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仕事・お金・依存症・ダイエット・人間関係 自分を見違えるほど変える技術 チェンジ・エニシング

自分を見違えるほど変える技術 チェンジ・エニシング
ケリー・パターソン/ジョセフ・グレニー/デヴィッド・マクスフィールド/ロン・マクミラン/アル・スウィツラー 共著
本多佳苗/千田彰 訳
  • 書籍:¥1,600(税別)
  • 電子書籍:¥1,280(税別)
  • 四六判・並製/300ページ
  • ISBN978-4-484-12123-9 C0030
  • 2012.11発行
ダイエットや禁煙を決心しても、失敗してしまうのはなぜなのか? 必要なのは「意志の強さ」ではない。本書の「スキル」を身につけて、自分への影響力をコントロールすれば、あらゆる悪習慣は必ず断ち切ることができる。

書籍

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電子書籍

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内容

浪費や喫煙などをやめようと決心しても、失敗するのはなぜなのか? 
そんなときには必ずと言っていいほど、「自分は意志が弱いから……」と
自分の意志に責任を転嫁しがちだ。
しかし、その考え方こそが失敗の原因である。
「6つの発生源」をうまく組み合わせて、自分への悪影響をコントロールする技術を身につければ、悪習慣は必ず断ち切ることができる。

前書き

[はじめに]
 筆者たちから読者の皆さんへのメッセージは単純明快だ。ここにある原則と方法を実践すれば、自分の行動を大きく、速やかに、しかも持続的に変化させることができる。その中には、長い間直せなかった悪い癖も含まれる。それによって、今までよりも望ましい人生を送ることができるようになる。
 行動を変化させるとは何か。その決め手を求めて、筆者らが率いるチェンジ・エニシング・ラボは五〇〇〇人を超える人々を調査した。彼らは皆、それぞれが大きなチャレンジに直面していた。ここでいうチャレンジとはどのようなものか、その一端を挙げてみよう。
 
・キャリアアップ
 筆者らの調査によると、組織で働く八七%の人が上司から指摘された行動を改善できなかったために昇進や昇給が見送られる経験をしていた。行動を改める必要を感じていても、その方法がわからなかったのである。
 
・減量して健康を取り戻し、キープする
 現代の病気と死因のトップは、ウィルスや遺伝性の病ではなく、生活習慣病だ。原因は日々の行動にある。健康になりたいと願い、減量に成功した人々は、奇跡の薬や魔法を用いたわけではない。健康に暮らせるような生活習慣を維持すべく、それを可能にする行動変化の計画を立てていたのだ。
 
・壊れかけた人間関係を修復する
 三五〇件の壊れかけた人間関係とその修復についての調査から、人間関係が悪化する根本的な原因は相性ではなく、本人たちの行動であることがわかる。関係を修復して親密な関係を取り戻せる人々は、自分の行動を変化させられる人たちだった。
 
・変化する組織の中で成功する
 調査対象になった人の多くが、困難な変化に適応するよう組織から強要されて苦しみ、自分は組織の犠牲になっていると感じていた。だが、中には自分を取り巻く環境の変化を冷静に見つめ直すことで、セルフ・コントロールを取り戻し、キャリアを飛躍させた人もいた。
 
・家計の収支を健全に保つ
 成人男女の中で、将来のために今から準備をしている人は五人に一人しかいない。支出を減らし、貯蓄を増やすだけでよいのに、そのやり方を知らないのである。
 
・依存症を克服する
 治療法が見つかれば依存症が治るというものではない。依存症の克服は、矯正が無理としか思えない性癖との闘いだ。克服できた人たちは、本人が意識したかどうかにかかわらず、正しい理論にのっとって努力していた。
 
 難しい問題と格闘する人々を追いかけてみて、筆者たちは希望を感じた。というのも、調査した何百人もの人々(彼らのことをチェンジする人、すなわちチェンジャーと呼ぼう)が悪い行動や癖を改めたばかりか、その状態を三年以上も持続させていたからだ。さらに追跡調査してゆくと、彼らの成功のメカニズムもわかってきた。住んでいるところがケニアだろうが、カリフォルニアだろうが、あるいは、問題がアルコール依存だろうが、怠惰なライフスタイルだろうが違いはない。成功の秘訣は、影響力を巧みに利用することにあった。
多くのチェンジャーにとって、成功は時間のかかるものだった。長い努力を経て成功をつかむ人が皆そうであるように、彼らも多くの困難と停滞期を体験している。しかし本書を読んで成功のメカニズムを理解すれば、スピードアップが可能になる。チェンジャーが手探りで探し当てた方法を応用できるからだ。
 また本書の理論を応用する方が効果も高い。そのことは調査ではっきりとしている。実際、本書の理論を応用した人としない人の成功率を比較したところ、その差はなんと一〇〇〇%にも達していた。
 さらに嬉しいことがある。職場でもプライベートでも同じ効果が得られるのだ。調査した人々の多くは私生活での問題に取り組んでいたが、大半の人はその問題のせいで職場でのパフォーマンスが最大五〇%も低下していると感じていた。このような人にとって一つの問題への取り組みは、二つの問題解決をもたらす。これについてはチェンジャーの多くが同様に証言している。職場での問題解決はストレスの減少につながり、家庭生活でも心のゆとりが持てるようになるという。チェンジャーの多くはこのような二重の効果を実感している。
だから期待して、変化を起こす科学的な方法を学んでいただきたい。やればできる。しかもその状態を持続できる。あなたもスキルを習得してチェンジャーになろう。あらゆる変化を起こせるようになるはずだ。

