世界はなぜ仲良くできないの? 暴力の連鎖を解くために
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竹中千春 著
- 書籍:定価1760円(本体1,600円)
- 電子書籍:定価880円(本体800円)
- A5判・並製/272ページ
- ISBN978-4-484-04209-1
- 2004.06発行
政治・国際関係 /
世界はなぜ仲良くできないの? こどもたちのこんな質問に、あなたは答えられますか? 「暴力の連鎖」を解くために、みんなが知るべきこと、考えるべきこと。国際政治学者のちはる先生が、やさしく解説。
内容
世界はなぜ仲良くならないのか。 なぜ数え切れないほどの人々が命を失い、ケガをし、 住むところを奪われ、苦しい暮らしをさせられているのか。 こうした疑問を抱いたことはありませんか。 この本では、こうした疑問を一緒に考えていきます。 最後のページを読み終わったところで、 今までは靄がかかっていた世界が、新しい眼鏡をかけたように すっきり見える気がしていただけたら、それ以上の望みはありません。 では、自分たちが生きている世界を、 自分の目で発見するための旅に出かけましょう。
「はじめに」より
著者
竹中千春(たけなか・ちはる)
1957年東京生まれ。1979年、東京大学法学部卒。東京大学法学部助手などを経て、現在、明治学院大学国際学部教授。専門は国際政治・インド現代政治。特に、ガンディーと非暴力主義・ナショナリズム・ポストコロニアルな歴史・ジェンダーに関心を持つ。日本比較政治学会編『民族共存の条件』(早稲田大学出版部、2001)、高畠通敏編『現代市民政治論』(世織書房、2003)、日本政治学会編『年報政治学2003「性」と政治』(岩波書店、2003)などに寄稿。訳書に『サバルタンの歴史―インド史の脱構築』(岩波書店、1998)