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世界とつきあう心得 海外旅行からビジネスまで

世界とつきあう心得

まず必要なのは、笑顔と中学校で学んだ英単語。この一冊で物怖じせずに、世界中の人たちと堂々とつきあえるようになります。思いやりの気持ちと誠意をもって接すると、あなたという人をもっと知って個人的につきあいたい、一緒にビジネスをしたいと思ってもらえるはずです。その舞台が日本であろうと世界であろうと同じです。さあ、自分の目で世界を確かめましょう!

  • 書籍:定価1320円(本体1,200円)
  • 電子書籍:定価1056円(本体960円)
  • 2014.03発行
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内容

まず必要なのは、笑顔と中学校で学んだ英単語。
この一冊で物怖じせずに、世界中の人たちと堂々とつきあえるようになります。

著者の50年以上の国際経験で、海外の人たちとつきあうために本当に必要だったことは、流暢に外国語を操ることでも、外国人のように振る舞うことでも、聞きかじった知識を披露するとか、会社の知名度や収入の多さでもありませんでした。大切なことは、まずは笑顔。そして自分の人柄を伝えたいという熱意を見せることです。その際、片言の英語でいいのです。

思いやりの気持ちと誠意をもって接すると、あなたという人をもっと知って個人的につきあいたい、一緒にビジネスをしたいと思ってもらえるはずです。その舞台が日本であろうと世界であろうと同じです。さあ、自分の目で世界を確かめましょう!

「シュー(著者)は私が会った日本人の中で最もグローバルな人間だ」
リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ創設者・会長)

はじめに

海外旅行に行ったとき、また外国人と交流したり、ビジネスをするときに、きちんとコミュニケーションがとれるようになりたいですよね。そのために必要なことは、まず笑顔。そしてゆっくり、はっきり、やさしい言葉で話すことです。
ジャパニーズ・イングリッシュで大丈夫です。大切なことは、勇気を持って積極的に、そして明るく話しかけることです。すると誠実に伝える努力を相手も感じとり、あなたのことを理解しようと耳を傾けてくれます。
優越感も劣等感ももたずに、自然体で世界中の人たちとおつきあいしてください。あなたの魅力的なパーソナリティを伝えると、ビジネスでもプライベートでもよいパートナーがたくさんできますよ。
さあ、世界を自分の目で確かめましょう!

目次

はじめに

Chapter 1 世界とつきあうための心構え   
01 世界を自分の目で確かめる
02 趣味と話題が多い、魅力的な人間になる
03 パーソナルブランドを確立する
04 意見を求められたら、堂々と答える
05 Yes とNo をはっきり言う
06 自国の文化を紹介できるようにする
07 笑顔は最高の外交官
08 ユーモアは最高の潤滑油
09 劣等感を持たず、人を差別せずに堂々とする
10 常に冷静沈着でいる
11 TPOをわきまえた服装で
12 女性のためのTPO
13 レイディーズ・ファーストを身につける
14 女性は「レイディーズ・ファースト」を受けるのがマナー
15 食べるときのマナーについて
16 お酒はスマートに飲む
17 タバコは吸わない
18 宗教の話は絶対にしない
19 世界の古典、人気作家の本を読む
20 芸術に親しむ
21 音楽を聴く
22 多国籍の友人を持つ
23 ファーストネームで呼び合う

Chapter 2 世界とつきあうための語学術
24 「英語屋」にはならない
25 中学校の英単語だけで十分に話せる
26 英語でいつでも自己紹介できる準備をする
27 日本や日本文化について答えられるように準備する
28 異なるアクセントの英語に慣れる
29 発音がうまくなるヒント その1
30 発音がうまくなるヒント その2
31 英語が上手になっても、けして言ってはいけない言葉
32 暗記するしかないときもある
33 好きな歌を外国語で歌う
34 同じ映画を3回観る
35 セリフを暗記してから劇場に行く
36 有名な詩、文章、スピーチを暗記する
37 毎日、外国語放送に接する
38 同時に多言語をマスターする

Chapter 3 世界とつきあうための海外旅行&出張術
39 格安航空券やホテルはインターネットで予約する
40 余裕ある旅程を組む
41 出発前日までに準備しておくもの
42 女性も荷物は小さく、軽装で!
43 快適な航空会社を選ぶ
44 飛行機はスマートに乗る
45 マイレージを利用して、アップグレードする
46 イミグレーションはスムーズに
47 時差ボケ解消法について
48 ホテルは賢く選ぶ
49 ホテルのコンシエルジュと仲良くなる
50 ホテルでの健康管理術
51 体調管理や事故に気をつける
52 公共交通を使う
53 国際運転免許証を持参する
54 タクシー、ハイヤー、レンタカーを使い分ける
55 スーパーマーケットに行く
56 気の利いたお土産選びについて
57 海外でスマートな買い物する

Chapter 4 世界とつきあうためのビジネス術
58 「海外に放り出すOJT」は非効率
59 会社と日本を代表している自覚をもつ
60 賢く、「厳しく」ビジネス交渉する
61 できること、できないことははっきりと伝える
62 諸条件は明確にする
63 最終契約書は弁護士に依頼する
64 外貨預金をしておく

Chapter 5 世界とつきあうための海外赴任術
65 赴任国の市場を自ら歩き、新人脈を作る
66 日本人だけのつきあいを避けて、現地社員とつきあう
67 同業他社とつきあう
68 広告代理店は対等なビジネスパートナー
69 外部専門家の力をうまく利用する
70 会社の車は日本車にしない
71 会社の財務状況を理解しておく
72 在庫は自分の目で確かめる
73 セクハラ、人種差別はご法度
74 法律を遵守する
75 値上げ、値下げにはご注意を
76 赴任国の年金制度を勉強する
77 世界の政治・経済を理解する
78 日本食レストランで常連になる
79 接待をうまくやる
80 ギャンブルにのめり込まない
81 日本に不動産を買っておく

Chapter 6 世界とつきあうためのおもてなし術
82 空港に車で迎えに行く
83 宿泊先でのチェックインは必ず見届ける
84 食事の準備は入念に
85 食事代は持つ
86 通訳の手配はしっかり
87 観光案内をする
88 自宅に招待する
89 料理のレパートリーを増やす

国際人から学ぶ、世界とつきあう心得
マーガレット・サッチャー元英国首相
リチャード・ブランソン会長(英国ヴァージン・グループ)
盛田昭夫元ソニー会長

あとがき      

略歴

植山周一郎(うえやま・しゅういちろう)
1945年静岡県生まれ。一橋大学商学部卒業後、ソニー入社。英国ソニー販売部長、本社宣伝部次長などを歴任。1981年に(株)植山事務所を設立し、翻訳、講演、テレビ番組の企画・司会などを手がけたほか、サッチャー元英国首相の日本代理人とヴァージン・グループの顧問を務めた。1987年スタンフォード大学院S.E.P.終了。著書に『海外ビジネス実戦学』(講談社)、翻訳書に『ヴァージン―僕は世界を変えていく』(阪急コミュニケーションズ)など著訳書は42冊ある。現在、非常勤講師として、一橋大学でグローバルビジネスの英語講義を行うほか、藤井電工顧問を務める。2013年、日本から唯一の民間人として、サッチャー元首相の葬儀に夫妻で英国政府から招待され、参列した。「植山周一郎のグローバルサロン」http://www.ueyamaoffice.com/

●ブックデザイン/橋本雪+萩原弦一郎(デジカル)
●校閲/円水社