CCCメディアハウス

目次

［第1章］
イルカの世界へ
イルカ・ウォッチングへの誘い
ドルフィン・スイミングの楽しみ
フレンドリー・ドルフィン
イルカの体を知る――1
イルカの体を知る――2
水中の声を聞く
採餌行動を見る
何を持っていくか

［第2章］
バハマのタイセイヨウマダライルカの暮らし
触れあいがはじまった
母と子
若者たちの群れ
雄たちの集まり
採餌
遊び
ハンドウイルカとの混群
夜の暮らし
さまざまな行動

［第3章］
イルカ・ウォッチングガイド ―海外―
イルカ・ウォッチング・ガイドマップ
北米大陸北西岸［針葉樹の森に囲まれた沿岸水路の旅］

■ 生態図鑑―1　ネズミイルカの仲間たち
カリフォルニア沿岸［湧昇流に集まる豊富な海洋動物たち］
コルテス海――カリフォルニア湾［海面を沸きたたせるマイルカの大群］
■ 生態図鑑―2　マイルカ・ハンドウイルカの仲間たち
ヒルトンヘッド島［ハンドウイルカの奇妙な採餌行動を見る］
バハマ、ドルフィンサイト
　［世界に知られるドルフィン・スイミングの聖地］
コナ海岸［ハシナガイルカの水中観察］
■ 生態図鑑―3　ハシナガイルカの仲間たち
アマゾン川［熱帯雨林にピンクドルフィンを訪ねる］
■ 生態図鑑―4　カワイルカの仲間たち
香港［海のピンクドルフィン―未来に向けた闘い］
オークランド［大都市からのマイルカ・ウォッチング ］
プレンティ湾［北島随一のドルフィン・スイミング・スポット］
カイコウラ［アクロバティックなハラジロカマイルカの観察］
■ 生態図鑑―5　カマイルカの仲間たち
アカロア［希少な固有種セッパリイルカの観察］
モンキーマイア［フレンドリー・ドルフィンの系譜］
モートン島［夜、海岸を訪れるイルカたち］
ベアード湾［定住するハンドウイルカとアシカとの戯れ］
ロッキンハム［パース郊外のドルフィン・スイミング］

［第4章］
イルカ・ウォッチングガイド ―日本―
噴火湾［季節とともにめぐるイルカたちの暮らし］　笹森琴絵
小笠原群島［世界に誇るクジラ・イルカの楽園］　高橋誠、高橋智子

■ Field Report―1
小笠原群島のハンドウイルカ――行動と社会を知る試み　篠原正典
御蔵島［世界屈指のイルカ研究のメッカへ］　市川和明
■ Field Report―2
ウォッチングと生態研究の両立――御蔵島のイルカをめぐって　小木万布
通詞島（天草）［地域随一の観光資源として］
富戸（伊豆）［イルカ漁からウォッチングへ］

［第5章］
街のイルカ・ウォッチング
世界の街角から
ギリシア
ロンドン
ローマ

［第6章］
イルカ・ウォッチングをより楽しむために
撮影ガイド
イルカと共存するために
イルカについて、より深く知りたい人のために

著者

水口博也（みなくち・ひろや）
写真家・科学ジャーナリスト
1953年、大阪生まれ。1978年、京都大学理学部動物学科卒業。自然科学系の書籍の編集に従事しながら、海生哺乳類の研究と撮影を続ける。1984年、フリーランスとして独立。以来、世界中の海をフィールドに、動物や自然を取材して数々の写真集を発表。とりわけ鯨類の生態写真は世界的に評価されている。1991年、『オルカ アゲイン』で講談社出版文化賞写真賞受賞。1997～2001年、クジラやイルカを架け橋に、人間と海や地球の関わりを考える独自のメディアとして、海のグラフィック雑誌「スフィア」を主宰。2000年、『マッコウの歌─しろいおおきなともだち』で第五回日本絵本大賞受賞。現在は１年の半分を海外で撮影と取材に費やし、残りの日本での半年を、執筆やビデオソフトのプロデュース、講演などを行う。
http://home.j04.itscom.net/orca/

・著書
写真絵本『コククジラの旅』（福音館書店）／ノンフィクション『オルカ─海の王シャチと風の物語』／ノンフィクション『ブルーホエール─バハ・カリフォルニアの青い巨鯨』／ノンフィクション『バハマ─イルカと光の迷宮』（以上、早川書房）／写真集『巨鯨』／写真集『WHALE ODYSSEY─巨鯨伝説』／児童書『イルカと海の旅』／翻訳『イルカを救ういくつかの方法』（以上、講談社）／児童書『クジラ大海原をゆく』（岩波書店）／写真集『オルカ アゲイン』（風樹社）／写真集『Dolphin─フレンドリードルフィンと水の記憶』／写真集『Blue in Blue─風のイルカ』／写真集『MISTY─幻想のオルカ』／写真集『Sea lion─「アシカの海」物語』（以上、ブロンズ新社）／翻訳『さらばベルーガ』（共訳・三田出版会）／百科『クジラ・イルカ大百科』／百科『ガラパゴス大百科』／写真ガイド『HOW TO PHOTO─水口博也・野生を撮る』（以上、阪急コミュニケーションズ）／写真集『イルカの宇宙』（東京書籍）／写真集『Big Blue』（アップフロントブックス）

●イラスト／河合晴義
●装丁／椎名麻美