アステイオン91号 特集:可能性としての未来―100年後の日本
特集「可能性としての未来――100年後の日本」
100年前の1920年(大正9年)、ジャーナリスト三宅雪嶺は主宰する雑誌『日本及日本人』で「百年後の日本」を特集した。
島崎藤村、宮崎滔天、菊池寛、室生犀星、山川菊栄ほか、学者、教育者、政治家、文学者、ジャーナリスト、官僚、軍人、労働運動家、宗教関係者など300人を超す人々が原稿を寄せ、100年後の日本について論じた。
『日本及日本人』から100年後の今、本特集で改めて100年後を予測することで、現在を生きる我々が未来を創る活力の糧としたい。
責任編集:田所昌幸(慶應義塾大学法学部教授「アステイオン」編集委員長)
<巻頭論文>
「可能性としての今――先人たちの予測した2020年の日本」田所昌幸(慶應義塾大学法学部教授)
「可能性としての過去――ヴェルサイユ条約100年論争史」大久保 明(日本大学国際関係学部助教)
<特集>
君塚直隆/松森奈津子/熊倉功夫/ 渡辺靖/トイアンナ/福嶋亮大/江頭進/デイヴィッド・A・ウェルチ/辛酸なめ子/袴田茂樹/待鳥聡史/玄田有史/飯尾潤/阿川尚之/沖本幸子/猪口孝/ほか計64名
<連載>
張 競/五百旗頭 真/三浦雅士
<写真で読む研究レポート>
京谷啓徳
<グラヴィア地域は舞台>
東 浩紀
<座談会>
デイヴィッド・A・ウェルチ + ジョナサン・ラウシュ +久保文明 + ビル・エモット + 田所昌幸