独裁者の妻たち
スターリン、ムッソリーニ、毛沢東、ミロシェヴィッチ…… 「権力のエロス」に溺れた女たちの運命!
- 書籍:定価2640円(本体2,400円)
- 2003.11発行
内容
権力はもっとも強力な媚薬である
ヘンリー・キッシンジャー
目次
はじめに
スターリンの妻たち
服従する女――エカテリーナ・スワニーゼ
抵抗する女――ナジェージダ・アリルーエワ
黙認する女――ローザ・カガノヴィチ
ムッソリーニの妻と愛人
賢明なる正妻――ラケーレ・ムッソリーニ
愚かなる愛人――クララ・ペタッチ
スペイン王妃になろうとした女
カルメン・ポロ・デ・フランコ
文化大革命を起こした元女優
毛沢東夫人、江青
ルーマニアのドラキュラ伯爵夫人
エレナ・チャウシェスク
貧者の聖母を演じきった女
エバ・ぺロン
ベルリンの壁のなかの女王
マーゴット・ホーネッカー
ユーゴスラヴィアに殉じた女
ヨヴァンカ・ブロズ・チトー
セルビアのマクベス夫人
ミリャナ・マルコヴィッチ=ミロシェヴィッチ
おわりに
訳者あとがき
参考文献
著者
アンティエ・ヴィントガッセン(Antje Windgassen)
ハンブルク在住の著作家。著書に『光を求めて――アレクサンドラ・ダヴィッド=ネールの生涯』『インドの母――カストゥルバ・ガンディーの生涯』がある。
訳者
渡辺一男(わたなべ・かずお)
1946年生まれ。東京都立大学大学院博士課程中退。1999年山形県大学辞職後は翻訳に従事。神奈川県小田原市在住。訳書に『ヒトラーをめぐる女たち』『なぜそんなに痩せたいの?――「美人」になりたい女の社会心理学』(阪急コミュニケーションズ)がある。
●装丁/中村友和(ROVARIS)