子どもは体育会系で育てよう! バディ式「生きる力」の伸ばし方
小学校入学までに全員が、逆上がりや跳び箱、スキーをできるようになる!それがバディ式幼児教育。大事なのは脳の成長だけじゃない。子どもの“生きる力”を伸ばし、たくましい子に育てるために、親ができることとは?
- 書籍:定価1650円(本体1,500円)
- 2010.11発行
内容
Jリーグの名門・東京ヴェルディの筆頭株主となって話題沸騰。
あの「バディ」の園長が書いた“体育会系”の育児書。
小学校入学までに全員が、逆上がりや跳び箱、スキーをできるようになる!
それがバディ式幼児教育。
努力ができない、わがまま、すぐにあきらめる……
育児にスポーツを取り入れれば、そんな悩みは解決できる。
大事なのは脳の成長だけじゃない。
子どもの“生きる力”を伸ばし、たくましい子に育てるために、
親ができることとは?
――「スポーツ教育のバディ」創設者がはじめて明かす、
子どもの心と体を鍛える秘訣。
●逆上がり・なわ跳びなどを家庭で教えるときに役立つ
「運動ガイド(イラスト付き)」も収録。
目次
はじめに
1章 なぜ、幼児期にスポーツをさせるのか
・三点倒立・跳び箱・逆上がりを全員が達成!
・「できない子をつくらない」スポーツ教育
・スポーツはすべてが目に見える世界
・なぜ現代の子どもたちは体力がないのか
・「やればできる」おもしろさを伝える
・度胸のある子どもに育てるには?
・3歳でも1日でスキーを滑れるようになる
・段階的で身近な目標をもたせよう
・あきらめずに努力しつづける強さ
・平等主義は子どものためにならない
・スポーツを通して「自分に勝つこと」を教える
・山中湖一周や富士登山で得られるもの
・子どもの好きなものを見つけてあげる
・親の趣味を押しつけてはいけない
・それぞれの道で輝いてくれればいい
・バディとは「仲間」や「相棒」という意味
・スポーツは「一生の仲間」を与えてくれる
2章 子どもの“生きる力”を伸ばす
・田植え体験のなかの厳しさ
・土に親しめない現代の子どもたち
・わがままは親の甘やかしからはじまる
・子どもの背中を押してあげよう
・何事も「楽しい!」がつづけるカギ
・「スポーツは楽しい!」と感じさせるための工夫
・「認可外保育施設」なのには理由がある
・みんなで使うから大事にするという教え
・思いやりの心を育てるには?
・「ありがとう」の本質的な意味を伝えよう
・水もあげすぎれば、根も腐る
・環境の変化に対応できない子どもたち
・たかがトイレ、されどトイレ
・お金もモノもない時代の知恵
・不便さが“生きる力”を養う
・幼稚園に遊具なんかいらない
・親は楽をしてはいけない
・都合のいい幼稚園、都合のいい親はダメ
・上手にムチを使える父親たれ
・「怒る」と「叱る」は違う
・アメを与えることも忘れずに
・子どもの“生きる力”を伸ばす秘訣
《保護者の声》 小学校に上がって実感したすごさ
3章 コミュニケーション能力を養うために
・大舞台でプレーする経験が与えてくれるもの
・チームスポーツにはコミュニケーション能力が不可欠
・自分と相手を“言葉でつなぐ”体験を
・おむつが外れたら教育をはじめよう!
・お母さんとの対話が「やる気」を育てる
・見守るときと、手を差し出すとき
・子ども同士でも「気持ち」で通じ合える
・五感を磨くことの大切さを知る
・想像力をはぐくみ、感性を伸ばすために
・個人プレーとチームプレー、自己表現と自己抑制
・子どものけんかに親が出るな
・相手の立場になって考える子どもに
・痛みやけがを恐れてはいけない
・危険とけがを避けるためのルール
・何歳からルールを守れるようになる?
・スポーツが親子の会話をはぐくむ
・父親だからこそ果たせる役割
4章 才能に満ちあふれた子どもたち
・無限の可能性を引き出すために
・ときには子どもの背中を押してあげる
・集中力を上げるために何をしている?
・子どもにとっての“ヒーロー体験”
・堂々と失敗できる環境を与えよう
・本物のヒーローはここが違う
・どうすれば本番で実力を発揮できる?
・なぜ子どものチャレンジ精神を奪うのか
・早生まれの子どもは損をしている?
・子どもの成長を長い目で見守って
・学年で区切る教育に異議を唱えたい
・バディはなぜつらくて厳しいのか
・子どもがあきらめそうになったら
・「逆転のバディ」と呼ばれるまで
《卒園生の声》 「一番になる」を教わった
5章 バディ式「親と子の運動ガイド」
・ブリッジその1 寝転んだ状態から
・ブリッジその2 立った状態から
・手押し車
・三点倒立
・壁倒立その1 おなか側を壁に
・壁倒立その2 背中側を壁に
・足ぬき回り
・懸垂
・支持姿勢から前回り下り
・逆上がり
・なわ跳び
・走るフォーム
おわりに
著者
鈴木 威(すずき・たけし)
1950年、東京都八王子市生まれ。幼少時からスポーツに親しみ、日本大学第二学園高校では陸上部に所属。東京学芸大学教育学部に在学中、18歳でビルの清掃や整備をする管理会社を立ち上げ、「幼児教育施設をつくる」という夢をかなえるための資金を貯める。大学卒業後、30歳で「スポーツによる幼児教育」を日本ではじめて実践した施設を東京都世田谷区に設立。現在、バディスポーツ幼児園は関東を中心に10園を展開。ほかにも、小中学生などを対象としたバディスポーツクラブや学童保育施設も運営し、数多くのバディ出身者が各種のスポーツ分野で活躍している。2010 年秋、子どもたちの夢をさらに広げるため、J リーグの名門、東京ヴェルディの会長に就任した。
バディスポーツ幼児園・バディスポーツクラブ
www.buddy-sports.co.jp
●編集協力/佐藤雅子
●校正/麦秋アートセンター
●写真撮影/遠藤 宏
●写真提供/東京写真工芸株式会社
●挿絵/藤原ヒロコ
●装丁/後藤葉子