「若返りホルモン」をぐんぐん増やす16の習慣 3か月で見違える!

「若返りホルモン」をぐんぐん増やす16の習慣
満尾正 著
  • 書籍:定価1540円(本体1,400円)
  • 電子書籍:定価1232円(本体1,120円)
  • 四六判・並製/224ページ
  • ISBN978-4-484-13229-7 C0077
  • 2013.09発行

アンチエイジングの名医が教える、若返りホルモンを増やす生活習慣のコツ。更年期を目前に控えた40代にとって、ホルモンの減少は生活の質まで下げかねない大きな問題です。運動、睡眠、食など生活習慣のアドバイスを紹介します。男女ともに必読の1冊。

書籍

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電子書籍

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内容

アンチエイジング医療の先駆者が教える
意外に簡単! 誰でもできる!
「若返りホルモン力」を上げる生活術

更年期を目前に控えた40代にとって、ホルモンの減少は生活の質まで下げかねない大きな問題です。運動、睡眠、食など生活習慣のアドバイスを紹介します。男女ともに必読の1冊。

[運動習慣]きつい筋トレより「スロトレ」が若い活力を生む
[睡眠習慣]「寝る・起きる」のリズムを整えて老化をストップ
[抗ストレス習慣]笑って、日光にあたって、イキイキ脳をつくる
[食習慣]大豆、魚……食べて「女力」「男力」を上げる
[生活習慣]心身の「錆」を防ぎ、ホルモン不足をカバーする

若く見える人は、体の中も若い!
あなたの《不調の原因》は、ホルモンに悪い生活習慣によるものかもしれません。

✖ 疲れやすくなった、疲れがとれにくい。
✖ 風邪をひきやすくなり、治りにくく長びく。
✖ 肌のシミ、しわ、くすみ、たるみが目立つ。
✖ 寝つきが悪くなった。
✖ 怒ったり、落ち込んだり、感情が不安定になった。

≪ベストライフ提案16≫
1 ステップ運動で若返りホルモン力が上がる
2 レジスタンス運動で筋肉も精神も強くする 
3 リモコンを捨てれば「体脂肪」が若返る 
4 「正しい早寝」で肌と筋肉の若さを保つ
5 「正しい早起き」で熟睡し、老化をはね返す
6 1日7時間眠って女性力、男性力を高める
7 「笑い」でストレスを消し、ホルモンバランスを整える
8 毎日30分の日光浴で脳と骨を強くする
9 ワーク・ライフ・バランスを保って「副腎疲労」を防ぐ
10 「空腹」を感じる食生活で美肌になる
11 老化を早める「白い炭水化物」を控える
12 納豆、豆腐……大豆パワーで「女力」を上げる
13 タマネギ、ニンニク、カキで「男力」を高める
14 魚を食べてDNAから若返る!
15 レインボーフードで体の「錆び」を防ぐ
16 触れ合いを深めて愛情ホルモンを増やす

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はじめに

気がついたら、若さをすっかり失っていた、なんてことにならないために、ちょっと立ち止まって、自身と生活を見直してみませんか。
若さは年齢を重ねるにつれて失われていくものでしょうか? 
実年齢よりずっと若く見える人は大勢います。
若さを保っているのは脳や体の機能です。その重要な機能の一つがホルモンです。

体内には100種類以上のホルモンがあり、若さの維持や老化の抑制にかかわっているホルモンがいくつもあります。それがアンチエイジング、日本語にして若返りのホルモンです。よく知られている女性ホルモン(エストロゲン)、男性ホルモン(テストステロン)もその一つです。その名称から女性だけのもの、男性だけのものと誤解されがちですが、女性ホルモンは男性にも、男性ホルモンは女性にもあって、それぞれ骨、筋肉、脂肪組織、脳、皮膚……と多くの組織・器官のはたらきを調節しています。他にも、成長ホルモン、DHEA、セロトニン、ビタミンD(ビタミンの一種ですが、ホルモンの仲間です)など、普段はあまり耳にしない名称の若返りホルモンがあって、それぞれ多くの組織・器官のはたらきを維持しています。

