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巨大テック企業無敵神話の嘘
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巨大テック企業無敵神話の嘘 GAFA+Netflix+Xの勝者と敗者

  • ビジネス・自己啓発

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巨大テック企業無敵神話の嘘

「プラットフォーム企業」はGoogleのみ。
鉄壁と思われている企業にも、多くの「穴」がある。
Google/Apple/メタ(Facebook)/Amazon AWS/Netflix/マイクロソフト/SocietyOne/アリババ/ニューヨーク・タイムズ/LinkedIn/Spotify/Shopify/ツイッター/WeWork/Instagram/TikTok/Okado/Webvan /Kozmo/HomeGrocer /ShopLink/Kroger/Zillow/Instacart/Autotrader/Cars.com/TrueCar/CarGurus/Carvana/Vroom/Hulu/ディズニー+/Uber/Airbnb/Etsy/1stDibs/TripActions/エクスペディア/Interpublic/Publics/電通……etc.
ゴールドマン・サックス、モルガンスタンレーなどで25年以上投資部門につとめ、
現在もエバーコアでシニアアドバイザーを務める、

コロンビア大学MBA教授による未来予測。

生き残る業種、穴場の業種、新しく生まれる業種、これからの新しいビジネス。

本書の目的は、デジタル時代に出現した少数の巨大企業のレジリエンスに対する信頼を弱めることではなく、それぞれの企業の根底にある優位性の異なる源泉を説明することにある。だがそうするためには、プラットフォームの本質だけでなく、デジタル競争優位全般に関して、世間一般の通念に挑まざるをえない。そこで、デジタル時代の最もよく知られた企業のいくつかがもつと思われている特定の優位性に、疑問を投げかけている。(「はじめに」より)

  • 書籍:定価1980円(本体1800円)
  • 電子書籍:定価1584円(本体1440円)
  • 2022.04.28発行
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目次

はじめに
第一部 デジタルのメリットとデメリット
第1章 「プラットフォームの妄想」に関する4つの柱
プラットフォームは、画期的な新しいビジネスモデルだ
デジタル・プラットフォームは、構造的にアナログ・プラットフォームよりも優れている
すべてのプラットフォームは、強力なネットワーク効果を示す
ネットワーク効果は、否応なしに「勝者ひとり勝ち」モデルへとつながる
なぜ競争優位を理解することが重要なのか
第1章の重要なポイント
第2章 ネットワーク効果――デジタル時代における規模
大きいことが実際によいことであるとき――規模の概論
インターネットと規模の優位性――悪い知らせとよい知らせ
ネットワーク効果に固有の潜在的な強さ
第2章の重要なポイント
第3章 いくつもの力が必要だ――デジタル競争優位の源泉
1は最も孤独な数字
友達はそのためにいる
デジタル化に適しているすべてのニュース
ビッグブラザーが見ていて、ときには手を差しのべてくれる――競争優位の源泉としての政府
第3章の重要なポイント
第二部 巨人の国
第4章 フェイスブック――究極のネットワーク
最初ではなく、最後になるのだろうか?
ネットワークの脆弱性
第4章の重要なポイント
第5章 アマゾン――過ぎたるはおよばざるがごとし?
創立初期――アマゾンの簡単な歴史
アマゾンの優位性
第5章の重要なポイント
第6章 アップル――その中心にあるのはなにか?
ブランドと競争優位性
ばかばかしいことに、それは産業構造だ
アップルの経済的側面
アップルとトースターの呪い
アップル・ブランドふたたび――何なりとお申しつけください
第6章の重要なポイント
第7章 ネットフリックス――コンテンツが王様だったことは一度もなく、いまも違う
ネットフリックスの歴史的な優位性
コンテンツは王様か、それとも『ハウス・オブ・カード』か?
ネットフリックスの優位性?
第7章の重要なポイント
第8章 グーグル――完璧なアルファベット
規模
需要
供給
第8章の重要なポイント
第三部 大企業の陰で
第9章 eコマース――アマゾンがエブリシング・ストアであるならば、ほかになにを売ればいいというのか?
専門化と複雑さのもつ力――エッツィ(Etsy)とファーストディブズ(1stDibs)
力の限界――自動車部品
第9章の重要なポイント
第10章 私を月に連れて行って――飛行機旅行がデジタル化すると誰が儲かるのか?
電子旅行プラットフォームの誕生
インターネットはすべてを変えて何も変えない
第10章の重要なポイント
第11章「旅をすることは生きることだ」――プライスラインはいかにして1000億ドル企業になったか
ブッキング・ドットコムの誕生
眺めのいい部屋――OTAにとって、飛行機の座席を販売するよりも、ホテルの予約のほうがずっといいのはなぜか?
なぜブッキング・ホールディングスは、エクスペディアよりもこれほど価値が高いのか
グーグルとトリップアドバイザー、そしてSEOの限界
第11章の重要なポイント
第12章 ときにはシェアするのもいいものだ――なぜエアビーアンドビーは、つねにウーバーよりもいいビジネスなのか
相対的な規模と、実用最小限の市場シェア
顧客の囲い込み
学習、データ、AI
第12章の重要なポイント
第13章 マッドメン(MAD MEN)とサッドメン(SAD MEN)――広告・アドテック(広告技術)とインターネットとの出会い
デジタル広告の繁栄と衰退
アドテック(広告技術)の急激な発展とその後の不況
マッドメン(MAD MEN)とサッドメン(SAD MEN)
怒ったり悲しんだりせず、平穏であれ
アドテックに残されたものは?
第13章の重要なポイント
第14章 ビッグデータと人工知能――いつ重要で、いつそうでないか
SaaS革命――なぜオラクルもセールスフォースも、世界征服をしなかったのか
第14章のポイント
エピローグ
スタートアップ・フィーバー――回復か病気か
謝辞

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プロフィール

【著者】
ジョナサン・A・ニー(Jonathan A. Knee)
コロンビア大学ビジネススクール教授。ボストン大学卒業。イエール大学ロースクール卒業。JD(法務博士)。ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、エバコーア銀行などで25年以上投資部門につとめ、現在もエバコーア銀行のシニアアドバイザーを務める。2001年より現職。「Wall Street Journal」「New York Times」「Washington Post 」「The Atlantic」などに記事を寄稿している他、New York Timesの 書評のコラムニストを務めている。主な著書に“The Accidental Investment Banker”、“The Curse of the Mogul”、“Class Clowns”がある(すべて未邦訳)。
 
 
【訳者】
小金輝彦 (Teruhiko Kogane)
英語・仏語翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒。ラトガース大学MBA。訳書に『GENIUS MAKERS ジーニアスメーカーズ』(CCCメディアハウス)、『シャドウ・ウォー』(原書房)、『アメリカが見た山本五十六』(共訳、原書房)などがある。

装丁+本文デザイン Keishodo Graphics
校正 麦秋アートセンター
翻訳協力 リベル