寿命100歳以上の世界 20XX年、仕事・家族・社会はこう変わる
- 社会
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誰もが健康なまま100歳を迎えられる!? 全米で「長寿革命」が大論争に! 総人口はどうなるか、地球環境は守られるか、家族関係や豊かさ、宗教心はどう変わるか……。シリコンバレーのテクノロジーアナリストが新時代へと案内する。
- 書籍:定価2310円(本体2,100円)
- 電子書籍:定価1848円(本体1,680円)
- 2013.10発行
内容
人類史上初めて150歳まで生きる人物はすでに生まれている。
(アメリカのプルデンシャル生命保険広告より)
70歳で妊娠することも、110歳から次のキャリアを築くことも可能になる
――これは遠い未来ではない!
再生医療など科学技術の進歩により、
平均寿命が100歳を超える日が近付いている。
誰もが健康なまま
現在の2倍も長生きするようになれば、
総人口はどうなるか、地球環境は守られるか、
家族関係や豊かさ、宗教心はどう変わるか……。
シリコンバレーのテクノロジーアナリストが
「長寿革命」の新時代へと案内する。
ワシントン・ポスト・ベストセラー!
誰もが健康なまま100歳を迎えられる!?
全米で「長寿革命」が大論争に。
「健康寿命を延ばそうとしてきた人類の歴史と科学を
見事にまとめた本書は、まさに我々が必要としていた本だ」
――ジョージ・チャーチ(ハーバード・メディカル・スクール遺伝学教授)
「この楽観的な予測は伝染する」――ウォール・ストリート・ジャーナル
「医学とテクノロジーの最新のイノベーションの話題が満載」――ハフィントン・ポスト
目次
まえがき 死という問題 ピーター・シール
第1章
人類の永遠の希求──若返りの泉を追い求めて
わたしたちが悪いのです
死の克服は悲劇で終わる?
死と闘う
第2章
科学技術の進歩で人間の寿命はどう延びるか
老年という概念の再定義
SFが現実に
サンショウウオから学ぶ
細胞を操作する
遺伝子を操作する
老化の度合いを自由自在に
抗老化薬を探して
史上最大の生命工学プロジェクト
第3章
自然界と長寿革命
長生きする人類に地球はどこまで対応できるか
長生き社会の人口動態を予測する
トマス・マルサスはなぜまちがったのか
長寿・富裕化社会と環境浄化
次なるステップ
予防原則vs.イノベーション
第4章
長寿は是か非か、意見の対立──長生きしても、よりよい人生を送れるか
自然と人類
自然状態への増強的介入は賢明なのか
優生学の脅威?
資源利用と社会正義
人権、遺伝子に端を発する戦い、経済格差
イノベーション、指数関数的成長、テクノロジーの分配
わたしたちの祖先は長生きしたいと思っただろうか
第5章
家族が変わる
不妊治療技術の現在と未来
「はい、誓います」を言わないですむ
大人になるまで時間がたっぷりある
家族の進化──カップルの関係と子どもたち
家族文化と共有される記憶
家族の規模と構造
拡大・混合家族への回帰
第6章
長寿社会の金銭的恩恵は?
時間の価値
健康と富の関係
教育の役割
修羅場をくぐった人々
いつまでも野心を持つ
仕事への固執と引退の再定義
貯金と投資
多かれ少なかれあくせくする?
第7章
あの世vs.この世で長生き──長寿時代における宗教
不死も夢物語ではない
信仰は失われるのか──再検証
教育と宗教的体験
宗教の魅力
変動する宗教勢力図
時代と共に歩んで
長生きする世界──宗教の範疇を広げる
第8章
長寿社会を目指すリーダーたち
ミームを広めるセールスパーソンたち
通人(メイヴン)──長寿に関するミームの伝達をあおる情報収集家
コネクター
それって実際の話? 最先端の人たちがやっているって本当?
バイオロジーに挑むテクノロジー界の大物たち
必要性の背景
政策に変革を
生命のため、そして世界変革のための闘い
訳者あとがき
原注
略歴
[著者]
ソニア・アリソン Sonia Arrison
カリフォルニア州マウンテンビューにある「シンギュラリティ大学」の創立メンバー、アカデミック・アドバイザー、理事。パシフィック・リサーチ・インスティテュート(PRI)の上席研究員、ネットメディアTechNewsWorldのコラムニストも務める。メディアにしばしば寄稿し、ゲストとしても登場するほか、CNN、ロサンゼルスタイムズ紙、ニューヨークタイムズ紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、USAトゥデイ紙などでその研究が紹介されている。サンフランシスコのベイエリアに在住。
[訳者]
土屋晶子(つちや・あきこ)
翻訳家。訳書は『動物たちの喜びの王国』『奇妙でセクシーな海の生きものたち』(インターシフト刊)のほか、『フューチャー・イズ・ワイルド』『フューチャー・イズ・ワイルド完全図解』『新恐竜』(ダイヤモンド社刊)、『世界の動物分布図』(シルバーバック刊)など。
●カバーデザイン/森 裕昌
●翻訳協力/株式会社トランネット
●校閲/円水社
●本文デザイン/明昌堂