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アイデアマップ
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アイデアマップ 脳をフル稼働させるマインドマップの新メソッド

アイデアマップ

米国ブザンセンターで唯一の上級マスタートレーナーを務めた著者が、より実践的で使いやすい形に改良したマッピング技術を解説・指導。マップ実例31点オールカラー収録!

  • 書籍:定価1980円(本体1,800円)
  • 2008.10発行
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内容

トニー・ブザンが1960年代に開発した「マインドマップ」は、人間の脳のもつ能力を最大限に発揮させる思考ツールとして世界中で多くの人に親しまれています。が一方で、この技術を習得しようとはしたものの、「法則」にうまく従えずに挫折する人が多いのも事実です。

そこで、ブザンとの共著もあるヴァンダ・ノースのもとで公認ブザンインストラクターの資格を取得し、のちに当時世界でただ一人の上級マスタートレーナーに任命された著者が、長年ビジネスマンにマッピング技術を指導してきた経験から、マインドマップを「より実践的で使いやすく」改良したマッピング技術(アイデアマッピング)を考案。本書は、この技術を学びたいという多くの人の要望に応えて、著者自身が主催するワークショップの内容をテキスト化したものです。

本書ではマッピングの概念や定義以上に、マップの描き方を学ぶプロセスやその応用法に重点が置かれ、実際にマップを描くときにどうすればいいかが具体的な手順を明快に示しながら解説されています。マッピングの3原則、陥りやすい問題の克服法からチームマッピング、最難関のリアルタイムマッピングまで、ビジネスの現場での多様な要求にかなう形で、より実践的にマッピングを利用できる技法を身につけてください。

目次

はじめに

序 文──ヴァンダ・ノース
著者紹介
はじめに
アイデアマップ事例集(オールカラー)

序 章

第1章 脳の闘い
ターニングポイント
目 的
今日求められているもの
自分のノートを見てみよう
ノートをとる目的
アイデアマッピングのメリット
まとめ

第2章 アイデアマップとは?
アイデアマッピングの定義
歴 史
従来のアイデア整理法
連想思考

第3章 アイデアマップの読み方と作り方
アイデアマッピングの法則
アイデアマップの読み方
アイデアマップを作る
自分のアイデアマップを作ろう

第4章 アイデアマッピングの3原則
キーワードを見つける
メインブランチを決める
簡単なアイコンを描く
アイデアマッピングの練習

第5章 障害物を攻略する
障害1:1本の線に1語しか書けない
障害2:字が逆さまになってしまう
障害3:線のつなぎ方
障害4:カラーペンと紙
障害5:メインブランチとサブブランチの区別
障害6:どこまで詳しく書き込むか
障害7:最初の下書きから完璧でないと気が済まない
障害8:スペースや紙が足りなくなる
障害9:イメージをどう使うか
障害10:「リアルタイム」でマップを描く
障害11:アイデア創出のプロセス

第6章 アイデアマッピングの応用例
見て学ぼう
年次勤務評定用のデータ収集
遺産相続計画
移転に関する意思決定
ビジョンとミッション
問題社員とのやっかいな話し合い
販促キャンペーン──ユースフル・トゥース社
1冊の本を丸ごとマップにする
デュアルコア
がんマップ
リーダーシップ・コーチングの序文
企業のミッションステートメント

第7章 ソフトウェアでアイデアマッピング
マッピングソフトを選ぶ基準
マッピングソフトを使うメリット
マッピングソフトのデメリット
メリットとデメリットのまとめ
マインドジェット社のソフトを使った応用例
マーケティング戦略
研修・教育イベントの企画
営業サイクル
シミュレーター配備計画
2005年度の業績概要
CKOの業務管理
マッピングソフトを使ってみよう

第8章 マスターまでのプロセス
新しいスキルを学ぶ
上達への道──ベス・シュルツの場合
上達への道──デビー・ショウラーの場合
キャリー・グロウの場合
質疑応答

第9章 チームマッピング法
テーマを決める
各自でアイデアマップを作る
進め方のヒント
最初の整理統合
2度目の整理統合
優先順位を決める
行動に移す
見直しと更新
チームマッピングのメリット
練習問題

第10章 法則を打ち破れ!
法則を破る
EPA規制の要約
『巨大な毛玉を軌道に乗せる』の概要
リーダーシップ養成セミナー予習用テキストの要約
リアルタイムのプレゼンマップ──ランドマーク・フォーラム
未来の自分
ワールドトレードセンター・メモリアルパーク

第11章 プレゼンに再挑戦
プレゼンにもう一度挑戦
プレゼンにマップを利用するメリット

第12章 アイデアマッピングのメニュー
1 用事リスト
2 意思決定
3 日記をつける
4 個人的な計画を立てる
5 個人や組織のビジョンとミッション
6 目標を決める
7 クライアント管理
8 プロジェクト計画
9 問題解決
10 本の概要
11 プレゼンの準備と実施
12 記事の概要
13 プロフィール
14 電話をかける
15 業務や工程の説明
16 プレゼント
17 文書の作成
18 現状報告
19 チームマッピング
20 学習ノート
21 受信トレイ管理
22 リアルタイムのノート
23 面接
24 会議の記録ノート
25 ウェブサイトのデザイン
26 情報の暗記
27 マッピングを教える
28 考えの整理

第13章 リアルタイム・アイデアマッピング──最後の挑戦
リアルタイム・アイデアマッピングとは
リアルタイム・アイデアマッピング成功への5つのカギ

おわりに
謝 辞
訳者あとがき

著者

Jamie Nast(ジェイミー・ナスト)
個人や企業を対象に「成功へのカギ」を指南するトレーナー、コンサルタント。インディアナ州生まれ、ミシガン州在住。1992年から2006年まで米国ブザンセンターの運営に携わり、世界中のブザンセンターの中で唯一の上級マスタートレーナーを務めた。15年間で14,900人以上のワークショップ受講者を世界各地で指導、世界24カ国の109人を公認ブザン・インストラクターに認定。ブザンセンターのインストラクター研修マニュアル“Think, Learn & Create Workshop”の執筆も担当した。1998年、夫とともに「ナストグループ」を設立、政府系機関をはじめGMやフォード、ブリティッシュ・ペトロリアムといった大企業から金融、広告会社、大学や高校などさまざまな組織でコンサルティングや社員向けトレーニングを行なう。主催するワークショップでは、脳の潜在能力の最大活用をテーマに、適正の向上、組織と個人の生産性を最大限に高めることをめざす。専門分野はアイデアマッピングからスピードリーディング、リーダーシップ、記憶術、創造力開発、戦略的プランニング、グラフィック・ファシリテーション、学習法の習得など広範囲に及ぶ。

訳者

古賀祥子(こが・さちこ)
翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒。コンピュータ・メーカー、外務省所管の公益法人勤務を経て、実務・出版翻訳に携わる。主な訳書に、クライン『この「聞く技術」で道は開ける── 一番いい考えを引き出すノウハウ』(PHP研究所)、ウィルソン『手の五〇〇万年史── 手と脳と言語はいかに結びついたか』(共訳、新評論)、デュモン『集中力とカリスマ力』(ソフトバンククリエイティブ)、ブライアン他『「できる子」が育つ魔法のルール』、ミラー/ハヤシ/ウィリアムズ『タイプ別ビジネス説得術』(以上阪急コミュニケーションズ)、ブザン/イズラエル『売れる脳トレ』(共訳、アスペクト)などがある。

●装丁・本文デザイン/松田行正+相馬敬徳