おしゃべりながんの図鑑 病理学から見たわかりやすいがんの話
『こわいもの知らずの病理学講義』でつまずいた人、必読!
病理学の世界へようこそ。
「病理学」とは、 < 病気はどうしてできてくるのか? > という学問です。
その病理学の真骨頂が、日本人のふたりに一人がかかるという「がん」。
現役病理医であり、松岡正剛氏率いるイシス編集学校師範でもある著者が、平易な語り口&直筆イラスト満載で満を持して放つ、「がん」と「からだ」のはなし。
本書では、病理診断が実際にどんなふうに行われているのか紹介するとともに、様々な病気の中でも特に病理診断が重要ながんに特化して、病理学的な解説を加えました。
かなり専門的な内容も含まれていますが、イラストも加えて(毎夜イラストを描く日々が続き、自分の職業がわからなくなってきたことも……笑)、極力わかりやすく解説したつもりです。病理学者の仲野徹先生との対談もご用意しました。
がんは、日本において死因の第一位。男性は約6割の方、女性も約半数の方が生涯がんに罹患するといわれている、とても身近な病気です。最近は、がんの治療も日進月歩で、分子標的治療薬や免疫療法薬等、様々な薬が開発されニュースになっています。
本書では、最新のがん治療についても解説していきます。
この本を読んだみなさんが、がんを過剰に恐れるのではなく、少しでもがんについての正しい知識を持ってくださればと思います。