プログラム変更「自分の呼吸じゃない」
四大陸選手権、世界最高でSP首位に
四大陸選手権初優勝でスーパースラム達成
ISU年間表彰で最優秀選手賞受賞
全日本選手権、葛藤の中の決意
久々の実戦で首位発進
全日本選手権、5年ぶり5度目の制覇
コロナ禍初戦で底力、迷い乗り越え王座奪還
世界選手権代表に選出
4回転半という「最終目標」は揺るがず
思いを込め「春よ、来い

2021
走り続け、立ち止まってきた10年
「何を言えばいいのか、伝えればいいのか、分かりません」
世界選手権開幕、楽しませ楽しんだSP
世界選手権3位、特別な年にV奪還ならず
「何かを残したい」── 世界国別対抗戦始まる
穴にはまるミスでフリーでも2位

世界国別対抗戦で日本は3位、ロシアが初V
4回転半にトライ、公式練習で6度転倒
「限界に挑む」4回転半を語る
4回転半に向けて「必ず」
右足首負傷のためNHK杯欠場
北京五輪目指し、全日本で4回転半挑戦へ
ブランクあっても圧巻、SP首位発進
4回転半決まらずも夢へ一歩
一問一答09「皆さんの夢だから」
北京五輪でも4回転半に挑戦

2022
3連覇へ向け北京で初練習、4回転半「絶対必要」
一問一答10「まだ成長しなくては」
コロナ禍と葛藤の先に── 羽生、また戦いへ
「氷に嫌われた」万全期しても落とし穴

一問一答11「穴に入った。しょうがない」
謙信に自らを重ねて── 軍神宿る「天と地と」
「みんなの夢」を乗せて4回転半への挑戦
一問一答12 僕なりの「4回転半」
羽生結弦、自身の今後を語る
王者の果敢な挑戦、生きざまを刻む
アイスショーで演技── 北京五輪以来3カ月ぶり

羽生結弦が「これから」を語ったプロ転向会見
プロのスケーターとして、ここからがスタート

公式戦プログラム 曲目リスト
写真
時事通信フォト、中村康一(Image Works)、山田真実
テキスト
時事通信社

編集

大野真
編集補助
神田めぐみ
ブックデザイン
SANKAKUSHA
カバーデザイン
山下喜恵子(SANKAKUSHA)
校正
文字工房 燦光
協力
株式会社team Sirius

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