ホルモンの多くは加齢にともなって変化します。とくに若返りホルモンは変化しやすい、というより若返りホルモンの分泌量の減少やはたらきの低下によって、心身の老化が進むのです。
大好きだったこともおっくうになった、食欲が落ちた、手足の冷えがひどくなった、筋力が衰えた、熟睡できなくなった、肌のトラブルが増えた……どれも若返りホルモンの減少によっておこる症状(老化)です。逆にいえば、若返りホルモンを増やすことによって防げる症状でもあります。

ホルモンを増やす? 加齢にともなって減少するものをどうやって……と思うでしょうが、ホルモンは加齢だけでなく、ストレス、運動不足、不眠、栄養の偏りなどの要因によっても減少したり、はたらきが低下したりします。この加齢以外の要因を修正し、さらにホルモンを増やす方法を積極的に実践すれば、ホルモンパワーを高めることができます。

本書では若返りホルモンを増やす16の方法を提案しています。これは、
● 1回10分ずつ1日3回、ステップ運動(踏み台を上り下りするだけの簡単な運動)を行う。
● 自宅でのパソコン作業は夜から朝に変える。毎朝決まった時間に起きる。
● 朝、昼15分ずつ太陽の光を浴びる。
● 1日30分くらい笑いを求めて大いに笑う。
● 白米ごはん、食パンを減らし、大豆、魚を1日1食以上食べる。
 ―など、単純な方法です。いずれも生活の中でちょっと心がけるだけで、誰にでもできます。面倒がらずに実践し続けて、3か月後、6か月後には、気がついたら若さをしっかり取り戻していた、なんて実感が得られるはずです。

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もくじ

はじめに 

序章 知らなきゃ老いが加速する!
「若返りホルモン力」を上げる生活、下げる生活

ホルモン変化がもたらすもの その生活って、ホルモンに悪い! 
いくつ知ってる? 若返りホルモンと老化ホルモン 
意外に簡単! 若返りホルモン力を上げる生活

第1章 若返りホルモンを増やす3つの運動習慣

きつい筋トレより「スロトレ」が若い活力を生む
運動で増える若返りホルモンは? 

1≪ベストライフ提案≫ステップ運動で若返りホルモン力が上がる
「奇跡のホルモン」と呼ばれたDHEA 
DHEAが減ると老化が進み、増えると若返る 
ステップ運動で筋肉を刺激し、DHEAを増やす
長続きのコツは「分割」と「組み合わせ」
負担少なく、効果大きい! スロージョギング 

2≪ベストライフ提案≫レジスタンス運動で筋肉も精神も強くする 
女性にも欠かせない男性ホルモンの力 
男性ホルモンの減少がメタボの一因だった! 
テストステロンを増やすと筋肉も細胞も若返ち
レジスタンス運動でテストステロンを増やす 

3≪ベストライフ提案≫リモコンを捨てれば「体脂肪」が若返る 
体脂肪が分泌する超善玉ホルモンって? 
内臓脂肪を減らして超善玉ホルモンを増やす 
不便な生活を心がけてニートを増やす 


第2章 若返りホルモンを増やす3つの睡眠習慣

「寝る・起きる」のリズムを整えて老化をストップ
寝ている間にはたらく若返りホルモン 

4≪ベストライフ提案≫「正しい早寝」で肌と筋肉の若さを保つ 
アンチエイジングといえば成長ホルモン 
皮膚、筋肉、気持ちの若さを保つ成長ホルモン 
若返りのゴールデンタイムを逃すな! 
「正しい早寝」を身につけるコツ 

5≪ベストライフ提案≫「正しい早起き」で熟睡し、老化をはね返す 
「寝る・起きる」のリズムをつくるメラトニン 
わかってきたメラトニンの若さを保つはたらき 
メラトニンの分泌を調節する時計とセロトニン 
早寝のために早起きする!
夜はブルーライトを浴びない! 

