ここぞというとき人を動かす自分を手に入れる 影響力の秘密50
たとえばネット上で、影響力を勝ち取り、磨き、効果的に使うためには、斬新でクリエイティブなアイデアが何よりも重要だ。一方で組織の中で圧倒的影響力を手に入れるには、アイデアだけでは足りない。いかにうまく組織を動かすかが勝負となる。本書では、あらゆる場面で影響力を与えることのできる人になるためのヒントを授ける。
- 書籍:定価1650円(本体1,500円)
- 電子書籍:定価1320円(本体1,200円)
- 2016.11.10発行
内容
あなたは、働きにふさわしい給与をもらっていますか?
あなたの会議での発言は、まともに取り上げられていますか?
あなたのフォロワーは、あなたが求める人ですか?
あなたは「内部事情」に詳しく、「内輪グループ」に属する「中心人物」ですか?
答えがひとつでもノーなら、あなたの「影響力」は足りません。「影響力」は物事を成就させ、目標達成の原動力になります。本書でとり上げる「アイデア」「人間関係」「生産性」「存在感」「政治力」の5要素を駆使して、影響力を操る技術を会得しましょう。
はじめに
第三の神話は「影響力はハードワークと誠実な努力のたまもの」。この神話はたぶん、普及度がより高い。時間を費やし、正しいことをし、ささやかな実績を積み上げれば、必然的に影響力を手にするという考え方だ。これは希望的観測にすぎない。本書のために話を聞いた人々のほとんどは、次の2つのカテゴリーに当てはまる。何かに秀でた人物――専門家や専門職の従事者――か、人や状況をうまく動かして目的を達成できる人物だ。ものを言うのは計画や才能。時間を費やせばオーケーではない。
さあ、どうやって影響力のある人になる? カギは5つの要素のコンビネーション――「何を知っているか」「誰を知っているか」「何をするか」「あなたは何者か」「どう動くか」だ。本書は50の戦略を、この5つのカテゴリーに分類している。あなたはどの分野で、影響力を手にできるだろう?
もくじ
11 特化する
25 引き算して、単純化する
39 影響力のある人とつき合う
謝辞
略歴
スティーブン・ピアス(Steven Pearce)