そうだ、宇宙へ行こう。 2000万円であなたも宇宙に！

――宇宙旅行がこれまでとは全く違う新たな段階にさしかかっていると思うと、非常に感慨深い。わたしの夢は、多くの人々が宇宙を訪問できるようにすることだ。（中略）
人間や貨物を宇宙へ運んでいくのをビジネスとする民間企業の間で、新たな宇宙競争が起こっている。宇宙観光や商用宇宙輸送が、50年間の政府の独占から離れてわれわれのまわりでどのように発展しているかという魅力的な物語を、著者ケニー・ケンプは本書でみごとに描いている。――（リチャード・ブランソンによる「序文」より）

序文　リチャード・ブランソン

1　ただこの地上を離れて
2　軌道上の旅行客
3　アメリカが遅れを取りもどす
4　美しきペルシャ人富豪、打ち上げられる
5　ついにNASAが目を覚ます
6　ディアマンディスとX賞
7　意志あるところ
8　隠遁した億万長者
9　バート・ルータン：モハーヴェの伝説
10　人生の飛行
11　ショーに参加する宇宙飛行士
12　優秀なハイブリッドロケット
13　銀河（ル：ギャラクティック）の広がり
14　ニューメキシコの動き
15　バートとウィル、ワシントンへ行く
16　グローバルフライヤー
17　宇宙の壮大なデザイン
18　使命を持ったファウンダー
19　一般人の飛行
20　離陸の準備
21　宇宙が待っている

謝辞
参考文献
スペースシップ2に寄せて――平松庚三

ケニー・ケンプ
ジャーナリスト、作家。スコットランドのThe Sunday Herald紙の創刊および編集に携わる。2001年、2003年にはスコットランズ・ビジネスライター・オブ・ザ・イヤーを受賞。またバーバラ・カッシーニとの共著、“Go”で、WHスミス・アワーズ（2004 ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー）を受賞。他の著書に“Flight of the Titans”など

菊池由美（きくち・ゆみ）
翻訳家。大阪生まれ、京都大学卒業。旅行会社などに勤務の後、翻訳を始める。訳書に『恋愛市場』（ポプラ社）、『ジョニー・デップ フォトバイオグラフィ』（小学館プロダクション）、『アーサー』（アールアイシー出版）など。