パリ散歩画帖
銅版画家、山本容子さんが教えてくれる旅の思い出ノートの作り方。街の素顔の切り取り方、スケッチの楽しみ、コラージュの手法などプロのヒントがいっぱい。パリの達人が、お気に入りの散歩道をスケッチしながら案内してくれます。
- 書籍:定価1980円(本体1,800円)
- 電子書籍:定価990円(本体900円)
- 2006.10発行
内容
山本容子さんの愛する街、パリ。
今回は旅人としてではなくその街の住人として、アパルトマンに滞在し、自分で料理を作り、スケジュールを立てずに気ままに小路を散策してみました。
スーパーの日用雑貨や、ご近所のパン屋さんに果物屋さん、マルシェのおじさん、いつもと違った気取らないパリの風景。
そんなパリの思い出を持ち帰るのに、スケッチブックはいりません。
パリで見つけた日常をイマジネーションいっぱいに膨らませてできあがったのがこの旅の画帖です。
山本容子さんのおすすめのパリ散策コースを歩いて、旅の画帖を作ってみてはいかがでしょうか?
スケッチのしかたやコラージュの手法も伝授していただきました。
あなたもきっと、旅の思い出を1冊コラージュしたくなります
パリで見つけた日用品30点をテーマにした銅版画作品集『T’as achete quoi?』(なに買ったの?)も収録した豪華な1冊です。
目次
パリと私--旅の記憶の仕方 ~Paris et moi~
パリの日常を探す旅--めざすは16区 ~Bonjour a Paris~
パリと遊ぶための道具選び--ボン・マルシェ ~Au Bon Marche~
エレガントなマダムたちの小路--シェルシュ・ミディ ~Cherche Midi~
アートと文学に触れる小路--ジャコブ/セーヌ ~Rue Jacob/ Rue de Seine~
パリの日曜日の過ごし方--モンジュ広場 ~Place Monge~
エスニックな香り--ムフタール ~Rue Mouffetard~
手づくりの夕食でおもてなし--エミール・オジェ ~Bd. Emile Augier~
時空を超えた不思議な商店街--パッサージュ ~Les Passages~
ゆるやかに新しいパリ--ケ・ブランリー美術館 ~Le Musee du Quai Branly~
散歩画帖を作るには?--五感でメモをとる ~Comment dessines-tu?~
旅のメモ Carnet d’addresses
作品集 T’as achete quoi? 「なに買ったの?」
著者
山本容子(やまもと・ようこ)
埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ、大阪育ち。1978年京都市立芸術大学美術専攻科修了。抜群の構成力と印象的な色使いで、洒脱で洗練された雰囲気をもつ独自の銅版画の世界を確立。吉本ばなな『TUGUMI』など、数多くの書籍の装幀、挿画を手がける一方、近年ではパブリックアートやプロデュースにも活動の場を広げる。日本現代版画大賞展西武賞をはじめ、受賞歴多数。
●デザイン/十河岳男
●協力/JAL
●オブジェ撮影/土屋雷太