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ムカつく相手にもはっきり伝えるオトナの交渉術

ムカつく相手にもはっきり伝えるオトナの交渉術
バルバラ・ベルクハン 著
小川捷子 訳
  • 書籍:¥1,500(税別)
  • 電子書籍:¥1,200(税別)
  • 四六判・並製/248ページ
  • ISBN978-4-484-11106-3 C0030
  • 2011.04発行

自己主張が苦手なあなたへ。穏やかに、それとなく、感じよく、だけど明快に、あなたの思いを伝えるヒントが、ここにあります。《大反響のベストセラー『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』待望の続編》

書籍

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内容

大反響のベストセラー『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』の
著者による待望の続編!
テーマは「穏やかな自己主張」。

言いたいことがなかなか言えない、他人に頼み事をできない、
嫌なことでも断れない、そして、いつの間にか言いくるめられてしまう……
そんな苦い思いを、いつまでも続けていくつもりですか?
なにも大声で叫んだり、相手を攻撃したりする必要はありません。
穏やかに、それとなく、感じよく、
それでいて明快に自己主張するヒントが、ここにあります。

穏やかな自己主張とは、自分の言いたいことを落ち着いて
はっきりと言うことです――ただし、相手を攻撃することなく。
カッカして叫ぶのではなく、落ち着きはらって、エレガントに。
どうしてかいいかわからずに黙るのではなく、明快な意思の疎通を。
大げさな言い方やわざとらしい自己宣伝ではなく、
確固たる意志と自信をもって発言しましょう。  ――「はじめに」より

はじめに

 穏やかな自己主張とは、自分の言いたいことを落ち着いてはっきりと言うことです──ただし、相手を攻撃することなく。カッカして叫ぶのではなく、落ち着きはらって、エレガントに。どうしていいかわからずに黙るのではなく、明快な意思の疎通を。

 この本で私は、5つのすばらしい対話術をご紹介します。どれもが簡単で役に立つ、いわば自己主張の金脈です。これらはすべて、私たちの日常生活がもとになっています。落ち着いて自己主張するには自信がなければなりません。もしあなたが自信のある人なら、おそらく無意識のうちに、これらの術のどれかを使っているでしょう。

 コミュニケーションのセミナーを開いている私は、この12年ほどの間に、さまざまな自己主張術を編み出しました。参加者の反応を参考に、これらの方法はますます洗練され、改善されました。そして、いっそう役立つものになったのです。この本でご紹介する5つの術は、こうして長い歳月をかけて磨きあげたものです。

 トレーニングでも本でも、私の考えは現実的です。そして、料理のレシピのように具体的に細かく説明しています。ですから、どういう調味料が必要なのか、何をすべきかがよくわかります。さらに、どういう言葉を使えばいいか、どういう表現が効果的かについても、例をあげて説明しました。

 これらの対話術を、どうかあなた仕様に手直ししてください。もしあなたが引っ込み思案で物静かな人なら、もっと柔らかな表現をするでしょうし、威勢のいい人なら、あるいは、乱暴な人を相手にしなければならないような立場にいるなら、もっとくだけた言い方をするでしょう。それで結構。ちっともかまいません。

 どうしたら自分の意志を通せるかについて、あなたはいろいろなヒントを得るでしょう。ただし、これらはすべてヒントに過ぎません。お手本ではないのです。これらの対話術からインスピレーションを得て、自分なりのスタイルに翻訳してください。そうすれば、あなたの自己主張は、もはやお仕着せのものではなく、あなたの人格の一部になります。

 堂々と自己主張できることが重要なのです。大げさな言い方やわざとらしい自己宣伝ではなく、確固たる意志と自信をもって発言しましょう。

 また、本書で紹介する5つの対話術は、お互いに関連し合っています。第1章では、ボディーランゲージと他人に与える印象について、第2章では、自分の望みをはっきり言う方法について、第3章では、断固として「ノー」を言う方法について述べています。これは相手と一線を画し、限界を示す方法です。