6≪ベストライフ提案≫1日7時間眠って女性力、男性力を高める 
睡眠時間が少ないと男性ホルモン力が低下する 
睡眠不足で女性ホルモン力も低下する 
女性には睡眠不足をきたしやすい時期がある 
眠りの環境を整えて睡眠不足を防ぐ 
ひと晩7時間睡眠が最も長生き
 

第3章 若返りホルモンを増やす3つの抗ストレス習慣

笑って、日光にあたって、イキイキ脳をつくる
過度のストレスで減る若返りホルモン 

7≪ベストライフ提案≫「笑い」でストレスを消し、ホルモンバランスを整える 
「笑い」がストレスホルモンを減らす 
過剰なコルチゾールが筋肉や脳を破壊する 
ストレスホルモンが若返りホルモンのじゃまをする 
本当はすごい「笑い」の若返り効果 
「笑い」は求めないと増えない 

8≪ベストライフ提案≫毎日30分の日光浴で脳と骨を強くする 
日光浴で増える3つのホルモン 
安心と幸福感を高める脳内ホルモン・セロトニン 
1日30分の日光浴でセロトニンを増やす 

9≪ベストライフ提案≫ワーク・ライフ・バランスを保って「副腎疲労」を防ぐ 
過度のストレスが続くとコルチゾールもかれる 
急に甘いもの、しょっぱいものが欲しくなったらキケン! 
生活を改善して「副腎疲労」の回復を図る 
働き方を見直してワーク・ライフ・バランスを保つ
 

第4章 若返りホルモンを増やす5つの食習慣

大豆、魚……食べて「女力」「男力」を上げる
食べ方で変わる! 若返りホルモンの効果

10≪ベストライフ提案≫「空腹」を感じる食生活で美肌になる 
空腹と美肌をつなぐホルモン 
消化のよい食べ方でほどよい空腹感を 
マイルド断食で消化器を元気にする 

11≪ベストライフ提案≫老化を早める「白い炭水化物」を控える 
ごはん、パンが老化を促すってホント? 
玄米ごはん、全粒粉パンに替えて「糖化」を抑える 
食べる順番を変えて「糖化」を抑える 

12≪ベストライフ提案≫納豆、豆腐……大豆パワーで「女力」を上げる 
女性ホルモンが減って女性が男らしくなった? 
知ってる? 「美肌ホルモン」と「母性ホルモン」のはたらき 
大豆、ナッツ類がホルモンバランスを整える 
大豆成分・イソフラボンが女性ホルモンのはたらきを補う 

13≪ベストライフ提案≫タマネギ、ニンニク、カキで「男力」を高める 
ネギ属の含硫アミノ酸が男性ホルモンを増やす 
カキの亜鉛がテストステロンの合成を促す 
ヤマイモがDHEAを増やす 

14≪ベストライフ提案≫魚を食べてDNAから若返る!
魚はアンチエイジング成分の宝庫
ビタミンDに筋肉増強、肥満防止の効果もあった! 
サケやシラス干しを食べてビタミンDを増やす 
魚と肉は1対1の割合で食べる
 

第5章 更年期を乗り切る2つの生活習慣

心身の「錆び」を防ぎ、ホルモン不足をカバーする
知ってる? 女性更年期の真実 
えっ! これって、男性更年期? 
知っておきたい更年期の心得 

15≪ベストライフ提案≫レインボーフードで体の「錆び」を防ぐ 
性ホルモンの減少で「酸化」が進む 
フィトケミカルをとって「酸化」を防ぐ 

16≪ベストライフ提案≫触れ合いを深めて愛情ホルモンを増やす 
高めたい! 愛情ホルモンの力 
親しい人とより親しく交流する 
 
☆適切なホルモン補充でQOLを高める 
女性ホルモンを補充して更年期症状を改善する 
テストステロンを補充して男性機能を回復させる

略歴

[著者]
満尾正(みつお・ただし)
満尾クリニック院長。医学博士。
1982年、北海道大学医学部卒業。内科研修を経て杏林大学救急医学教室講師として救急救命医療に従事。ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員、救急振興財団東京研修所主任教授を経て、2001 年に日本ではあまり知られていなかった「キレーション治療」(有害金属の体外排泄と動脈硬化に有効な点滴治療)を中心とした満尾クリニックを開設。アンチエイジング(老化防止)医療の先駆者となる。著書に40代からの太らない体のつくり方』『女性40代からの「ずっと若い体」のつくり方』『60代からの強い体のつくり方』(ともに三笠書房)、『125歳まで元気に生きる』(小学館)、『体に毒をためない食べ方』(中経出版)などがある。
満尾クリニックホームページ http:// www.drmitsuo.com/

●カバーデザイン/根本佐知子(Art of NOISE) 
●本文イラスト/関根庸子
●本文デザイン/森の印刷屋

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