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三島由紀夫 追想のうた
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三島由紀夫 追想のうた ――女優として育てられて

三島由紀夫 追想のうた

三島由紀夫の数々の戯曲のヒロインを演じた女優が、はじめて明かした亡き恩師との数々のエピソード。異色の自叙伝!

  • 書籍:定価1760円(本体1,600円)
  • 電子書籍:定価1408円(本体1,280円)
  • 2007.09発行
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内容

「僕はいままで役者を育てたことはないけれど、英子を、僕の戯曲を通して育てたい」
三島由紀夫と過ごした濃密な6年間。三島没後、沈黙を守った女優がはじめて明かした、37年目の真実。
序文 エドワード・G・サイデンステッカー氏

目次

サイデンステッカー氏の言葉から

[三島先生の言葉から]
出逢いから傍に落ち着くまで
先生のお傍で
ハロルド・クラーマン氏を紹介されて
先生と鶴田浩二氏との秘めた友情
先生の予言どおりになったこと
劇団の分裂
ご家族とのおつきあい
『浪曼劇場』創立時
劇団後援会のための旅行
三島邸のお正月パーティ
先生と待ち合わせると
最後のレパートリー
夏のある日
先生の逝去
『浪漫劇場』では
三島先生の葬儀
付記として

[戯 曲 編]
班女――近代能楽集ノ内
鹿鳴館
朱雀家の滅亡
サド侯爵夫人
わが友ヒットラー
癩王のテラス
薔薇と海賊
葵上近代能楽集ノ内
弱法師近代能楽集ノ内
卒塔婆小町近代能楽集ノ内
熊 野近代能楽集ノ内

あとがき

著者

村松英子(むらまつ・えいこ)
慶応義塾大学大学院英文学科修了。文学座を経て三島由紀夫氏に女優として育てられ、氏のほぼ全作品を主演。第一回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。氏の没後、演劇母体サロン劇場を主催。テレビ、ラジオ、映画、商業映画にも多数出演。夫の病没後、二児のために数年間演劇を控えていた時期をへて、現在は舞台を中心に活躍中。倉敷市劇場「芸文館」初代館長、鳥取女子短期大学英文科教授、北海学園大学、母校慶應義塾大学特別講師等を歴任。
主な著書に、詩集『ひとつの魔法』『一角獣』、随筆集『天使とのたたかい』『愛はわが家から』『貴女への贈りもの』『こころの花』等のほか、翻訳も多数。

●カバー写真他、提供:新潮社 講談社
●ブックデザイン:熊澤正人+内村佳奈(パワーハウス)八木孝枝