 けれども、あなたの希望や拒絶が、相手にきちんと伝わらなかった場合、もうひとつの対話術が必要になります。感じはよいけれど決して譲らない。これが第4章のテーマです。そして第5章──おそらくこれがもっとも重要です──揺るぎない自信。自己主張しようとしまいと、これはいつだって必要なのですから。

 この本があなたの背中を押し、日々の暮らしの中できちんと自己主張するためのお手伝いができますように。そして、楽しんで読んでいただけますように。

目次

はじめに

第1章 王のような態度

無言の会話
自信をもって座り、立ち、歩く
 自己主張術──王のような態度
気後れしたのは昨日のこと
ヒヨコの変身
「ノー」が言えない
よくある質問
相手の気分から身を守る
 自己主張術──保護シールド
批判を自分のことだと受け止めない
距離を置く

第2章 強い意志

自分を後回しにしない
何も言わなければ、何も得られない
有能な人々の悲劇
 自己主張術──強い意志
ものを頼むときにつまずく5つの石
1つ目の石――できないことを頼まない
2つ目の石――短いセンテンスで
3つ目の石――卑屈にならない
4つ目の石――はっきり頼む
5つ目の石――怒りを上手に表す
よくある質問
ただ頼めばいい
〈どうせダメ〉ブレーキ
「ノー」を冷静に受け止めるコツ
「ノー」を自分の役に立てるには
 自己主張術──転んでもただは起きない

第3章 感じのよい「ノー」

「ノー」と言うのは難しい
ロバにならない
決然として「ノー」と言う
 自己主張術──「ノー」と言う
相手が無礼な態度をとったら我慢しない
 自己主張術──おとしめられたら、断固とした「ノー」で抵抗する
人との和が必要なあなたのために
堪忍袋の緒が切れるとき
 自己主張術──感じよく「ノー」と言う
 自己主張術──理解を示しながらも「ノー」を
不意を突かれない
 自己主張術──考える時間をとる
よい人間関係には「イエス」と「ノー」が必要
よくある質問
「私がやらなければ、誰がやるの?」
自分でやる代わりに仕事を分配する
 自己主張術──仕事を新たに分配する
ごまかされない

第4章 感じのよい粘り強さ

くり返すことの大切さ
ビジネスでは粘るのは当たり前
「ノー」と言われたときが始まり
粘るが勝ち
堂々と粘る
 自己主張術──ABCループ
穏やかに食い下がる
よくある質問
言いがかりをつけられてもカッとしない
 自己主張術──言いがかりを空振りさせる
ワンフレーズで充分
 自己主張術──ワンフレーズを使って粘り強く
話が逸れたら
 自己主張術──〈感じのよい粘り強さ〉で話の舵をとる
不愉快な話題を変える

第5章 揺るぎない自信

自信のなさは頭の中で生まれる
内なる批評家の引き起こすもの
頭に浮かぶことをみな信じることはない
 自己主張術──内なる批評家に気づく
内なる批評家は他人も襲う
内なる批評家を信じない
よくある質問
高すぎる目標
 自己主張術──目標の基準を下げる
 自己主張術──内なる批評家をおとなしくさせる
自己批判から自尊心へ
自分を愛する
 自己主張術── 自尊心を育てる
無条件の「イエス」を自分に

おわりに
訳者あとがき

著者

バルバラ・ベルクハン(Barbara Berckhan)
1957年生まれ。ハンブルク大学で教育学と心理学を専攻。
20年以上にわたりコミュニケーションのトレーナーとして活躍している。
自信を持って、人とうまく気持ちを通わせることのできるコミュニケーション術を提唱。
著書は次々とベストセラーになり、11か国語に訳されている。
『アタマにくる一言へのとっさの対応術』
『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』など邦訳も多数。

訳者

小川捷子(おがわ・しょうこ)
翻訳家。
主な訳書に『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』
『すべては「単純に!」でうまくいく』などがある。

●装丁/後藤葉子
●装画/タラジロウ
●校正/鴎来堂