アステイオン69
内容
<特集>
アメリカ・永遠の「新」世界
最後にして最善の希望?/阿川尚之(慶應義塾大学教授)
帝国の磁力/土屋大洋(慶應義塾大学大学院准教授)
チャーチルのアメリカ/細谷雄一(慶應義塾大学准教授)
イデオロギーと統治の間で/待鳥聡史(京都大学大学院教授)
米国保守思想の系譜/松田 誠(外務省大臣官房人事課企画官)
序幕は過去に開く――公文書公開と民主主義/バート・エルドリッヂ(大阪大学大学院准教授)
海のアメリカ/八木浩二(海上自衛隊護衛艦ちくま艦長)
<Essays>
「君と住む家」/芳賀 徹(京都造形藝術大学名誉学長)
「行く春」の行方/高階秀爾(大原美術館館長)
<第2特集>
世界の思潮
ベルリン・フィルと国家社会主義/ヴォルフ・レペニース(ベルリン高等研究所名誉会員)
イスラム法への回帰か?/マーク・リラ(コロンビア大学教授)
真実と政治/アレクサンダー・スティル(コロンビア大学教授)
<Essays>
「わかりやすい」話の陥穽/渡辺 裕(東京大学大学院教授)
“竹”/藤森照信(東京大学教授)
花の香りと恋心/奥本大三郎(埼玉大学教授)
神話と舞踊――文明史試論(連載第1回)/山崎正和(劇作家)
近代思想の対比列伝――オーラル・ヒストリーから見る(連載第3回)/御厨 貴(東京大学教授)
<連載>
近現代史の中のジェンダー秩序(下)――リブによる「男性性と暴力の構造」の発見/大嶽秀夫(同志社女子大学教授)
●表紙/オーギュスト・ロダン『考える人』(国立西洋美術館所蔵・松方コレクション)
●撮影/川村悦生
●デザイン/齋藤 寧
●翻訳協力/斉藤 寛 齋藤裕一、ジャネット・アシュビー
●校閲/竹内輝夫