53歳からの シンプルモダンな暮らし
50代、ひとり暮らし。
これまでずっと「誰かのため」「何かのため」に頑張ってきた。
これからは「自分の思い通りに過ごす家」で生きていきたい。
自分を優先できる環境を着々と整えている、Tajiさんの住まいのつくりかた、暮らし方。
- 書籍:定価1760円(本体1600円)
- 電子書籍:定価1760円(本体1600円)
- 25/08発行
内容
もくじ
Chapter1 住まいをつくる
Chapter2 ひとり暮らし 夢のマイホーム
Chapter3 新しい住まい
Chapter4 日々の暮らし
Chapter5 基準はいつも、自分がどうしたいか
本文より
まず、「どういう家を建てて、どう過ごしていきたいか?」を考えました。
52歳から始める家づくり、人生最後のマイホームでもあるので絶対にはずせないワードが「老後の家」。
いまは仕事ばかりしてほとんど家にいない生活ですが、今後は家にいる時間が増えていくはず。快適に過ごせて居心地のよい家にしたい。
繰り返しになりますが、建築予定の土地は、母屋で陰になるため日当たりが悪く、とても寒いのです。なので、サブテーマとして「寒くない家」というのもありました。
そして、「その家でどう過ごしたいか?」というと……。
ずっとずっと憧れていたのは「おしゃれな暮らし」でした。
母屋はものが多く、生活感のあるものが収納しきれずに、あふれています。
何かでもらった景品がそのまま飾られていて、テイストの合わないものが食器棚の上でひしめき合っています。壁にはいつから貼ってあるのかわからないものが黄色く色あせた状態になっていたり、カレンダーがふたつ貼ってあったり。ときどき気になって処分しますが、数か月経つと、また増えています。
私の考える「おしゃれな暮らし」はものが散らばっていても、なんとなく統一感があり、絵になるイメージ。基本はシンプルで色を揃えた空間。その空間にいるだけで気分が上がる。そんな暮らしです。
いままであきらめていた暮らし方が、家を建てることで手に入るかもしれない。夢に近づいていると思うと、ワクワクが止まりませんでした。
プロフィール
美容師、ヘアサロンオーナー、ジュエリーデザイナー。
22年から始めた家づくりが24年9月に完成。インスタグラムで、シンプルモダンな暮らしを発信中。その素敵な暮らしに、多くの共感を呼んでいる。
Instagram @2nd613
ブックデザイン:吉村朋子
撮影:Taji、SHU
校正:株式会社文字工房燦光