TOKYO EYE セレクション ニューズウィーク日本版e-新書 No.24
ニューズウィーク日本版で足かけ10年に渡って連載された人気コーナー、東京在住外国人のリレーコラム「Tokyo Eye」が電子書籍になりました! 個性溢れる5人のライター(仏フィガロ紙記者レジス・アルノー、イギリス人翻訳家スティーブン・ウォルシュ、歌舞伎町案内人・李小牧、明治学院大学教授マイケル・プロンコ、一橋大学准教授クォン・ヨンソク)による、40本のコラムをセレクション。東京を愛してやまない彼らが、震災後の街中で見つけたミラクルな日常をつづります。
- 電子書籍:定価528円(本体480円)
- 2014.11発行
内容
Chapter 1 レジス・アルノー
1. 日本の良さが若者をダメにする
2. 嵐がニャーと鳴く国に外国人は来たがらない
3. 国内事情を優先する官公庁のピンボケ具合
4. 日本の魅力が詰まった阿波踊りを世界に
5. 日本の治安が最高なのは共同体パワーのおかげ
6. スカイツリーではなく縄文杉に見る日本の価値
7. 嫌韓デモの現場で見た日本の底力
8.「建築のジェノサイド」に気付かない日本
9. トップ不在でも機能する日本型組織の不思議
10. ものづくり信仰が日本企業をダメにする
Chapter 2 スティーブン・ウォルシュ
1.「我慢」と「頑張る」はスポーツや教育に必要か
2. 英語の苦手な日本人にTOEFL導入は逆効果だ
3. 子供の頃から教えたい世界を変える選挙の魔法
4. 忙し過ぎる夏休みが子供の可能性をつぶす
5. 東京は五輪開催地になぜふさわしいか
6. 道路標識の英語化は「おもてなし」にならない
7. 大人になりたくない!? 日本人と年齢の不思議
8. 日本の学校教育に足りないのは万年筆だ
9. 教師は自分の子供の入学式を優先すべきだ
10. 完璧すぎる結婚式がニッポンをダメにする
Chapter 3 李小牧
1. 歌舞伎町案内人が東京を去らない理由
2. 歌舞伎町案内人が見た被災地のウソとホント
3.「文化大国」の中国にアイドルが生まれない訳
4. 村上春樹でなく莫言がノーベル賞でよかった訳
5. もう中国で一番有名じゃない加藤君への最後の手紙
6. 東京五輪の成功がわが祖国・中国を変える
7.「歌舞伎町大学」教授のADIZ講座を聞け
8. 歌舞伎町案内人はあの遊就館をどう観たか
9. 日中の裏の裏を知る歌舞伎町案内人の決断
10. 来日26年目で発見した日本人の大きな変化
Chapter 4 マイケル・プロンコ
1. 限られた空間を埋める 東京の驚くべき技
2. 大みそかの長寿番組が映し出す日本の両極
3. 未来志向と伝統回帰が混ざり合う街の不思議
4. ガイジンと東京人の不思議な英会話ダンス
5. 2つの顔がせめぎ合うメガロポリスの魅力
Chapter 5 クォン・ヨンソク
1. 日本は「今の」韓国をモデルにすべきでない
2. 世界一「不安」な日本人よ目を覚まそう!
3.「竹島・独島」騒動で伝えられない日韓の実像
4.「反韓」ヘイトスピーチを韓国人が慈しむ訳
5. 韓国での村上人気と日韓和解への巡礼の年
≪表紙イラスト≫南後卓矢