コンビニ食材だけで 健康ラクうまごはん
コンビニ食品でも、選び方・食べ方次第で健康にもダイエットにもなる!! 「1週間完全コンビニ生活」を体験し、驚くほどの効果が出た3人の検査数値も掲載。レシピは、コンビニで買えるものだけで構成し、商品写真付き。超時短、ヘルシーでおいしいレシピ集。
- 書籍:定価1100円(本体1,000円)
- 電子書籍:定価880円(本体800円)
- 2013.06発行
はじめに
コンビニ食品について、みなさんはどんなイメージをもっていますか? 栄養が足りないのでは? 割高感がある? 食品添加物が心配……?
本書では、コンビニ食品の本来のもち味に迫り、健康的で経済的な活用方法をご紹介していきます。
私は以前、人気健康サイト『ヘルしる。』から、ローソンで買える食品で、1日3食1週間、生活が不規則な男女の献立を用意してほしいと依頼されました。
「コンビニ食でも、健康が維持できることを証明してほしい」
というリクエストに驚きながらも、それぞれの生活に合わせた献立をひねり出し、実践してもらいました。ところが、実験の1週間後の血液検査で、参加した3名のびっくり仰天の好結果が出たのです。詳しくは本文に譲りますが、コンビニ食を食べ続け、ここまで血糖値や中性脂肪の値が改善するなんて、じつは、誰も想像していませんでした。
それ以来、あちこちのコンビニに通い詰め、PB(プライベートブランド)商品を中心に献立を考え、試食を繰り返しました。コンセプトは簡単に作れること。考案したメニューはどれも、パック野菜や総菜の封を開け、器に盛ってチンするか、鍋やフライパンで温めるだけ。5分とかかりません。
紅しょうがなどをトッピングすれば見栄えもよく、けっこう美味。加工食品は一般に塩分が多めなのでこの点に注意すれば、添加物は意外に控えめ使用ですし、価格も思いのほかリーズナブルです。調理済みのものを合わせるだけなので、ガス代や水道代も節約できます。
偏食による体調不良や過食による生活習慣病に悩んでいる人も多いでしょう。私自身も、忙しいのに手作りにこだわり、逆に偏食に陥り、10㎏も太った経験があります。今では、食生活でまず大切なのは、栄養バランスを考えながらいろいろなものを食べること、夜遅くに食べないこと、おいしいと感じながら食べることの3点だと思うようになりました。コンビニ食品をうまく活用すれば、これらは充たせます。お忙しい読者のみなさん、ササキ式超時短「コンビニレシピ」で、簡単&おいしい、健康的な食生活を体験してみてください。
もくじ
はじめに
1週間完全コンビニ生活 byヘルしる。
この本の使い方
ごはん編
豆ごはん、さんま蒲焼丼、ハワイ風ロコモコ丼、即席ちらし寿司、おでん汁雑炊、キムチチャーハン……など。
★1週間完全コンビニ生活の献立
★ 使える! おすすめ商品
・・・・・・そのほか。
略歴
[著者]
佐々木ゆり(ささき・ゆり)
管理栄養士。
北海道生まれ。東京農業大学短期大学部栄養学科卒業。ホテル、外食企業などを経てライターに。雑誌を中心に、飲食店ガイドから医療・健康ものまで幅広い分野で取材執筆活動を行うほか、多彩な経験をいかして、百貨店やフードショーなどでの食品展企画運営も行う。2012年には日本食品科学工学会第59回大会にて特別展「防災栄養」を企画運営。大学の研究開発食品を取りあげた『大学は美味しい!!』(小学館)など著書多数。
●料理撮影/永禮賢
●撮影協力/舟田アヤ(参画社)
●装丁・デザイン/穂積岳人(参画社)
●取材協力/ヘルしる。