マヨネーズ解体新書
日本でマヨネーズ商品が作られはじめて100周年!
知られざる日本のマヨネーズ黎明期に迫る
日本でマヨネーズ商品が製造されはじめたのは1925(大正14)年。それから100年が経ち、マヨネーズは日本の食卓に欠かせない調味料となっている。西洋生まれのマヨネーズは、どうやって日本の食文化に溶け込み、どうしてこれほどまで日本人に愛されるようになったのか?その道のりを、近代日本の社会と食文化の変遷、食品メーカーの創意工夫、広告戦略など、様々な角度からひもとく。
- 書籍:定価1980円(本体1800円)
- 電子書籍:定価1980円(本体1800円)
- 2025年10月発行
目次
はじめに
マヨネーズ事始め
第1章 マヨネーズと日本人
マヨネーズとの出会い
国産マヨネーズの誕生
戦争がもたらした変化
高度経済成長と食の多様化
日本人の味覚とマヨネーズ
明治・大正期の料理書に見る
マヨネーズが「憧れの的」だった頃(東四柳祥子)
第2章 洋食とマヨネーズ
「西洋料理」から「洋食」へ
マヨネーズを広めたサラダ
サンドイッチ&タルタルソース
和食にもマヨネーズ
母・江上栄子が作る驚きのサラダと、
マヨネーズがもたらす安心感(江上佳奈美)
第3章 より良いマヨネーズのために 開発舞台裏
知られざるマヨネーズ業界史
「マヨネーズ」とは何か?
マヨネーズを守るものたち
「良い商品は良い原料からしか生まれない」
マヨネーズと赤色の秘密
本場ヨーロッパが教えてくれる
日本のマヨネーズのさらなる可能性(音羽和紀)
おわりに
ブックデザイン:永井亜矢子+山際昇太(陽々舎)
イラスト:嶽まいこ
校正:株式会社文字工房燦光
印刷・製本:株式会社新藤慶昌堂