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自己肯定感が高まる声かけ
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「明るさ」「おだやかさ」「自立心」が育つ 自己肯定感が高まる声かけ

自己肯定感が高まる声かけ

子どもが社会に出てからの自立やしあわせを左右するのは、学力ではなく自己肯定感だ。文武両道で知られる有名小学校の教諭が、教育の現場でも重視されるようになっている自己肯定感について、「達成力」「仲間力」「感情力」という3つの視点から解説する。

  • 書籍:定価1694円(本体1540円)
  • 電子書籍:定価1355円(本体1232円)
  • 2021.11.30発行
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「文武両道の子が育つ」ことで有名な小学校の教諭がストーリーで解説!
〈自己肯定感〉とは、学力に勝る、社会で〈生き抜く〉力である。

自己肯定感のカリスマ指導者「寅ちゃん」と、小学生の2児の母「鈴ちゃん」の対話で、楽しく身につく。

子どもの自立やしあわせには自己肯定感が大切だ――教育現場でも、家庭でも、最近はそう言われ続けている。しかし、得点や偏差値で数値化できる5教科とは違い、数値化できない自己肯定感は具体的にどう伸ばしていけば良いかがわかりづらい。

本書は自己肯定感を「達成力」「仲間力」「感情力」の3つのカテゴリに分けて捉える。

① 達成力=結果にコミットする力(自立心)
② 仲間力=他者と良い関係を築く力(明るさ)
③ 感情力=気持ちをコントロールする力(おだやかさ)

経済協力開発機構(OECD)の指標に基づいて作成した「自己肯定感チェックリスト」で、特にどの面が弱いかを把握。そのうえで、それぞれを伸ばすための考え方や声かけを紹介する。子どもの気持ちを尊重しながらの声かけによって、子どもの思考は自然と変わる。思考が変われば行動が変わる。

著者

熱海康太 (あつみ・こうた)
小学校教諭/教育者 神奈川県出身。著書に『駆け出し教師のための鬼速成長メソッド』(明治図書出版)、『6つの声を意識した声かけ50』(東洋館出版)、『学級経営と授業で大切なことは、ふくろうのぬいぐるみが教えてくれた』(黎明書房)などがある。教育以外にも、Fリーグ(日本フットサルリーグ)に所属する「フウガドールすみだ」にて小説を連載するなど、パラレルキャリアを形成している。

目次

はじめに
 
第1章 自己肯定感とは何か
レッスン1 「不安はすぐに解消できるのよ」――自信が持てない親御さんへ
レッスン2 「自己肯定感は3つの力で育つのよ」――達成力・仲間力・感情力
レッスン3 「自己肯定感を数値化してみたわ」――自己肯定感チェックテスト
 
第2章 達成力――結果にコミットする力
レッスン4 「手段と目標は違うのよ」――正しく目標設定をするには
レッスン5 「きっかけ次第で好奇心も沸いてくるわよ」――チャレンジ精神を持つには
レッスン6 「根性が必要なときもあるのよ」――歩踏み出すには
レッスン7 「続けられるよう、環境を整えるのよ」――習慣化するには
レッスン8 「見通しが立たないと、途方に暮れるわよ」――先延ばししないためには
レッスン9 「完璧にやることがすべてではないわよ」――挑戦の価値を知るには
レッスン10「大舞台で逃げたくなるのは当然よ」――プレッシャーに勝つには
 
第3章 仲間力――他者と良い関係を築く力
レッスン11「本気の覚悟は強いのよ」――いじめを回避するには
レッスン12「多様性の時代も、見た目は大事よ」――第一印象を良くするには
レッスン13「人見知りでも会話は弾むわ」――物怖じせずに人と接するには
レッスン14「多様性を認めると、ご機嫌でいられるわ」――合わない人とうまくやるには
レッスン15「いちばん身近な存在は、自分の鏡よ」――大切な人に感謝と愛を示すには
レッスン16「人生に別れはつきものよ」―別れを乗り越えるには
レッスン17「注目される人には、3つの条件があるわ」――人気者になるには
 
第4章 感情力――気持ちをコントロールする力
レッスン18「いまいる場所だけが世界じゃないわ」――絶望しないためには
レッスン19「想像力は心のリスク管理能力よ」――落ち込まないためには
レッスン20「怒るのも、怒られるのも、消耗するわ」――怒りをコントロールするには
レッスン21「ポジティブに楽しめれば、苦痛じゃないわ」――困難に折れないためには
レッスン22「大らかにいられれば、動揺せずに済むわ」――毎日を快適に整えるには
レッスン23「感情的になると、いい考えも浮かばないわ」――心を乱さないためには
レッスン24「3つの時間で、当たり前の日常も輝くわ」――しあわせに生きるには
レッスン25「白黒つけないのは、考えるということよ」――誠実に生きていくには
 
おわりに