どんなときも絶対折れない自分になる 自信の秘密50
あなたには、いつでもどんな状況でも「自信」を持てる潜在的な力がある。その本来持ち合わせている「自信」を引き出し、磨くのに役立つテクニックとは? 50のキーワードを読み解くことで、あなたはゆるぎない力を手に入れることができる。
- 書籍:定価1650円(本体1,500円)
- 電子書籍:定価1320円(本体1,200円)
- 2016.09.15発行
内容
”自信がない”はウソ。
イギリスで話題のシークレットシリーズ、ついに日本上陸。
ソクラテスからレディー・ガガまで人生に効く名言入り。
特定の環境やシチュエーション、人々に対しては自信があるが、別のところでは完全に自信を失ってしまう――。
そんなことはないだろうか? 本書では、あなたにはいつでもどんな状況でも自信を持てる力があるとし、本来持ち合わせている自信を引き出して磨くのに役立つ50のテクニックを紹介する。
はじめに
本書に寄稿してくれた英国を代表する大企業の幹部として名高い人物が、この本の意味を的確に表してくれた。彼が書いた項は洞察力に富んでおり、人々が自信を持つのに役立つのは間違いない。彼は補足としてこう書いた。「皮肉なことに私がこれを実践しているのは、私も自信がないからだ」
多くの人にとって、自信は状況に左右される。特定の環境やシチュエーション、人々に対しては自信があるが、別のところでは完全に自信を失ってしまう。私がこの本を書いたのは、それを変えるためだ。あなたには、いつでもどんな状況でも自信を持てる力があるのだ。本書では、あなたが本来持ち合わせている自信を引き出し、磨くのに役立つ50のテクニックを紹介しよう。
自信と傲慢さは違う
うわべの自信ではなく、本物の深い自信を身につける方法についての項も設けた。自信と傲慢さを区別することはとても重要だ。「自信がありすぎる」ということはない。後述するが、本物の自信は謙虚なものだ。周囲からの注目を独占することはなく、そしてときに傷つきやすい。
私がよく思うのは、自信に満ちた人というのは、ある状況では自信がない自分を受け入れている人だということだ。自信過剰や自己中心主義、自意識過剰な考え方や態度に一旦陥ると、自信から遠ざかってしまう。本書で紹介するテクニックを正しく活用すれば傲慢さにつながることはないが、もしあなたが誤って一線を越えてしまったら、傲慢さが自信にダメージを与えないよう立ち戻ってほしい。
かつての私
自信を妨げるもののひとつが、他の人は環境や教育、遺伝のおかげで自信があるという思い込みだ。それが原因で私も自信のエキスパートではなかったことを白状しよう。思春期を迎えた他の子どもたちと同じように、私も体重や肌荒れに悩み、芽生えて間もない恋愛に失敗した。
私は20代前半でビジネストレーナーとして仕事を始め、キャリアはとても順調だったが、自信を感じることはあまりなかった。ビジネスコンサルタントとして活動し始めた頃でさえ、自信の波が激しかった。そこから抜け出せたのは、自信についての本質的な秘訣を発見した30 代前半になってからだ。私と同じように、読者の皆さんが、自信は自分でコントロールできるのだと本書を通して確信してくれたらうれしい。
本書のベストな活用法
この本は、前菜からデザートまで順番に出てくるコース料理というより、好きなものがランダムに入っているお楽しみボックスのようなものだ。各項は誰にとっても役立つ内容だが、あなたにとってより重要で説得力のある項があるはずだ。それらを先に読もう。
本書のコンセプトは、このシリーズの他の本もそうだが、あなたが実際に使えるテクニックを紹介することだ。テクニックをひとつかふたつ選び、実践すれば、あなたの自信がかなり大きく成長すると保証しよう!
各項を読む順番に優先順位をつけたとしても、すべてに目を通してほしい。タイトルを見て自分には当てはまらないと今は思ったとしても、すべての項に大切な情報を盛り込んでいる。例えば、「自信のあるコメディアン」という項は、コメディの舞台を目指していない人にとっても、日々、自信をどう引き出すかというアドバイスになっている。
繰り返そう
コンセプトや実践法の中には繰り返し登場するものもある。あえてそうしたのは、繰り返すことがスキルの習得につながるからだ。何度も繰り返し書かれていることに気づいたら、おそらくそれは、あなたが最も学ぶべきことだ。
もくじ
1 自信の本質
2 不安は思い込み
3 思考の力を知る
4 自信とは何か
5 自信の心理学
6 あなたは誰?
7 あなたの価値観
8 自己中心的にならない
9 信念から抜け出す
10 あなたは完璧
11 自信の具体的な感覚
11 自信の具体的な感覚
12 自信は冷静さから
13 生まれながらに持っている自信
14 自信のイメージトレーニング
15 自信のある未来をつくる
16 自己啓発はマスト
17 望むものを明確にする
18 変えることができるものに集中する
19 解決策に集中する
20 ポジティブさが自信をつくる
21 運と自信
22 成功を導く自信
23 自信の生理学
24 自信のある言葉
25 自信のある外見をつくる
26 自信がある人を真似る
27 自信のある決断をする
28 素早く決断をする
29 行動する
30 経済的な自信
31 世界一流のエキスパートになる
32 対立したときの自信
33 自信のあるチームをつくる
34 自信のある組織をつくる
35 就職活動における自信
36 自信のあるリーダー①
37 自信のあるリーダー②
38 自信のある起業家
39 内向的な人の自信
40 自信のあるインフルエンサー
41 自信のあるスピーカー
42 自信のあるスポーツマン
43 自信のあるコメディアン
44 自信のある教師
45 自信のある学習者
46 自信のある体
47 自信のある交際
48 自信のある男女関係
49 自信のある親
50 自信を共有する
略歴
【著者】
リチャード・ニュージェント(Richard Nugent)
パフォーマンスコーチ、モチベータ―、リーダーシップエキスパートとして、イングランド・プレミアリーグのサッカー選手や大手企業をクライアントに持つ。BBC(英国放送協会)などメディアにも登場。
【訳者】
前田雅子(まえだ・まさこ)
東京女子大学およびオレゴン大学を卒業後、月刊誌「日経ウーマン」編集部、週刊誌「ニューズウィーク日本版」編集部などを経て、現在はフリーランスの編集者・翻訳者。訳書に『「仕事が終わらない」を抜け出す200のアイデア』『「ダメな私」を今すぐやめる200のアイデア』(CCCメディアハウス)がある。
カバーデザイン/渡邊民人(タイプフェイス)
本文デザイン/相京厚史(next door design)
校閲/円水社