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ペンブックス ダ・ヴィンチ全作品・全解剖。

ダ・ヴィンチ全作品・全解剖。
ペン編集部 編
池上英洋 監修
  • 書籍:¥1,500(税別)
  • A5判・並製/112ページ(オールカラー)
  • ISBN978-4-484-09212-6
  • 2009.06発行

「Pen」で好評を博した特集が待望の書籍化。 万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチのすべての絵画作品と膨大な手稿を徹底解剖。“人間レオナルド”の生身に迫る!

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内容

「Pen BOOKS」いよいよ刊行スタート!
「Pen」で好評を博した特集が待望の書籍化。

レオナルド・ダ・ヴィンチ――
彼はこう言い遺した。「画家は万能でなければ賞賛に値しない」。
人類の英知の結晶ともいえる膨大な研究は、
ただ「絵画」という表現を完成させるためだけに集約されたのだ。
残された絵画作品は、わずかに13。
それらをさまざまな角度から徹底解剖するとともに、
研究のすべてを書き記した膨大な“手稿”をひも解く。
――ルネサンスの天才は、何を描いたのか?

前書き

 一点の小さな絵画に、吸い寄せられるように集まる人々。その先にあるのは、世界一有名な絵、『ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)』だ。
 1452年、フィレンツェ郊外の小村、ヴィンチ村に生を受けたレオナルド・ダ・ヴィンチ。以後、「レオナルド」という名は芸術面のみならず、軍事、天文学、航空力学、解剖学、都市計画、それらを総合した哲学と、あらゆるジャンル上で語られることになる。そう、あたかも彼の名こそが、すべての真理を解き明かす“記号(コード)”であるかのように。
 彼はこう言い遺した。「画家は万能でなければ賞賛に値しない」。人類の英知の結晶ともいえる膨大な研究は、ただ「絵画」という表現を完成させるためだけに集約されたのだ。
 残された絵画数の定義にはいまだ諸説あるが、レオナルド作と断定できるのはわずかに13。たったこれだけである。だが、これらに刻まれた筆致をつぶさに見ることは、レオナルドが追い続けた万物の真理を学ぶことと同等の意味をもつ。
 本書では、先に述べた研究のすべてを書き記した膨大な“手稿”をひも解くとともに、13の絵画作品すべてをさまざまな角度から徹底解剖。“人間レオナルド”の生身に迫る。

目次

芸術の寵児を育んだ、ルネサンスという時代。

「美の教科書」たる全絵画を、徹底解説!
 受胎告知……圧倒的なまでの完成度を誇る、デビュー作。
 カーネーションの聖母……作風の確立に向け、重ねた努力が見える。
 ブノワの聖母子……マリアの微笑みに投影した、母への思い。
 ジネヴラ・デ・ベンチの肖像……どんな“拡大(クローズアップ)”にも耐える、驚異の描写力。
 聖ヒエロニムス……数奇な運命をたどった、“苦悶する聖者”。
 東方三博士の礼拝……寓意と写実が交錯する、野心的な群像図。
 岩窟の聖母……大胆な発想ゆえに、物議を醸した問題作。
 白貂を抱く貴婦人……躍動感あふれる白貂に、目を奪われる。
 ラ・ベル・フェロニエール……以後の絵を読み解くための、ヒントが満載。
 最後の晩餐……幾多の災難を越え、人類の至宝は守られた。
 ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)……その微笑の持ち主は、いったい誰なのか?
 聖アンナと聖母子……母性への憧れがあふれる、三世代の肖像。
 洗礼者ヨハネ……“遺作”をもって、彼の芸術は頂点を極めた。
 非凡さを雄弁に物語る、習作&未完の作品。

生涯をかけた研究の集大成、「手稿」をひも解く。
 手稿とは?
 軍事学
 舞台
 彫刻
 都市計画
 解剖学
 航空力学
 天文学
 哲学

67年の生涯は、西洋美術史そのものだった。

だからダ・ヴィンチは、永遠に輝く。

いまも世界を騒がす、ダ・ヴィンチ最新ニュース
8つのエピソードで知る、天才の意外な素顔。

監修者

池上英洋(いけがみ ひでひろ)
恵泉女学園大学人文学部文化学科准教授。
1967年生まれ。東京芸術大学・同大学院修士課程修了。
著書『恋する西洋美術史』(光文社)、『血みどろの西洋史』『ダ・ヴィンチの遺言』(河出書房新社)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(編著/東京堂出版)、『レオナルド・ダ・ヴィンチと受胎告知』(共著/平凡社)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ 西洋絵画の巨匠8』(小学館)など。

編者

ペン編集部

●ブックデザイン/SANKAKUSHA
●カバーデザイン/佐藤光生(SANKAKUSHA)