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上司は"だまして"使え!

上司は
諒 純也 著
  • 書籍:品切れ
  • 電子書籍:¥980(税別)
  • 四六判・並製/216ページ
  • ISBN978-4-484-11201-5 C0030
  • 2011.01発行

会社でやりたいことをやるための新テクニック、それは上司を「だます」こと。奴らの生態を知り、巧みにだまし、うまく使って、いまこそ思いを実現しよう! やる気あふれるビジネスパーソンに捧ぐ「上司操縦法」。

書籍

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電子書籍

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内容

会社でやりたいことをやるための新テクニック、それは上司を「だます」こと。

上司の愚痴は、サラリーマンの十八番です。
しかし、どんなに嫌いでも、どんなに苦手でも、どんなに頼りなくても、
どんなに使えなくても……、会社で自分のやりたいことをやるためには、
敵(=上司)のGOサインが不可欠なのです。
やる気に満ちあふれる若手ビジネスパーソンたちよ、
「上司」という不可解きわまりない生き物を知り、巧みにだまし、
うまく使って、いまこそ思いを実現しよう!

奴らに「OK!」と言わせる、とっておきの「上司操縦法」を伝授します。

はじめに

 私は、現在40代中盤のサラリーマンです。
 かれこれ20年以上のサラリーマン生活を通じて、いつも「改革派」の先頭を走ってきました。そんな経験から、書いてみたいと思ったのが本書です。
 はじめにお断りしておきますが、本書は「ノウハウ本」ではありません。
 私の経験から、若くやる気のあるビジネスパーソンに、「こつ」を伝授しようという読み物であるとお考えください。
 私もサラリーマンですから、所属する組織の機密情報や、独自ノウハウを公開することはできません。また、実際に行ったとしても、それは万人に有効かつ有用な材料にはなり得ないでしょう。誰の利益にもなりません。
「上司をだまそう!」なんて、刺激的なテーマですが、実際に上司を仲間に引き入れることは、実社会で非常に重要かつ有効な手法です。
 これを是非覚え、実践して欲しいのです。

 改革派を自任する私のところには、いろんなタイプの若手社員が相談に訪ねてきます。
 私がどちらかというと「アウトロー」的に仕事を切り開いてきたことに対して、彼らが興味を持ってくれているのだと思いますが、彼らの不満や思いを聞いていると、大きく2つに分かれていることがわかりました。
 1つは「現状に不満はあるものの、どうしたらいいのかわからない」というもの。もう1つは「やりたいことはあるけれど、上司が認めてくれない」というものでした。
 こういうときに「最近の若い者はだらしがない……」と言ってしまっては身も蓋もありません。自分だって「若手」の時代があったわけですし、そのときと現在とでは、目線の高さや経験知も間違いなく違うわけですから。
「今の若い奴らは……」なる記述は、古文書にもたびたび登場するそうで、「人類永遠の愚痴」と言えるでしょう。このセリフを発しているようでは、こちらも「カビの生えたオッサン」に、成り下がってしまいます。

 本書では、このような2つの悩みを持つ「若手でやる気のある」ビジネスマンに、「思いを遂げるためのヒント」を提供します。
 そのヒントの中身が、ちょっと過激に「上司をだます」テクニックなのです。
 そうです。だまして味方にしてしまうのです。
 会社や組織で何かをしようと思ったら、まず立ちはだかる壁は「上司」です。この壁くらい乗り越えられなくては、正直なところ成功はおぼつかないでしょう。
 でも、大丈夫。
 上司をだますにはそれなりのテクニックがあるのです。「孫子の兵法」よろしく、「敵を知り、己を知れば、百戦あやうからず」といきましょう!
 そして、だまされる側の上司に該当するような読者の皆さんには、「若手社員たちがどんな悩みを持っているのか?」といった観点で本書を読んでいただければと思います。

目次

はじめに

PROLOGUE なぜ、上司を「だまさなければいけない」のか?
「サラリーマン」から「ビジネスパーソン」へ

PART 1 上司とは「どんな生き物」なのか?

上司はどんな目線で部下を 見ているか?
 「上司になる」とはどういうことか?
 どんな上司でも部下のことは気にかけている
 上司の目線が部下の目線と違う最大のポイント

「上司」と「部下」互いの評価に満点はない
 上司は親ではない
 不満は満足の裏返し
 「できる部下」が陥りやすいポイント

上司の生きてきた時代とは?
 50代=イケイケのバブル時代を生きた世代 40代=「失われた10年」の閉塞感を生きた世代
 30代=混沌とした時代を生きている世代
 誰にでも「若手」の時代があった

ヒエラルキーは上に行くほど「保守的」「現実的」になる
 上司の「原則」を知ろう
 あなたはなぜ「給料をもらえる」のか?
 突き詰めると「儲かりまっか?」

PART 2 やりたいことのために「上司をだまそう」!

