1泊2日の小島旅
信号もなくバスも通らず、島人はみんな顔見知り…… 「小島」はまさに一つの小宇宙。 今度の週末は、そんな小島へ行ってみよう。 読めばきっと行きたくなる、お泊まり21島+日帰り5島。
- 書籍:定価1760円(本体1,600円)
- 2009.04発行
内容
信号もなくバスも通らず、島人はみんな顔見知り……
周囲10キロにも満たない「小島」は、まさに一つの国、一つの小宇宙。
今度の週末は、そんな小島へ行ってみよう。
せっかくだから1泊して、「海に浮かぶ異空間」を存分に味わってみては?
読めばきっと行きたくなる、お泊まり21島+日帰り5島。
「小島」という名の非日常へ、いざ出発!
大島 山口県萩市
小島は静か、そんなイメージをブチ破る、今日も大にぎわいの面白島へ!
走島 広島県福山市
ひょっとして気の荒い漁師の島? でも怒鳴り声の向こうに笑顔が見えた
利島 東京都利島村
東京にも小島がある!? しかし島への道のりは遠く険しかった
真鍋島 岡山県笠岡市
映画の主人公気取りで懐かしの漁村風景に紛れ込む
間崎島 三重県志摩市
電車を降りて10分後、僕は物音一つしない島にいた
篠島 愛知県南知多町
東海きっての「海水浴の島」がほんの一瞬見せた静けさ
魚島 愛媛県上島町
話し好きの島人たちが手ぐすね引いて旅人を待っている
湯島 熊本県上天草市
密なる談合の島も今や道行く人と話が弾む井戸端会議島
高見島 香川県多度津町
静まり返った風景の向こうに子どもたちの歓声の残像と、長い夜
高島 長崎県長崎市
炭坑の栄華と苦難去りし島にようやく本来の素朴な空気が……
相島 福岡県新宮町
玄海灘の大波に阻まれて大都会・福岡の喧騒も島には届かない
日帰り小島の旅 関東編
猿島 神奈川県横須賀市 東京から日帰り
琵琶島(弁天島) 長野県信濃町 長野に島がある!?
高島 岡山県笠岡市
各駅停車の島の日曜は陽気な歌声に包まれていた
仙酔島 広島県福山市
瀬戸内に浮かぶ無人島でタヌキが「おいで」と誘っている
横浦島 熊本県天草市
巨大ステゴザウルスに見送られ2つの小集落を渡り歩く
舳倉島 石川県輪島市
羽を休める鳥たちに誘われて波間に消えては現れる国境の島へ
保戸島 大分県津久見市
不思議な家並み、緩やかな午後 そして予想外の島グルメ
神島 三重県鳥羽市
「潮騒」が愛を育む安らぎと旨魚の島へ
日帰り小島の旅 関西編
友ヶ島(沖ノ島+虎島) 和歌山県和歌山市 大阪から日帰り
沖島 滋賀県近江八幡市 日本で唯一!湖に浮かぶ有人島
船島(巌流島) 山口県下関市 武蔵と小次郎が戦ったあの島へ
坂手島 三重県鳥羽市
素朴な風景×稀代の推理作家 ミスマッチ?を楽しむ島の旅
黒島 大分県臼杵市
歴史ゆかしい海水浴の島へ小船で出かけて脱・日常
鴎島 北海道江差町
江差追分が歌った北の島の風情はたぶんそのままに
岩黒島 香川県坂出市
間もなく1階です 小島に到着致しまーす!
「小島」はニッポンの財産
著者
カベルナリア吉田(かべるなりあ・よしだ)
1965年北海道生まれ。紀行ライター。
早稲田大学卒業後、読売新聞社、女性誌「SAY」編集、情報誌「オズマガジン」増刊編集長を経て、2002年よりフリー。沖縄、島を中心に、日本全国スローな旅を重ねて、単行本、雑誌で紀行文やエッセイを執筆中。最近は年に2、3回のペースでトークイベントにも出演し、噛みまくりのトークを披露している。175cm、101kgの巨体で、カメラ片手に全国どこにでも出没中!
著書『旅の雑学ノート 沖縄24時間』(ダイヤモンド社)、『沖縄へこみ旅』(交通新聞社)、『沖縄自転車!』『オキナワ宿の夜はふけて』『沖縄の島へ全部行ってみたサー!』『島めぐりフェリーでいこう!』(東京書籍)など。
雑誌「Caralway」(JTA機内誌)、「島へ。」(海風舎)などで連載中。
●ブックデザイン/則武弥