ハゼ ガイドブック 改訂版
ダイバー、アクアリスト必携!
ハゼの生態写真図鑑が待望の改訂。
- 書籍:定価3300円(本体3,000円)
- 2013.08発行
内容
改訂版の刊行にあたって
『ハゼ ガイドブック』の初版刊行から10年が経ち、読者の方々からもそろそろ改訂版が欲しいというありがたい言葉をここ数年いただくことが多くなりました。初版第4刷で和名・学名の追加・修正を一部することができましたが、すでにそれから8年が経過し、その間も日本産のハゼ科魚類の調査・研究は日進月歩のペースで確実に進んでいます。本書をダイビング・フィールドで使用している多くのダイバーの方々と直接話し合いながら、時折、これらの新しい情報を提供してきましたが、それもいよいよ限界となりました。今回の改訂版の出版にあたっては、ハゼ亜目魚類の新情報が満載された日本産魚類の図鑑や文献を多数引用して、大幅な改定をしました。ハゼ好きの方々にはさらに必携のガイドブックになることを願っています。
2013年6月 林 公義
略歴
[著者]
林 公義(はやし・まさよし)
1947年、神奈川県生まれ。日本大学農獣医学部水産学科卒業。専門は魚類の分類や生態。横須賀市博物館館長を経て、現在は横須賀市自然・人文博物館専門委員。学芸員時代に八重山諸島や奄美諸島において淡水魚類やサンゴ礁魚類相調査(ハゼ・テンジクダイ類)を続け、標本採集や撮影を行った。「夏休み子ども科学電話相談」(NHKラジオ)や日本安全潜水協会(JCUE)などで、フィッシュ・ウオッチングの普及活動に力を注いでいる。著書に『よしのぼりのぼうけん』『ひがたでみつけた』(ともに福音館書店)、『干潟のいきもの』(ラクダ出版)、『マルチメディア図鑑・魚』(監修、学習研究社)、『野外における危険な生物』『自然観察ハンドブック』(ともに共著、平凡社)、『フィッシュ・ウオッチング』『淡水魚』『海岸動物』『日本産魚類大図鑑』『日本産稚魚図鑑』『日本産魚類検索:全種の同定』(以上共著、東海大学出版会)、『日本の淡水魚』『日本の海水魚』(ともに共著、山と渓谷社)、『私の博物誌』『私の博物誌・2001』『私の博物誌・2005, 愛LOVE信天翁』(以上自費出版)などがある。
白鳥岳朋(しらとり・たけとも)
1961年、東京都生まれ。幼少よりボーイスカウト活動を通じ、野外活動に触れ、自然に親しむ。専門学校で写真を学び、その後に始めたダイビングで海への興味をもったことから、水中写真家を目指し現在に至る。10年余り毎号に渡り関わったダイビング雑誌では、「江戸っ子写真塾」「煩悩写真塾」「今月のホームゲレンデ」「ザ・マクロハンター」「水中ワンダーランド」を連載。近年はクジラやイルカをはじめとする、海生哺乳類の撮影にも力を注いでいる。著書に『水中写真虎の巻』(マリン企画)、『おさかな接近術』『POSTCARDBOOK―ハゼコレクション』(ともにTBSブリタニカ)、『水中を撮る!』(雷鳥社)。2012年よりタブレットスマートフォンに特化したニュース媒体『Tap-i』(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社)に1年間「海に生きる」を連載。作品はホームページでも見ることができる。
http://www.gokurakucho.net (「水中写真」「極楽鳥」でトップ検索)
●装丁・アートディレクション/松田行正、天野昌樹
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約400点の生態写真とともに種の特徴や見分け方、分布、名前の由来などを詳説、読者の好評に迎えられて版を重ねてきた『ハゼ ガイドブック』を改訂。
分類の変更や新しく名前のついた種など、2003年の初版刊行以降の学術的成果をできるだけ反映させました。