結婚できないのはママのせい? 娘と母の幸福論
恋愛、仕事、人間関係・・・・・・。なんだかすべてがうまくいかない。それはお母さんとの関係が原因かもしれません。悩める20~30代女性に贈る、新しい母娘関係を提案する1冊。もう、ママを解雇しよう――。
- 書籍:定価1540円(本体1,400円)
- 電子書籍:定価1232円(本体1,120円)
- 2013.09発行
内容
恋愛、仕事、人間関係・・・・・・。
なんだかすべてがうまくいかない。
それはお母さんとの関係が原因かもしれません。
お母さんはどこでもいるごく普通の女性です。
当然、絶対的な存在ではなく、
母親の考え方がすべてでもありません。
人間ですから完璧ではありえないし、
考え方や感じ方に、偏見やゆがみがあっても攻められません。
あなたが無事に大きくなり、成人し、
夢を見つけたり、仕事に就いたりしているなら、
そろそろお母さんを「お役御免」にしてあげたらどうでしょうか。
悩める20~30代女性に送る、新しい母娘関係を提案する1冊。
もう、ママを解雇しよう――。
もくじ
ちょっと長めの「はじめに」
母親との関係が苦しいのはなぜ?
娘をコントロールする「母親の呪い」とは
価値観がぶつかってしまうとき
30代女性の立ち位置
あなたの母親にはどうあってほしい?
どこまで自分のことを話すべき?
自分の本当の居場所を探す
ママへ――感謝とともに「解雇通知」を渡そう
Chapter1 恋愛きないのママのせい?
母親の意見に恋愛感情が揺らぐとき
娘を手放せない母親・母親から離れられない娘
押しつけられた価値観から自由になる方法
自信のない女性は悪い男につけ込まれやすい
既婚者を好きになりやすい人の特徴
母親に言われてきたことを冷静に考えてみる
「あなたのため」は本当か
よその家庭やフィクションの世界を参考にする
母親の本当の姿を知ることの意味
母親との関係には「女の子同士のつき合いかた」を応用する
母親との関係には「上司とのつき合いかた」も応用できる
とりあえず気持ちを伝えてみるという手もある
「まだいい人見つからないの?」│母からの最も厳しい追及を逸らす方法
母親との関係をソフトに変える「ビジネス的な対応」
母親の考えを知ってから、自分の恋愛を見定める
結局母親は、娘が幸せならすべてを許す
Chapter2 結婚できないのはママのせい?
母親がかける「あなたは幸せになれない」という呪い
母親のされるがままにならない方法
娘を守るはずの「呪い」がかえって不幸な男性関係を引き寄せる
愛されてきた人ほど「素の自分」を出すことができる
母親が娘に伝えられるのは、自分と同じレベルまで
それでもまだ母親を許せないあなたへ
母親が描く理想の結婚にどこまでつき合うか
自由な時代だからこそ人生のタイムリミットを知るべき
幸せになれる人の男性選びの基準
自分で選べない人はどんな結末になっても結局後悔する
自分が死ぬときを想像して本当にそれでいいのか考える
母親は娘の幸せを願っている
「結婚」を逃げ場やステータスと考えないで
親のそばから離れないことが親孝行ではない
家庭運営は起業と同じ
娘が独立したら、母親の「プロデューサー業」は終了
Chapter3 ママが娘の仕事を認めないのはなぜ?
仕事に口をはさむ母親へのイライラ
母親世代はいまの職業事情を理解できない
男性に頼り切ることのリスクを知らない母親
働く姿を知らないのに「無能」を宣告するナンセンス
我慢ができないなら、お金を貯めてひとり暮らしを始めよう
仕事の評価を受けやすくするちょっとしたテクニック
仕事の愚痴はどこで吐き出すか
自己肯定感を仕事で得るという方法もある
自分を無力な存在だと思い込まないこと
お金と性を冷静に語れたら「本当の大人」
いつまでも子ども扱いする母親と決別しよう
ひとりの大人として母親と向き合う
「一人前になる」ということ
母との関係を決裂させる必要はない
Chapter4 家族関係がうまくいかないのはママのせい?
もう一度親との距離を測り直そう
屁理屈を言いながら居座る娘は、文句を言いながら離婚しない母親と同じ
男兄弟がいる場合、娘への風当たりはどうなるか
「姉」はつらくて責任重大?
子ども扱いされ続ける「妹」のせつなさ
ひとりっ子という立場を考える
子どもが自己主張するということ
信頼できたら心配はいらない?
子どもを育てるのは親の勝手、そして義務
娘から母親への恩返しは「とにかく幸せになること」
求められる役割を演じなくてはいけない女性たち
「気を使わないでいい相手」としての家族
「すべてをわかって、受け止めてくれる人」など幻想にすぎない
受容を求める渇望感は、自立によって満たされていく
Chapter5 感謝をこめてママを解雇する日
ママへ――「いままでありがとう」
母を恐れすぎる気持ちを手放そう
「私が母を守らなければ」という使命感について
幸せの条件①「自分を好きになること」
幸せの条件②「自分と他者を信じること」
幸せの条件③「周囲へ貢献すること」
仕事、お金、キャリア、結婚│何が先になっても大丈夫
マスコミが流す「母娘像」に翻弄されないで
母親にとって孫は「ボーナス」にすぎない
完璧じゃなくてもかまわない
心の自由が手に入れば、毎日はこんなに楽しい
長生きの時代、親孝行はまだまだできる
自由が魅力を作り、出会いを生み出す
ウエディングドレスでお母さんに渡す「感謝状」
30代女性のお母さんにも読んでほしい「おわりに」
価値観の多様性を認めるということ
娘は縛らず、自由にさせてあげて
あなたの娘は大丈夫
付録1 ライフチャートをつくってみよう
付録2 自分はどんな人?
付録3 お母さんはどんな人?
略歴
[著者]
五百田 達成(いおた・たつなり)
五百田 達成(いおた・たつなり)
米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション」「恋愛・結婚・仕事」「生活者心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。東京・恵比寿にて女性のための人生相談ルーム「恋と仕事のキャリアカフェ」を主宰。鋭い分析と優しい語り口が人気となり、“日本一女心のわかる男”として、「解決! ナイナイアンサー」(日本テレビ)「私の何がイケないの?」(TBS)など、メディア出演多数。
著書『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング)が13万部を超えるベストセラーに。その他の著書に『「2回目のない女」を卒業します!』(メディアファクトリー)、『一瞬で幸せ本能がめざめる 心のゆるめかた』(中経出版)など多数。
桜場 江利子(さくらば・えりこ)
米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。株式会社三越、ジャマイカ大使館、オーストラリア大使館勤務を経て、人事採用ビジネスに従事した後、現在は若者の就職支援および自立支援を行う。
ベネズエラで生まれ、イギリスのインターナショナルスクールにて中学・高校生活を送った経験を生かし、グローバル視点での“ハッピー”を追求。日本人の若者が元気になることをテーマに、自らの子育て経験を踏まえて、公私共に多くの女性を支援している。
●ブックデザイン/原田恵都子(ハラダ+ハラダ)
●イラストレーション/原田リカズ(ハラダ+ハラダ)
●編集協力/鈴木依子
●校正/鷗来堂