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自信をもてないあなたへ 自分でできる認知行動療法

自信をもてないあなたへ

うつ、不安、無気力、パニック障害、対人恐怖症…… そんなあなたの「いやな気分」が少しずつほぐれていきます。 ぜひ、この本の課題に取り組んでみてください。

  • 書籍:定価1980円(本体1,800円)
  • 電子書籍:定価1584円(本体1,440円)
  • 2004.06発行
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内容

・自分をだめな人間だと思っている人が、自分を見つめ直し、自信を取り戻すための、認知行動療法に基づいた最良のガイド。
・否定的な思い込みから脱却し、自分をもっと寛大な目で見る見方を手に入れるための方法が、段階をおって、丁寧に紹介されています。
・深刻に悩んでいる人も、それほどでもないがもっと自信をもちたい人も、それぞれの状況に応じて自己評価を高める作業に取り組めます
本文より

目次

自分自身をもっとやさしく見つめるために

【第一部】 自信がないとはどういうことか

第一章◆「自信がない」=「自己評価が低い」
「自己評価が低い」とは?/あなたの自己評価は?/低い自己評価はどこからくる?/この本の使い方/認知行動療法を用いて 他

【第二部】 「自己評価が低い」とは何かを知る

第二章◆低い自己評価はどのようにして生まれるか
経験――思い込みのルーツ/過去と現在を結ぶ橋――「最終結論」/「考えのゆがみ」/「生きるためのルール」 他

第三章◆何が低い自己評価を存続させるのか
「生きるためのルール」が破られると……/脅威に対する反応――不安な予測/不安な予測が行動に及ぼす影響/自己批判的考えの心理的影響/自分の悪循環を図に描く 他

【第三部】 「自己評価が低い」ことを乗り越える

第四章◆不安な予測を点検する
不安な考えはどう働くか/予防策を講じる――不要な自己防衛/現状を変える第一歩――あなた自身の「不安な予測」と「不要な予防策」に気づく/代替案を見つける 他

第五章◆自己批判と闘う
自己批判はなぜプラスではなくマイナスに働くか/自己批判的考えにどう対処するか/「自己批判的考えを見分ける 記録シート」の使い方/自己批判的考えに疑問を呈する/「自己批判的考えと闘う 記録シート」を活用する 他

第六章◆自分を受け入れる
自己評価を高める第一歩――肯定的な資質に目を向ける/いい人生を自分に奮発しよう/満足度を高め、楽しみを増やす――「活動日誌」をつける/第一ステップ――自己観察/第二ステップ――変えていく 他

第七章◆「生きるためのルール」を変える
「生きるためのルール」はどのようにして生まれるのか/あなたの「生きるためのルール」を突きとめる/ルールを変える/学習したことを整理し、強化する 他

第八章◆「最終結論」を突き崩す
あなたの「最終結論」を突きとめる/より肯定的で現実的な「新しい最終結論」をつくる/あなたの「最終結論」を突き崩す/「新しい最終結論」を裏付け、「古い最終結論」の反証となるものは? 他

第九章◆すべてを総合してこれからのプランをつくる
自己評価を高める――それぞれのステップはどのように関わり合っているか/これからのプラン/完璧な行動プランに到達するためのステップ 他

著者

メラニー・フェネル(Melanie Fennell)
オックスフォード大学精神医学部認知療法学科ディレクター。英国における認知療法の第一人者で、オックスフォード認知療法センターの創設メンバー。著書にOxford Guide to Behavioural Experiments in Cognitive Therapy(Cognitive Behaviour Therapy: Science and Practice), Oxford University Press(共著)などがある。

訳者

曽田和子(そだ・かずこ)
翻訳家。神戸市に生まれ、東京で育ち、現在愛知県在住。東京外国語大学英米科卒。南山大学大学院文学研究科英文学修士課程修了。主な訳書に『父さんの犬サウンダー』(岩波書店)、『さわってごらん』(フォーユー)、『美の陰謀』『クリス先生と子供たち』『大切なことはすべて食卓で学んだ』(以上阪急コミュニケーションズ)、『リーダーシップが人を動かす』(無名舎)、『ウエディング・ママ』(文藝春秋)、『ママがわたしを撃った』(上・下、実業之日本社)などがある。

●装丁/轡田昭彦/坪井朋子