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臨床とことば 心理学と哲学のあわいに探る臨床の知

臨床とことば
河合隼雄/鷲田清一 共著
  • 書籍:品切れ
  • 電子書籍:定価1584円(本体1,440円)
  • 四六判・上製/237ページ
  • ISBN978-4-484-03202-3
  • 2003.02発行

ひとにとって「言葉」とは何なのか?「人間存在」とは? 「他人」とは? 「性」とは? 「聴く」とは? 「語る」とは?… 偉大なる二人の臨床家が初めて語り合った注目のダイアローグ。

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目次

【まえがき】
臨床心理学と臨床哲学
河合隼雄

臨床の知/聴くこと/言語とイメージ/
さまざまの距離/対話の必要性

【第一部】
聴くことの重さ
臨床哲学事始め/言葉を掴んでしまう/
「見る」以外の感覚を/カギは「調和」の感覚/
言葉をほぐす/便宜的因果性に賭ける/……ほか

【第二部】
臨床における「距離」
哲学学とハウツー時代からの離脱/
ボーダレス化した大人と子ども/現代社会の成人儀礼/
人と人の距離感をどう取るか/言語化できない「臨床の知」/
「食事」と「性事」/個より普遍に至る道/……ほか

【あとがき】
「語り」と「声」について
鷲田清一

他者の「全人的理解」?/語りの手前で/
〈語る/聴く〉のなかの共犯関係/語りのゆくえ/
声の肌理/身震い/……ほか

著者

河合隼雄(かわい・はやお)
1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者・心理療法家。京都大学理学部数学科卒業、京都大学教育学博士。京都大学名誉教授。
59年フルブライト留学生として渡米。その後、チューリッヒのユング研究所で学び、日本人初のユング派精神分析家の資格を取得。心理学をはじめ、日本の古典文学や教育・社会問題など幅広い分野に提言・著作活動を行っている。
『河合隼雄著作集』(岩波書店)をはじめ、『トポスの知――箱庭療法の世界』(共著、阪急コミュニケーションズ)など著書多数。
2002年文化庁長官就任

鷲田清一(わしだ・きよかず)
1949年京都市生まれ。京都大学文学部卒業。同大学文学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。哲学・倫理学専攻。主な著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(阪急コミュニケーションズ、桑原武夫学芸賞)、『ことばの顔』(中央公論新社)、『「哲学」と「てつがく」のあいだ』(みすず書房)、『まなざしの記憶』『時代のきしみ』(いずれも阪急コミュニケーションズ)、『死なないでいる理由』(小学館)など多数。

●表紙写真/植田正司
●装丁/ 下川雅敏