増補改訂版 仕事ができる人の心得

増補改訂版 仕事ができる人の心得
小山 昇 著
  • 書籍:定価1100円(本体1,000円)
  • 電子書籍:定価1100円(本体1,000円)
  • 新書判・並製/262ページ
  • ISBN978-4-484-12219-9 C0036
  • 2012.07発行

中小企業経営のカリスマ・小山昇社長の「仕事の心構え」と「儲かる仕組みづくり」のエッセンスが詰まった『仕事ができる人の心得』が待望の増補改訂。この1冊で、人も会社も必ず成長する!

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内容

【経営】環境適応業です。変わらなければ失敗する。
【給料】社長からもらうものではありません。お客様が支払ってくださるものです。
【現在】過去の決定です。よくても、悪くても。
【時間の管理】仕事に時間を割り振るのではなく、時間に仕事を振り分けることです。
【自己育成】今のあなたを、あなたが喜んで自分の部下として使えるようにすることです。
【働く】会社に出勤してくることではありません。粗利益額を上げることです。
【ビジネス】天才はいらない。才覚よりも、努力が認められる世界です。
【市場】お客様とライバルしかいない。わが社のお客様から注文が来なくなったら、それはライバルのところに行っているということです。
【猫に小判】この本のことです。持っているだけで実行しない人のことです。
(本書より)

2度の日本経営品質賞受賞、経済産業大臣賞、IT経営百選最優秀賞……独自の経営革命で増収増益を続け、数々の受賞歴を誇る株式会社武蔵野・小山昇社長の原典ともいえる『仕事のできる人の心得』が待望のバージョンアップ。
先行版の『会社開眼の法則』と合わせてすでに15万人以上が手にしたバイブルが、時代に合わせてアップデートされ、120項目以上が新たに追加されました。
空理空論一切なし! ビジネス書100冊分にも匹敵する! と定評のある小山社長の主著。

「はじめに」

「○○さん、ビールを買って来て下さい」とお願いされて、お酒やウイスキーを買ってくる人は、どこの会社にもおりません。
なぜでしょうか?
物には、その会社で使われる共通言語があるのに、日常使われる言葉には、決められた定義があんがいなされておりません。これが、社内を混乱させている原因ではないかと気がつきました。
株式会社武蔵野用語解説は、平成元年度株式会社平林(現在は株式会社セラテック・ジャパン)の経営計画書解説をヒントにし、27項目作成しました。その後、私自身の64年間の体験をまとめたものです。
当社ではすでに、「経営用語解説」をテキストとして25年間活用しています。当社での活用方法を紹介しましょう。
毎週火曜日から金曜日の朝7時30分から8時30分まで、社員を5組に分けて勉強会を行います。当番制でリーダーとなって、ランダムに15~20個くらいの用語を全員で声を出して読み、私が1つずつ解説を加えていきます。ここで話す事例はすべて、当社で過去にあった事実ばかりです。幹部社員の入社時のエピソードや幹部になってからの失敗談は、社員にとっては蜜の味です。それに私の体験談も加わります。
参加するごとに「100回帳」にスタンプを押していき、一杯になると5万円の旅行券と交換します。巻末に「100回帳」(早朝勉強会・個人教室参加記録)を掲載しましたのでご参照ください。
課長職以上は80パーセント以上の参加義務があります。出張時はビデオ学習です。45分テープに私が吹き込んだものを持参します。これは、私が調子に乗って長くならないための「歯止め」にもなっています。
最も大切なことは、私の解説が終了したあと、全員がそれぞれ勉強になったことを1つ選んでコメントすることです。ほとんどの人がよいことを言います。朝早くよいことを言うという習慣は、心の素直な人間をつくるのです。最初は何を意味しているのかわからずチンプンカンプンだった話も、自らの体験が増えるにしたがって、「なるほどそういうことだったのか」と気づくことができるようになり、感性を磨く場にもなるのです。各自のコメントの中に成長を感じることは、私にとってこの上ない喜びです。
それぞれの活用法で皆様のお役に立てれば幸いです。

2012年5月吉日

略歴

[著者]
小山 昇(こやま・のぼる)
1948年生まれ。山梨県出身。株式会社武蔵野代表取締役社長。情報ツールを利用した独自の経営革命によって飛躍的な業績向上を実現、経営者・管理職を中心に注目を集めている。1999年「電子メッセージング協議会会長賞」、2000年「日本経営品質賞」受賞。2010年、「日本経営品質賞」国内初2度目の受賞。著書に、『部下はなぜ、あなたをそんなに嫌うのか?』『社長はなぜ、あなたを幹部にしないのか?』(日経BP社)、『経営計画は1冊の手帳にまとめなさい』(中経出版)、『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』(ダイヤモンド社)、『強い会社をつくりなさい』(阪急コミュニケーションズ)など多数。

●装丁/文唱堂印刷 SSGクリエイティブチーム

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