スマート・シンキング 記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術
スマート・シンキングとは、自分のもっている知識を活用して、新しい問題を解決する能力のこと。集塵機と掃除機を結びつけたジェームズ・ダイソンはまさにスマート思考の持ち主といえる。認知科学の第一人者が、スマート思考に必要な3つのスキルを徹底解説!
- 書籍:定価1870円(本体1,700円)
- 電子書籍:定価1496円(本体1,360円)
- 2013.02発行
内容
スマート・シンキングとは、自分のもっている知識をうまく活用して、新しい問題を解決する能力のことである。
その点で、集塵機と掃除機を結びつけたジェームズ・ダイソンや、サメの肌を研究して「ファストスキン」水着を開発したフィオナ・フェアハーストは、優れたスマート・シンキングの持ち主といえる。
認知科学の第一人者である著書によれば、、「スマート思考に必要な3つスキル」とは
①賢い習慣を身につける ②質の高い知識を獲得する ③その知識を応用する。
どれも当たり前、のように聞こえるかもしれないが、実はみんなできていないだのだ。
ではどうすれば、記憶の効率を高め、その記憶を必要なときにとり出すことができるのか。
本書では科学的裏づけをもとに、「思考のスキル」を身につける方法を徹底解説、考えることの原点に迫る。
モーツアルト効果のウソやマルチタスクの危険性、人の名前の覚え方など、知っておきたい話題も満載!
今こそスマート・シンキングを身につけて、イノベーションの扉を開こう。
スマート・シンキング–現在の知識を活用し、新しい問題を解決する能力
第2章 スマート習慣で行動を変える
睡眠が習慣を作る
●すぐに使えるスマート・シンキングのヒント
第4章 物が機能する仕組みを理解する
「なぜ」という重要な問い
身近な専門家を活用する
知識を応用する
●すぐに使えるスマート・シンキングのヒント
選択を比較するとき
記憶の仕組みはどうなっているのか
●すぐに使えるスマート・シンキングのヒント
記憶が引き出しにくいとき
よい訓練のすすめ
ソーシャル・ネットワークとスマートな文化
エピローグ
謝辞
略歴
[著者]
アート・マークマン Art Markman
認知心理学者。テキサス大学教授(心理学とマーケティング)。2006年より認知科学学会の機関誌「認知科学」編集長を務める。「思考の速さを最大化する」研修プログラムを開発し、P&Gをはじめ大手企業のコンサルティングも多数手がけている。ハーバード・ビジネス・レビューやハフィントン・ポストにも寄稿。
[訳者]
早川麻百合(はやかわ・まゆり)
翻訳家。立教大学文学部英文学科卒。主な訳書に『ソウル・サバイバー』(PHP研究所)、『きょうだいの暗号』(徳間書店)、『中国スパイ秘録』(共訳、原書房)など。
●装丁・本文デザイン:竹内雄二
●翻訳協力:リベル
●校閲:熊澤華栄