パリ&パリから行く アンティーク・マーケット散歩
パリ・クリニャンクールはもちろん、ブルゴーニュやプロヴァンスの夏の大市、ブリュッセルの蚤の市、アムステルダムのアンティーク・センター、コペンハーゲンのアンティーク・ストリート、さらに、トスカーナの小さな田舎町で開かれる大マーケットまで――素敵な出合いが待っている。
- 書籍:定価1760円(本体1,600円)
- 電子書籍:定価1408円(本体1,280円)
- 2013.06発行
内容
パリ市内はもちろん、ブルゴーニュやプロヴァンスの夏の大市、ブリュッセルの蚤の市、
アムステルダムのアンティーク・センター、コペンハーゲンのアンティーク・ストリート、
さらに、トスカーナの小さな田舎町で開かれる大マーケットまで――ヨーロッパのマーケットを歩けば、歴史とともに生きる人々の暮らしが見えてくる。
アムステルダムのアンティーク・センター、コペンハーゲンのアンティーク・ストリート、
さらに、トスカーナの小さな田舎町で開かれる大マーケットまで――ヨーロッパのマーケットを歩けば、歴史とともに生きる人々の暮らしが見えてくる。
一生の宝物となる「相棒」との出合い、そして、忘れられない人たちとの出会いが、
きっとあなたを待っています。
≪お宝も観光も。わがままを叶える大都市のマーケット≫
◆パリ・クリニャンクール ◆パリ・北マレ界隈 ◆ヴェルサイユ
◆ブリュッセル ◆アムステルダム ◆アントワープ ◆コペンハーゲン
◆ブリュッセル ◆アムステルダム ◆アントワープ ◆コペンハーゲン
≪地元気分でのんびり散策。小さな田舎町のマーケット≫
◆シャトゥー(パリ郊外) ◆レ・ザンドリィ(ノルマンディー地方) ◆リル(北仏)
◆アイヤン・シュル・トロン(ブルゴーニュ地方)
◆リル・シュル・ラ・ソルグ/バルジャック(プロヴァンス地方)
◆アレッツォ(イタリア・トスカーナ地方) ◆フュン島(デンマーク)
◆アイヤン・シュル・トロン(ブルゴーニュ地方)
◆リル・シュル・ラ・ソルグ/バルジャック(プロヴァンス地方)
◆アレッツォ(イタリア・トスカーナ地方) ◆フュン島(デンマーク)
目次
Part 1 夢の宝物を探しに――個性豊かなマーケットめぐり
フランス クリニャンクール
探検気分で出かけたい、ヨーロッパ最大の蚤の市。
フランス シャトゥー
美味しいスタンドも出店。グルメも満喫できる、パリ郊外の国立定期市。
フランス レ・ザンドリィ
地元住民のスタンドも楽しい、セーヌ川沿いのアットホームな大市。
フランス リル
36 時間ぶっとおしで続く、北仏の大蚤の市。ムール貝のランチも忘れずに。
フランス アイヤン・シュル・トロン
ワインの里で楽しむ真夏の一大イベントは、まさに“屋根裏を空にする市”。
フランス リル・シュル・ラ・ソルグ
バカンス気分満載の大アンティーク市で、南仏ならではのお宝ゲット!
フランス バルジャック
破格のバカラに出合えるかも?
審美眼も鍛えられる、“ 何でもあり”のマーケット。
ベルギー ブリュッセル
安さが自慢。ヨーロッパじゅうの骨董好きが集まるマーケット。
オランダ アムステルダム
“ 大人カワイイ” が満載! 生まれ変わったアンティーク・アーケード。
イタリア アレッツォ
フィレンツェからさらに足をのばして……
小さな田舎町のマーケットは、イタリア最古にして最大規模!
Part 1 街並みも愉しむ――情緒あるアンティーク街散策
フランス パリ・北マレ界隈
パリでいちばんお洒落な街の、最新アンティークショップ。
フランス ヴェルサイユ
歴史の香り漂う城下町へ、とっておきのお宝を探しに。
ベルギー アントワープ
遊び心がくすぐられる、ポップなアンティーク・ストリート。
デンマーク コペンハーゲン
2 つのアンティーク・ストリートで、北欧ならではのデザインに出合う。
デンマーク フュン島
アンデルセンが生まれた島で、王室御用達の逸品を見つけよう。
素敵なあの人の、アンティークの愉しみ方。
市村美佳子さん/滝本玲子さん/松浦香苗さん
市村美佳子さん/滝本玲子さん/松浦香苗さん
アンティーク・マーケットを楽しむための7か条
1. アンティーク・マーケットには、たいてい道の名前やスタンドナンバーが表記されている。気に入った店は、後で戻れるようにマーケット内で配られている地図にマーキングするかノートにメモしておこう。そのためにも、筆記用具は忘れずに
2. ガイドを読んで事前にどのくらいの大きさの市かを把握しておこう。全体をゆっり見るには300 軒で丸1日必要。マーケットの規模とそこで費やす時間を考慮に入れて、臨機応変にまわり方を工夫する
3. アンティークは恋愛と同じ。ピンときたものはすぐに値段交渉に入ろう。反対に、迷った場合は素知らぬ顔で一旦立ち去り、心を鎮めて戻ってきてから値段交渉するのが得策。そのとき、すでに売れてしまっていたら縁がなかったものとして諦める。買う気もないのに値段交渉する(アプローチをかける?)のはルール違反
4. 事前にインテリア雑誌や写真集などでイメージ・トレーニングしておくと、欲しい品物が向こうから目に飛び込んでくる
5. ほとんどのマーケットは現金のみ使用可。大金を持ち歩くのが嫌なら、マーケット近くのキャッシュ・ディスペンサーをチェックしておいて、欲しいものがあったときに現金を引き出す用意をしておこう。クレジットカードが使えたとしても、現金のほうが断然割引率が高い
6. アンティーク・ジュエリーやシルバーを購入する際は、「強者」と思わせるためにルーペを携帯しよう。覗く「ふり」をするだけでも、初心者だからと偽物を掴まされる心配が解消できる。時計はねじを巻いて1 時間後に戻って、きちんと動いているかを確かめてから購入すること。錆びた部品は修復不可能。いくらデザインが気に入っていても諦めること
7. 寒い季節には、帽子や手袋、携帯カイロを忘れずに。暑い季節にも、帽子やストール、日焼け留めが必須。ミネラルウォーター、ウェットティッシュ、ティッシュペーパー、電卓、梱包剤、買い物バッグなどもあると便利
略歴
[著者]
石澤季里(いしざわ・きり)
成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科在学中より雑誌ライターとして活動を開始。フランス料理を専門分野に決め、1989 年渡仏。様々な女性誌で特集ページを持つ一方、アンティーク鑑定士養成学校IESA に通い、アンティーク全般について学ぶ。93 年同校卒業。帰国後、カルチャーサロン「プティ・セナクル(旧アンティーク・エデュケーション)」開校。専門はアンティーク・ジュエリーを中心としたフランスのアンティーク。著書に『パリ 魅惑のアンティーク』(阪急コミュニケーションズ)、『フランスの骨董市を行く!』(角川書店)ほか。
http://www.antiqueeducation.com/
●写真/景山正夫、赤平純一、金森玲奈、笹島美穂子
●装丁/津嶋佐代子・赤岩桃子(津嶋デザイン事務所)