今日は、人生を変える日。
誰かが人生を変えてくれるのを待つのは、もうやめにしよう。人生はあまりにも短いのだから、自分のやりたくないことをして過ごすなんてもったいない。人生はリハーサルではなく、つねに本番なのだ。
- 書籍:定価1650円(本体1,500円)
- 2012.06発行
内容
不満だらけの人生は、おしまい――今こそ行動を起こすとき
今の人生のまま、新しいことを何もしなかった場合の、
20年後の自分の姿を思い描いてほしい。
その20年間、事態がまったく変わっていないとすると、
未来の自分はどんなふうに見える? どんなことをしている?
どれくらい健康で気力が充実している? どこにいる? 誰といる?
幸せ度を10段階で評価すると、どのあたりになるだろう?
誰かが自分の人生を変えてくれたり、状況を改善してくれたりするのを、
ただ待つだけなんて、そろそろやめてしまおう。
人生はあまりにも短いのだから、
自分のやりたくないことをして過ごすなんてもったいない。
ましてや、一緒にいたくない人と時間を過ごしたり、
本気で実現しようともしていない夢や志を抱いたり、
くよくよしたり……そんな人生を過ごすなんてもってのほか。
人生はリハーサルではなく、つねに本番なのだ。
目次
第1章 今日は、現状を認識する日
第2章 今日は、いらないものを把握する日
第3章 今日は、本当に望むものを明確にする日
第4章 今日は、あらゆる人間関係がよくなりはじめる日
第5章 今日は、仕事を自分のためにうまく役立てる日
第6章 今日は、目標を定めて計画を立てる日
第7章 今日は、意識に手助けをしてもらう日
第8章 今日は、ちょっとしたことに意識を向ける日(そうすると大きな変化が起きる)
第9章 今日は、誰の言葉に耳を傾けるかを選択する日
第10章 今日は、過去を捨て去る日
第11章 今日は、成功への鍵を見つける日
第12章 今日は、まったく新しい人生の初日
付 録 今日は、変化を受け入れる準備ができていることを確認する日
「はじめに」より
人生を変えなきゃ――そうは思っていても、一度に何もかもに目を向けると、ひるんでしまいそうになる。新しい仕事がしたい。もっといい人間関係を築きたい。健康で丈夫な体になりたい。痩せたい。引っ越したい。ストレスを減らしたい……それも、今すぐに。
うわあ! 自分が変えたいものを何でもかんでもリストにしだすと、あまりに多すぎてそれだけで圧倒されてしまう。切迫感が加わると気持ちはますます焦る一方。だから、たいていの人が手をつける前にあきらめてしまう。でなければ、ぐずぐずと先延ばしにしている。来週にしよう。来月からでいいや。気分がよくなったらやろう。誰かが「何かしてくれる」まで待とう。もっとやる気が出たら……といった具合に。
本書では一貫して、スピリチュアルなものに頼らずに望みどおりの人生を送る、現実的で実用的な方法を論じている。大小を問わず、どんな変化を求めていようと、原則は変わらない。これまでと違ったことをすれば、おのずと結果も違ってくる。
人生で変化を起こすことを先延ばしにしていると、いつまでも待ちの状態から抜け出せない。安全地帯を離れたらどうなってしまうのか、それを知りたいものだと願い、不安にさいなまれながら過ごしてしまうことになるから。くよくよと心配することは、言ってみれば、欲しくもないもののために想像力を働かせるということにほかならない。一方、結末を知りたいと願うこと……その考え自体はいい線いっている。だが、それは実際に行動に移した場合に限られる。要は行動に移すことが重要なのだ。
人生はあまりにも短いのだから、自分のやりたくないことをして過ごすなんてもったいない。ましてや、自分が一緒にいたくない人と時間を過ごしたり、本気で実現しようとしてもいない夢や志を抱いたり、くよくよしたり……そんな人生を過ごすなんてもってのほか。人生はリハーサルではなく、つねに本番なのだ。だから、この一生をムダにしないで。
人生は変えられる。それも、今すぐはじめられる。今日にでも。どんなに長くてつらい旅でもほんの一歩からはじまるし、一歩ずつ積み重ねていけば、その旅はそれほど長く、つらいものではない。自分の理想の世界、人間関係、家庭、仕事、人生が暗いトンネルの先に見えたなら、思い切ってそのトンネルの中へ突き進んでいけるだろうか?
理想としているものは必ずトンネルの先にあって自分を待っている。何もかもがこれまで自分が夢に見ていたとおり(もしかするとそれ以上)で、そこにたどりつけば想像すらしていなかった幸せと満足感が得られるに違いない。
さあ、人生を変える旅に出発しよう!
略歴
[著者]
エレイン・ハリソン Elaine Harrison
経験豊富なファシリテーター兼コーチ。
世界各国で企業や個人向けのワークショップを開催している。人々が最高の自分を引き出し、心から望む人生を送れるよう後押しすることに情熱を注ぐ。
パートナー、息子、馬の群れ、1 匹の犬とともに、英サマセット州に在住。
http://www.elaineharrison.co.uk
[訳者]
小林博子(こばやし・ひろこ)
翻訳家。津田塾大学学芸学部英文学科卒。
渉外法律事務所、外資系銀行等での勤務を経て翻訳家に。訳書に、『飲み水にこだわれば、健康に生きられる』(徳間書店)、『キャス・キッドソンの世界』(主婦の友社、共訳)などがある。
和泉裕子(いずみ・ゆうこ)
英語・中国語翻訳家。英国国立ロンドン大学卒。
訳書に、『商経 無一文から一兆円稼いだ中国商人の教え』(インプレス)、『アダムの旅 Y染色体がたどった大いなる旅路』(バジリコ)、『民主国家vs専制国家 激突の時代が始まる』(徳間書店)などがある。
翻訳協力 リベル
●ブックデザイン/浦郷和美
●カバーイラスト/村山宇希(ぽるか)