toolbox 家を編集するために
リノベーションやリフォームがもっと楽しくなる! 「東京で一番面白い不動産屋」、東京R不動産が考えた暮らしの道具箱。
- 書籍:定価1320円(本体1,200円)
- 電子書籍:定価1056円(本体960円)
- 2013.03発行
内容
「東京で一番面白い不動産屋」による、
新時代の家づくりのためのアイデアカタログ
憧れはあるけれど、ハードルが高くてなかなか手が出せない
リノベーションやリフォーム。
でも、いまや家は「自分で編集」をする時代。
「東京で一番面白い不動産屋」こと東京R不動産が、
リノベーションやリフォームがもっと楽しくなる暮らしの道具箱を提案。
新時代の家づくりのためのアイデアカタログ「toolbox」を使って、
思い通りの住まいを手に入れよう。
目次
toolboxとは
教えて! リフォーム&リノベのQ&A
1 こもる
職人に会いたい !
・梅田シルク
・かなぐや
・なかむらしゅうへい
2 なごむ
万能大工・石岡鉄平
3 つどう
木と暮らし、木と生きる。
4 あきらめない
DIY TOOL
Interview 01 増田宗昭
5 めでる
Interview 02 立川裕大
6 すっきりする
Interview 03 平林奈緒美
7 アガる
HOUSE VISION
家の編集力を高める本
8 はぐくむ
INDEX
住まいの編集権を、つくり手から住み手へ、手渡すために。 <![CDATA[
R不動産には、自分が本当に住みたい空間のイメージを描きながら物件を探す人々が、日々たくさん訪れてくる。彼らはセンスがよく、デザインへのこだわりもあり、求める世界観がしっかりしている。とくに最近増えているのが、与えられた空間ではなく、自分の空間を自ら編集したいという欲求を持つ方々からの相談だ。それに応えようとする試行錯誤が、『R不動産toolbox』をはじめたきっかけとなった。
R不動産は、住みたいと心から思えるような、愛すべき物件を「探す」ためのサイトだ。これをつくりながら、次に必要なのはなんだろうと考えたところ、住みたい空間を自ら「つくる」、もしくは「編集する」ためのサポートシステムが十分ではないことに気付いた。
ちょっとした工事ひとつとっても、工務店からの見積もりが適正なのか、自分のイメージと合っているのか……それを確かめる術はなく、住み手の不安は募るばかり。それこそがリノベーションへのストレスになっている。曖昧な世界を少しでもクリアにし、住み手が空間のイメージを組み立てるためのサポートをしたいと思っている。
セルフビルドとまではいかなくとも、自分の納得いく空間に変えたいという欲求を実現するためのシンプルな手段が知りたい。どこで手に入れたらいいのかわからないこだわりの素材や材料、つくるための道具や技術、そしてときには特別な技を持った職人さんまで。『R不動産toolbox』は、そこにしかない空間をつくるための手段を詰め込んだ道具箱だ。
今後、住まいの編集権はつくり手から、住み手へと移行していくのではないか。蔦屋書店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と、この本を一緒につくろうとしたきっかけは、そういう感覚を共有できたから。代官山の蔦屋書店に象徴されるように、生活をとりまくカテゴリーに、もはや境界はなくなり、本、映画、カフェ、旅、建築というモノも行為もつながって、ひとつの連続した価値観をつくっている。何に囲まれ、どんな空間のなかで自分の時間を過ごすのか。そして、それがどれほど大切なことなのか、私たちは気が付いてしまった。
自分の読みたい本を、見たい映画を、自ら選択するように、『R不動産toolbox』を通じて住む空間や時間を編集する自由を、私たちはつくり続けたい。
略歴
[著者]
東京R不動産
新しい視点で不動産を発見していくサイト。2003年11月スタート。膨大な不動産市場の中から魅力的な物件を丹念に探し出しては紹介している。人はそれぞれに、違ったこだわりや嗜好を持っている。一風変わった物件も、人によっては、それが宝物のような空間かもしれない。
東京R不動産
新しい視点で不動産を発見していくサイト。2003年11月スタート。膨大な不動産市場の中から魅力的な物件を丹念に探し出しては紹介している。人はそれぞれに、違ったこだわりや嗜好を持っている。一風変わった物件も、人によっては、それが宝物のような空間かもしれない。
蔦屋書店(CCC)
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する書店チェーン。2013年3月開催の「HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION」に東京R不動産と共同で参画。本や家だけでなく、あらゆるものを「自分で編集する」ことを広く提言している。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する書店チェーン。2013年3月開催の「HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION」に東京R不動産と共同で参画。本や家だけでなく、あらゆるものを「自分で編集する」ことを広く提言している。
●アートディレクション/尾原史和
●デザイン/本庄浩剛(SOUP DESIGN)
●編集・文/猪飼尚司
●文(商品)/岡野 民
●写真/永禮 賢、下村しのぶ、三部正博
●イラスト/竹田嘉文