暮らす旅 京都 京のろおじ
「ろおじ」とは、京ことばで路地のこと。京都の人は「お」にアクセントを置き愛おしむように発音します。暮らしの中から生まれた路地には 暮らす旅でなければ出合えない宝物があります。
京都国立博物館の文化大使に任命され、NHK日曜美術館でもおなじみの俳優・井浦新さんを案内役に、京都を知り尽くした「暮らす旅舎」が総力を結集してまとめ上げた、中・上級者向け京都の旅ガイド。
- 書籍:定価1760円(本体1600円)
- 2013.12発行
内容
「京都に住んでみたい」と思うほどの京都好きな方々のために、京都に住んで、はじめて気づく「ふだん着の京都」、あるいは、通りすがりの観光客には、なかなかお目にかかれない「ろおじの奥に潜む、京都人しか知らない店・人・もの」に巡り合える、新しいタイプの旅のご提案です。
2013年4月に京都国立博物館の文化大使に任命され、NHK日曜美術館でもおなじみの俳優・井浦新さんを案内役に、京都を知り尽くした「暮らす旅舎」が総力を結集してまとめ上げた、渾身の京都ナビ。
目次
京都で暮らすように旅をする。
旅する人 井浦 新
暮らす旅京都の休日1
京都国立博物館のチャリティミュージアム茶会
二〇一四年秋、オープン !!
京博平成知新館。
暮らす旅京都の休日2
高台寺でお茶を。
京都でお誂え 職人技をひとりじめ。
きものを着てみようと思ったら、頼れる相談相手をみつけよう。
熟練の手で織り上げる、京のモダン帯。
漆は長もち。塗り直して生まれ変わる。
紋付からジーンズへ。黒を極めた、染めの技。
京都で誂える ── 傘、桐箱、足袋、箪笥、マットレス
ぱちんと開け閉め、気持ちいい。
どんなものでも、がま口つけます。
暮らす旅京都の休日3
鍼灸で癒すホテルステイ。
路地に入れば別世界。
和モダンの文具/和のセレクトショップ/海外ブック&写真
路地奥の料理店/世界の蜂蜜五十種/
森の中の本格ドイツパン/夜十時まで開いている珈琲店
芸術の都、京都では、
明治の写真印刷が今も現役!!
骨董もアートも身近な京都。
大正昭和の金工・陶芸etc./京都発現代アート
朝鮮の家具と器/料理が映える骨董/気軽に楽しむ骨董
暮らす旅京都の休日4
京町家に泊まる。
風情も味わう、京のきょうしつ。
おせち/花のなげいれ/和菓子/投扇興・扇の絵付け/茶の湯
職人技、光る。
京へ行ったら、暮らしの道具。
暮らす旅京都の休日5
京都の聖地、御所を歩く。
雨の日は本屋とカフェで過ごす。
左京区の超個性派本屋と隠れ家カフェ
「京都情・景」 撮影 井浦新
特別な音楽と、特別な料理を京町家で。
京都の食が美味しい理由。
とんかつ名物の洋食割烹/花街で愛される満月弁当
締めは十割そば/食通がうなる祇園の割烹
舞妓に人気の生姜ぎょうざ
美山の里の玉子かけごはん。
暮らす旅で出合った京の「うまいもん」。
BARが似合う街。
祇園ろおじの屋根裏で/三条新町で自然派ワイン
先斗町の隠れ家へ/二条東洞院の日本酒バー
京都の歩き方。 地図
※この本に記載されている価格は2013年11月現在のもの。
文中に表記のあるもの以外は消費税は含まれていません。
略歴
暮らす旅舎
「朝一番の御所を歩いてごらん」京都人のこのひと言から、某出版社の仕事で共に働いたメンバーが集結。旅、工芸、美術、料理、酒、住まいなど、暮らしを豊かにする雑誌や書籍作りの経験を生かして、現在、「暮らすような旅」をテーマに情報を発信中。