はじめに気をつけること
 「本気であること」を再確認する
 「上司を説得する」5W2Hを整理する
 「だまさなければいけないポイント」を明確にする

上司との関係別「だまし方戦略」
 あなたと上司の位置関係を5パターンに分類する
 パターン別基本戦略の極意
 「相手」は上司だけではない

「すべし」&「べからず」の極意

 積極的にやったほうがよいこと=すべし集(「発信力」を身につける/「人脈絵図」を理解しておく/上司に「情報の最優先権」があるように振る舞う/ゴマをする/日常業務を好きになる)
 決してやってはいけないこと=べからず集(上司の「時間軸」を見誤る/根回しを怠る/大事なことを文書・メールで発信する/上司の嫌がるコースにボールを投げ込む/上司の悪口・陰口を言う)

上司が攻めてくるポイントとその対策
 営業系上司が攻めてくるポイントとその対策
 企画・業務系上司が攻めてくるポイントとその対策
 スタッフ系上司が攻めてくるポイントとその対策
 開発系上司が攻めてくるポイントとその対策
 生産現場系上司が攻めてくるポイントとその対策

「ハッタリ」でかまわないこと・いけないことを峻別しておく
 最後は「覚悟」が物を言う
 時系列で「現在」「1年後」「目標年度」の状況を整理する
 「わからないこと」は神様でもわからない
 「宣言する」ことと「ウソをつく」ことは違う
 「正直に認めるポイント」をあらかじめ決めておく

「だまし」のテクニック指南
 まずはTPOを整える
 「だまし」のプレゼンはパワーポイントで
 数値はビジュアル化するものとしないものに分ける
 視覚の魔術を使う
 詐欺師の使う「実践心理学」とは?

心理戦・情報戦あれこれ
 シンパを増やす
 関係部門のキーマンを見極めておく
 どうしようもない「バカ」の扱い方

相談できる先輩はいますか?
 スタッフ関連業務の罠
 人脈相関図におけるアドバイスをもらう
 スタート前にシンパ集団を形成しておく

PART 3 区切りがついたら「上司を使おう」!

あなたにとって上司は「戦力」の一部
 上司の持っている「お宝」とは?
 上司を使うと何がよいのか?

カードの切り方を間違えないよう注意
 いきなり「大物のカード」を切りすぎない
 日本らしい「根回し」の手法
 最後は「関係者の上司」も使おう

上司も人なり 我も人なり
 他人の「成功」は妬ましく、自分の「失敗」は怖いのが人情
 手柄を分け合い、全員がハッピーになるために
 いずれあなたも「だまされる」

PART 4 あなたが「本当にやりたいこと」は何ですか?

「上司をだます」その中身が重要です!

主語を「I(アイ)」にして考えてみよう
 「現状に対する不満」は「第0歩」にすぎない
 「みんな」「僕たち」の不満は中年の赤ちょうちんと同レベル
 悩みのレベルが深いほど独創的・具体的なアイデアにつながる
 今の生活レベルを捨ててでも「飛び込みたい」と思える世界が見えますか?

情報の集め方にはどのような方法があるか
 待っていても「情報」はやってこない(Information & Intelligence Hungry のすすめ)
 人脈は意外なところから
 遊びの時間も仕事に活かせる
 「手間」「暇」「金」をかけない情報は身につかない
 「本当にやりたいこと」は「自分で」決める
 ブレストを過信するな
 メンバーを募るなら「人選」は十分に吟味する
 最後の判断は「自分がやりたいこと」に絞る
 あとから来るヤツに注意せよ

ターゲットが決まったら「絵を描く」
 目標を中心に置いてみる(マッピング)
 目標をゴールに置いてみる(ロードマップ)
 目標を上から眺めてみる(プチ経営者修行)
 A3用紙1枚にあなたのプランがまとめられますか?

「大学院での専門」なんてヒヨッコと同じ!

おわりに――「就社」社会ニッポンを生き抜く知恵とは?

著者

諒 純也(まこと・じゅんや)
1963年東京生まれ。
87年に東京大学大学院工学系修士課程修了。
同年、材料系メーカーに就職。15年余の技術者生活を送った後、自ら開発した商品とともに営業部に異動。現在、営業部長職を務める。
著書『「理系人間」との仕事術』(西東社)。
「諒純也の“ そそらっぺ”ブログ」 http://archemist223.seesaa.net/

●ブックデザイン/クリエイティブ・コンセプト
●カバーイラスト/喜多啓介