天才に尽くした女たち
モーツァルト、ゲーテ、ワーグナー、 アインシュタイン、マーラー、トーマス・マン…… 自分勝手で気まぐれ、神経質で癇癪持ち、偏屈で浪費家 そんな暴君に仕えた妻たちの物語。
- 2004.01発行
目次
はじめに
「神童」のミステリアスな妻
コンスタンツェ・モーツァルト
身分ちがいの文豪夫人
クリスチアーネ・ゲーテ=ヴルピウス
ゲルマン崇拝神殿に仕えた巫女
コジマ・ワグナー
相対性理論の知られざる功労者
ミレヴァ・アインシュタイン
奴隷からミューズへの華麗なる転身
アルマ・マーラー=ヴェルフェル
「トーマス・マン文学商会」の敏腕経営者
カチア・マン
訳者あとがき
参考文献
著者
フリードリッヒ・ヴァイセンシュタイナー(Friedrich Weissensteiner)
オーストリア東部のグロースペルトルツ生まれ。歴史とイギリス文化を学び、教育学で博士号取得後、ウィーン国立ギムナジウムの校長をつとめるかたわら、著述活動に入る。現代史、ハプスブルク家を題材にした伝記で知られる。
著書に『赤い皇女エリーザベト』(新書館)など。
訳者
山下 丈(やました・たけし)
京都大学大学院法学研究科博士課程中退。ドイツ留学。広島大学教授、東海大学教授を経て、弁護士・弁理士。上智大学外国語学部・一橋大学大学院国際企業戦略研究科非常勤講師。日本ペンクラブ会員。2004年4月より大宮法科大学大学院商法専任教授就任予定。
著書に『ブルー・ブラッド――ヨーロッパ王家の現代史』(筑摩書房)、『ネット・フロンティアの攻防――eビジネスに法の網はかけられるか』(プレジデント社)など。
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●装丁/中村友和(ROVARIS)