目次

はじめに
謝辞
 
第I部 行動変化の科学的アプローチ
第1章 意志の力の呪縛から自由になる
意志の力の呪縛
私たちには見えていない
数で負けている
目に見えるものは、変えられる
 
第2章 科学者として、自分を観察する
簡単ではない
自分を知る
社会科学から見た個人の変化
変化の理論を仕事に応用する
メモを取りながら進もう
 
第II部 影響力の六つの発生源
第3章 発生源1:嫌いなことを好きになる
誰もが嫌がることを好む人がいる
嫌いなことを好きになれるだろうか
将来を見る、感じる、信じる
方法1:既定の未来について考える
方法2:リアルな全体像のストーリーを創る
方法3:価値を表す言葉を使う
方法4:ゲームにする
方法5:モチベーション・ステートメントを書く
まとめ:嫌いなことを好きになる
次のステップ
 
第4章 発生源2:できないことをする
スキルの有無は大きくモノを言う
方法1:スキル・チェックをする
方法2:意識的な練習をする
方法3:意志を強くするスキルを学ぶ
まとめ:できないことをする
 
第5章 発生源3・4:共犯者を友人に変える
方法1:友人と共犯者を見分ける
方法2:「普通」を見直す
方法3:変化を促す会話をする
方法4:新しい友人を作る
方法5:非協力的な人から距離を置く
期待できること
まとめ:共犯者を友人に変える
 
第6章 発生源5:損得を逆転させる
インセンティブの影響に油断は禁物
方法1:アメを使い、アメがなくなるぞと脅す
方法2:インセンティブは適量に、組み合わせて使う
方法3:小さな勝利を祝福する
まとめ:損得を逆転させる
 
第7章 発生源6:自分の空間をコントロールする
方法1:フェンスを立てる
方法2:距離を操作する
方法3:変化の目印
方法4:自動操縦にする
方法5:ツールを使う
まとめ:自分の空間をコントロールする
 
第III部 あらゆるものを変化させる
第8章 キャリア:仕事上の伸び悩み
最高の人と、そうでない人の違い
自分の重要行動を探す
六つの発生源の戦略を応用する
自分の現状を打破する
 
第9章 ダイエット:減量して健康な体になる―そして維持する
敵は遺伝子
代償は大きい
健康に関わる重要行動
自分の決定的瞬間を探す
自分の重要行動を用意する
学習と修正
影響力の六つの発生源をすべて活用する
 
第10章 健全な家計:借金返済と借金に依存しない生活
トンネルの向こうの光
シャーリーとタイソン
自分の決定的瞬間を探す
重要行動を用意する
影響力の六つの発生源をすべて活用する
あなたはどうだろう
 
第11章 依存症:自分を取り戻す
粘り強さが必要
自分の決定的瞬間を探す
自分の重要行動を用意する
六つの発生源をすべて活用する
自分はどうだろうか
 
第12章 人間関係:自分の変化を通して、自分たちを変化させる
自分の決定的瞬間を探す
私の力で、私たちの関係を改善できるのか
科学者として自分を観察する
六つの発生源をすべて活用する
あなたはどうだろうか
 
結論 変化を起こす
1.小さく行動する。今すぐ行動する
2.記録する
3.想像する
4.世界を変える
 
訳者あとがき

略歴

[著者]
ケリー・パターソン Kerry Patterson
優れたトレーニング・プログラムに贈られる数々の賞を受賞したバイタルスマート社プログラムの中心的な開発者であるとともに、多くの組織改革を率いてきたコンサルタントである。2004年にはBYUマリオット経営大学院から組織行動論の分野での貢献に対して贈られる栄誉あるダイアー賞を授与された。スタンフォード大学では組織行動論の博士課程を修了した。
 
ジョセフ・グレニー  Joseph Grenny
著名な基調講演スピーカーであり、コンサルタントである。過去20年にわたって大規模な組織改革を設計、指揮してきた。貧しい人々の経済的自立を支援するNPO「ユナイタス」の創始者としても活躍している。
 
デヴィッド・マクスフィールド  David Maxfield
著名な研究者としてダイアローグ・スキルからパフォーマンス改善まで多くの学会でスピーカーを務めている。スタンフォード大学で心理学の博士課程を修め、パーソナリティ理論と対人関係スキルを専攻した。
 
ロン・マクミラン  Ron McMillan
スピーカーとしても人気の高いコンサルタントである。コヴィー・リーダーシップ・センター創業者の一人としてR&D部門の副社長を務めた。経営者から初任マネジャーまで幅広い層を対象としたリーダーシップ開発やチーム開発の経験を有する。
 
アル・スウィツラー  Al Swizler
著名なコンサルタントとして、またスピーカーとして数十社に上る「フォーチュン500」企業の経営や人材育成に関わってきた。ミシガン大学エグゼクティブ・ディベロップメント・センターでも教鞭をとっている。

[訳者]
本多佳苗(ほんだ かなえ)
株式会社スマートワークス 専務取締役
製薬会社研究所勤務を経て、外資系人材開発コンサルティング会社に勤務。広範なトレーニング・プログラムやアセスメントのローカライズ、およびトレーナー育成部門責任者を務める。その後独立して、株式会社スマートワークスを創業。
 
千田彰(ちだ あきら)
株式会社スマートワークス 代表取締役
株式会社リクルート在職中に「7つの習慣」トレーニング・プログラムの事業化、および事業責任者として同プログラムの日本事業拡大を指揮する。独立して株式会社スマートワークス創業後、本書の著者らが設立したバイタルスマート社と提携し、「ダイアローグスマート」トレーニングを日本で提供する。
●装丁・本文デザイン/萩原弦一郎(デジカル)
●校閲/円水社・鴎来堂