フランスの女は39歳で「女子」をやめる エレガントに年を重ねるために知っておきたい25のこと

フランスの女は39歳で「女子」をやめる

40歳は恐ろしい年齢です。それは私たちが私たち自身になる年齢なのです。【シャルル・ペギー(フランスの詩人・思想家)】

アメリカ人ジャーナリストがフランスのマダムに学んだ、自分のスタイルを作る心得。これからは、もっと自由に生きていける。

天職/パートナー/40代の幕開け/子育て/聞こえ方/セックス/夫の願い/病気/専門性/中年の危機/哲学/洋服選び/法則&ルール/知恵/先輩としてのアドバイス/教訓/家具/物事や状況の理解/外国語/親友/断り方/家族/恐怖/自分のルーツ/結婚生活……etc.

女子でも、おばさんでもなく、私たちは「大人の女」になるのだ。

 私っていくつに見える? そう思ったのなら、フランスでカフェに入ってみるのが一番です。私が30代初めでパリに移り住んだばかりの頃、カフェのウェイターには「マドモアゼル」と呼ばれていました。カフェに入ると「ボンジュール、マドモアゼル」。コーヒーを出されるときには「ヴォワラ、マドモアゼル」。
 けれども40代にさしかかる頃、ウェイターは私を「マダム」と呼ぶようになったのです。最初はわざとらしく丁重に言われたり、からかいのウィンクをされたり、「マダムごっこ」さながらに。
 この「マドモアゼル」から「マダム」への変化は面白いものです。ウェイターたちが仕事がひけた後に集まって、どの女性客を「格下げ」するのかをスライドでも見ながら決めているのでしょうか? 「はじめに——ボンジュール、マダム」より

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目次

 はじめに——ボンジュール、マダム
第1章 天職を見つけることについて
第2章 パートナーを探すことについて
第3章 40代の幕開けについて
第4章 子育てについて
第5章 聞こえ方について
第6章 セックスについて
第7章 夫の妄想を叶えることについて
第8章 命には限りがあると実感することについて
第9章 「専門家」になることについて
第10章 「中年の危機」について
第11章 自分の
シャドウに向き合うことについて
第12章 洋服選びについて
第13章 華麗に歳を重ねることについて
第14章  法則を知ることについて
第15章 賢くなることについて
第16章 他者にアドバイスすることについて
第17章 「家具を見直す」ことについて
第18章 物事や状況を理解することについて
第19章 外国語で考えることについて
第20章 友達を作ることについて
第21章 「ノー」と言うことについて
第22章 家族をコントロールすることについて
第23章 怖い経験をすることについて
第24章 ルーツを知ることについて
第25章 結婚生活を続けることについて
結論――「ファム・リーブル」になるには

プロフィール

[著者]
パメラ・ドラッカーマン Pamela Druckerman
ジャーナリスト。コロンビア大学大学院卒業。『ウォール・ストリート・ジャーナル』の外国特派員としてブエノスアイレス、サンパウロに駐在経験をもつ。現在、『ニューヨーク・タイムズ』のコラムニストとして活躍している。夫と娘、双子の息子らとともにパリ在住 。主な著書に『フランスの子どもは夜泣きをしない』(集英社)、『フランス人は子どもにふりまわされない』(CCCメディアハウス)など。
 
 
[訳者]
鳴海深雪 Miyuki Narumi
翻訳家。国際基督教大学教養学部卒業後、リトアニア共和国ヴィトタス・マグナス大学で修士号取得。英語とリトアニア語の通訳のほか、リトアニア語の絵本や詩の翻訳にもたずさわる。訳書に『すべての女性が30歳までに知っておきたい30のこと』『大人の女はお金とどうつきあうか? お金の正しい使い方、増やし方と心構え』『幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』(すべてCCCメディアハウス)など。

本文デザイン+装丁 増井かおる[tsukuru]
校閲 円水社

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