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恐竜の世界へ。
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恐竜の世界へ。 ここまでわかった! 恐竜研究の最前線

ペン編集部 編

真鍋 真 著

恐竜の世界へ。

ティラノサウルスは二足でどう歩いたか、竜脚類は30m超の巨体をどう支えたか、なぜ鳥が恐竜の子孫だと言えるのか――。恐竜研究の最前線に加え、発掘現場レポートや超有名映画の制作秘話、恐竜博物館めぐりも!

  • 書籍:定価1760円(本体1,600円)
  • 2011.06発行
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内容

偉大なる古生物学者リチャード・オーウェンは、
イギリス南部から発見された化石爬虫類をこう名づけた。
恐ろしいトカゲ――「恐竜」と。
かつてこの地球を闊歩した彼らはいったい、どんな姿をしていたのか。
どのように走り、喰らい、そして眠ったのか。
フルCGによる3Dモデリング、デジタル技術による運動シミュレーション、
そして、羽毛恐竜の発見や軟組織研究。
古代を生きた恐竜たちの、「最新の姿」とは?
いにしえの未知なる生物をめぐるロマンの、最前線がここにある。

目次

恐竜・古生物 個性豊かな姿
恐竜・古生物 大きさ比べ

激動の地球に君臨した、恐竜の系図。
恐竜たちの暮らした、超大陸「パンゲア」
ひと目でわかる、恐竜・古生物分布図。

恐竜・古生物たちの、「最新の姿」を追う。

獣脚類 二足でいかに肉を喰らい、どう歩いたか。
羽毛恐竜 中国から届いた、羽毛の2大ニュース
始祖鳥 鳥と恐竜をつなぐ、進化のミッシングリンク
竜脚類 強い腱と靭帯が、30m超の巨体を支える。
角竜類 フリルと角は、何のために使われたか?
翼竜 軽々と飛べた秘密は、ハニカム構造の骨。
首長竜 ネッシーの“祖先”にも、虫歯があった!?

最新技術が解き明かす、恐竜の「真実」。

CTスキャン CTスキャンで、身体の構造を再現する。
軟組織研究 世界を震撼させた、軟組織という大発見。
3Dレーザースキャナー 古生物学者の新兵器、その名は「ライダー」
骨格で知る、ティラノサウルスのすべて。

熱意で掘り出す、世界の発掘現場レポート

ネウケン 新発見が続く、話題のプロジェクト
インバーロック 専門家も唸る、ボランティアの眼力。
丹波 竜脚類が眠る、いま注目の発掘現場。

いにしえの生物に、魅せられた人々。

ポール・セレノ 好奇心を武器に、五大陸を駆け巡る。
小林快次 フィールドワークこそ、恐竜学の醍醐味。
董 枝明(ドン チミン) 「恐竜は平和の大使」、竜王はそう語る。
ドゥーガル・ディクソン 空想世界を、鮮やかな想像力で描く。
フィル・ティペット&マイケル・ターシック 誰もが息を呑んだ、あの映画の制作秘話。
荒木一成 飽くなき探究心が、リアルな質感を生む。
ジョン・ランツェンドルフ 恐竜アート賞を設立した、ある男の情熱。
独創的な世界観で魅せる、恐竜アーティストたち。
テス・キッシンジャー/トッド・マーシャル/ブルース・モーン/小田 隆/ダグラス・ヘンダーソン/ウィリアム・スタウト/菊谷詩子

世界の恐竜博物館めぐりへ、出発だ!

福井県立恐竜博物館 恐竜と距離を作らない、大胆な展示。
国立科学博物館 研究者の視点を、共有できる場所へ。
アメリカ自然史博物館 世界最大規模の標本や化石は、必見!
ロンドン自然史博物館 全長26mの「ディッピー」が待っている。
国立自然史博物館(仏) いまはなき生物と、現代を結ぶ進化の糸。
中国古動物館 中国全土から集まる、稀少な発見の数々。
ミクスト・リアリティ 骨が肉になって動く、3D体験の舞台裏。
ロボット恐竜 コワ~い恐竜で、子どもの心をわし掴み。
発掘ツアーに参加して、目指せ“恐竜博士”!

「恐竜絶滅」という、大いなるミステリー 文・真鍋 真

誰もが気になる、素朴な疑問にお答えします。

監修者

真鍋 真(Makoto Manabe)
1959年生まれ。国立科学博物館地学研究部研究主幹。横浜国立大学卒業後、米イェール大学で修士号、英ブリストル大学で博士号を取得。日本の恐竜研究の第一人者で、ティラノサウルス類の初期進化の研究などで知られるが、三畳紀の魚竜から白亜紀のトカゲまでその研究対象はさまざま。最近は白亜紀の環境変化と恐竜の進化の関連性、鳥類の羽毛の進化と視覚コミュニケーションの関連性などに関心をもっている。『日本恐竜探検隊』(岩波書店)『増補改訂 恐竜の生態図鑑』(学習研究社)など著書・監修書籍多数。

編者

ペン編集部

●ブックデザイン/SANKAKUSHA
●カバーデザイン/佐藤光生(SANKAKUSHA)