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公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会 編

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2020年から2023年にかけて、日本経済は新型コロナウイルス感染症にさまざまな形で翻弄された。コロナ禍とは何だったのか。経済学を軸に新型コロナ対策を改めて回顧・再評価し、次なる時代への示唆や教訓を導く。

【特集】コロナ禍を経済学で検証する

「感染症対策における日本の経済学(者)」大竹文雄(大阪大学特任教授)
「顕著になったウェルビーイング格差」山本 勲(慶應義塾大学商学部教授)
「雇用対策から学べる教訓」酒井 正(法政大学経済学部教授)
「ゼロゼロ融資と利用企業のその後」植杉威一郎(一橋大学経済研究所教授)
「医療における有事対応」伊藤由希子(津田塾大学総合政策学部教授)
「コロナ対策の「事後検証」――田中会計検査院長が語る」田中弥生(会計検査院長)+土居丈朗(慶応義塾大学経済学部教授)
「東京五輪2020の経済効果」宮本勝浩(関西大学名誉教授・大阪府立大学名誉教授)

【写真で読む研究レポート】
虞 雪健(北京大学外国語学院ポストドクター)
阿部卓也(愛知淑徳大学准教授)

【追悼】
「五百旗頭さんの思い出」北岡伸一(東京大学名誉教授)
「五百旗頭真先生が遺したもの」蒲島郁夫(前熊本県知事)+國分良成(前防衛大学校長)+御厨 貴(東京大学名誉教授)+岸 俊光(アジア調査会事務局長) 他

  • 書籍:定価1320円(本体1200円)
  • 電子書籍:定価1320円(本体1200円)
  • 2024.11発行
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目次

■特集:コロナ禍を経済学で検証する

巻頭言 経済学で迫るコロナ対策の実態(土居丈朗)
感染症対策における日本の経済学(者) (大竹文雄)
顕著になったウェルビーイング格差(山本 勲)
雇用対策から学べる教訓(酒井 正)
ゼロゼロ融資と利用企業のその後(植杉威一郎)
医療における有事対応(伊藤由希子)
コロナ対策の「事後検証」――田中会計検査院長が語る(田中弥生+土居丈朗)
<コラム>東京五輪2020の経済効果(宮本勝浩)
<付録>年表&グラフ

■論考
西洋音楽の「加速」――楽譜の歴史から見えてくるもの(菅沼起一)

■写真で読む研究レポート
百人一首かるたで世界を繋ぐ(虞 雪健)
写真植字と文字印刷の百年(阿部卓也)

■研究会レポート:米中新冷戦下におけるアジア
米中新冷戦下におけるアジア(白石 隆)
アジア開発銀行と中国(中尾武彦)
台湾の新政権と習近平下の中国(川島 真)

■時評
歴史は教育?(岡本隆司)
竿燈祭りにみる男性性のはかなさ(村上由鶴)
「既成政党不信」のなかの希望(池田真歩)

■エッセイ
目的論的「創造性」の呪縛 (松浦健二)
コンプライアンスという「正論」(渡辺 裕)
「タイパ」はなぜ浸透したか――考現学と社会記号(稲田豊史)
季語の力(夏井いつき)
最も新しいものは最も時代遅れになったものの中に隠されている(鹿島 茂)
木は腐るのか その2(藤森照信)
正宗白鳥と上田敏(奥本大三郎)
やめるということ「もうよか、まだよか」(阿川尚之)

■海外通信
七宝の花瓶と「バーダーディー」――中東初の日本大使館(ジラルデッリ青木美由紀)
パリはパリを擬態する――オリンピック都市開発とグラン・パリ(荒又美陽)
頭と胴を繋ぐ言語としての――ベナンの現代美術シーンと脱植民地化(中村融子)
ニューヨーク湾に戻ってきたカキ(八田浩輔)

■書評対談
イギリス王室の生命力(君塚直隆+佐伯順子)

■追悼
五百旗頭さんの思い出(北岡伸一)
五百旗頭真先生が遺したもの(蒲島郁夫+國分良成+御厨 貴+岸 俊光)
五百旗頭真氏年表

●アステイオン編集委員会
 
委員長 田所昌幸 
    岡本隆司
    佐伯順子
    武田徹
    土居丈朗
    中西 寛
 
●ブックデザイン/清原一隆(KIYO DESIGN)
●表紙画/安斉将
●翻訳/ジャネット・アシュビー
●ロゴ/荒田秀也・清原一隆(KIYO DESIGN)
●写真/河内彩
●校閲/竹内輝夫
●編集協力/CCCメディアハウス書籍編集部