えっ!? ビジネスで成功し続けるためのサプライズ・マーケティング
「サプライズ・マーケティング」のパイオニアとして世界的に知られる経営者にして著者が、各種ビジネスの成功例をもとに、「意外なアイデア」を生み出すためのノウハウを紹介。
- 書籍:定価1760円(本体1,600円)
- 2010.09発行
内容
本書は「サプライズ・マーケティング」のパイオニアとして世界的に知られる 経営者にして著者が、さまざまなビジネス(食品、ファッション、自動車、量販、ショップ、ネット、ゲーム、エンターテイメント、メディアなど)の成功例と自らの経験をもとにして、今後の事業発展のカギを握る「意外なアイデア」の創出法と、“奇才”を育てるヒントを明らかにしたものである。供給過剰の時代においては、サプライズのアイデアを生み出す能力こそ商品・サービスの「差別化」を図る決め手だと訴えている。
目次
この本を読む前に知っておいてほしいこと
プロローグ
第1章 なぜサプライズが必要なのか
あらゆる偉大なエンターテインメントの基礎/すべてのスポーツの根源/
ファッションのカギを握る/政治の流れを変える/「ウエブ2・0」の基本精神/
ホテルの「魅力」を分ける
第2章 サプライズとは何なのか
第3章 サプライズではないもの
第4章 全能の力?――ほぼそのとおり
第5章 ショック学入門
第6章 「サプライズ・セオリー・カルテット」に耳を傾けよう!
ディズニーランドでは誰もが子供である/勇気は脳力に勝り、また予算にも勝る/
小さなことが大きな意味をもつ/理由はない場合もある
第7章 サプライズ創出というアート
戦術1「バージンのコンタクトレンズ」を装着する/戦術2「衝撃とあぁ……」/
戦術3 言葉は重要 /戦術4 ステレオタイプに反乱する/
戦術5 バックミラーを見る/戦術6 時限爆弾を仕掛ける/
戦術7「ビジネス痴性」/戦術8 パズルのピース/戦術9 物事を文脈から切り離す
第8章 サプライズの明日
エピローグ
原注
著者
アンディー・ナルマン(Andy Nulman)
カナダ・モントリオールに本社を置くエアボーン・モバイル社長兼CMO(最高マーケティング責任者)。「サプライズ・マーケティング」のパイオニアとして世界的に知られ、セミナーや講演でも多忙な日々を過ごしている。30年に及ぶキャリアは多彩で、世界最大のコメディー・フェスティバル「ジャスト・フォー・ラフス」を立ち上げて大成功させたほか、テレビプロデューサーとして150本以上の番組を手がけてもいる。モバイル・エンターテインメントの将来性をいち早く見抜き、2000年にエアボーン・モバイルを設立。2005年には会社を日本のサイバード社に売却したが、08年に買い戻し、ゲームや動画、アプリなどさまざまな人気コンテンツを提供し続けている。
訳者
斉藤裕一(さいとう・ゆういち)
ニューヨーク大学大学院修了(ジャーナリズム専攻)。主な訳書に『マッキンゼー式 最強の成長戦略』『ストール・ポイント──企業はこうして失速する』『ブランドが神話になる日』『ウザい客に買わせる技術』『シェイク・ブレイン』などがある。
●装丁・本文デザイン/轡田昭彦+坪井朋子