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会社は何度でも甦る ビジネス・エコシステムを循環させた大企業たち

会社は何度でも甦る
ジム・ステンゲル 著
トム・ポスト 著
池村千秋 訳
  • 書籍:¥1800(税別)
  • 電子書籍:¥1440(税別)
  • 四六判・並製/336ページ
  • ISBN978-4-484-19101-0
  • 2019.2発行
すべての会社はかつてスタートアップだった。
原点に立ち戻り、あらたな活力を得る方法とは?

P&G、IBM、リーバイ・ストラウス、トヨタ、GE、モトローラ、ターゲット……etc.

元P&Gの伝説のマーケター、ジム・ステンゲルが伝える
レガシー企業の再創造戦略。


 今日、あらゆる企業と企業経営者が変化の速さに戸惑い、新しい成長の道筋を見いだしたいと思っている。その点、古いものと新しいものを、既存企業の豊富な経験と、新興企業のエネルギーとスピードを組み合わせれば、既存企業は新しい血を取り入れ、新しいやり方を学べる。
 一方、新興企業は、素早くビジネスを拡大させる方法を学び、新しい流通経路を上手に確立できる。要するに、うまくいけば、既存企業と新興企業の両方に恩恵をもたらす「ウィン・ウィン」の関係を築けるのだ。本書はそれを実現するための手引き書である。「はじめに」より


書籍

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目次

はじめに

第1章 経営者の安眠を奪うもの 

第2章 成熟企業は自滅を避けられるのか?
リスクを避けることの落とし穴
企業買収では活力を取り戻せない
買収からパートナーシップへ
新しいタイプの「社内起業家」
イノベーションを実現できずにいた食品メーカー
小規模な投資をいくつもおこなう
マンモス企業が乗り出した大変革
より少ないもので、より多く、より速く
社員の年次成績評価を廃止する
新興企業にとっての恩恵
が大手企業から学んだこと
協力し合うことが成果への道
 
第3章 なぜパートナーシップを組むのか?
相手企業の成長段階を考慮に入れる
顧客に恩恵をもたらせる企業と組む
イノベーションのDNAに再び火をつける
機械の力で多様な新興企業を花開かせる
小さなハブと多くのスポーク
イノベーションの「猟場」を決める
猟場で見つけた「獲物」
社内に機動的な投資運用委員会をつくる
猟場の外縁をぶらつく
パートナーを増やして、成功確率を高める
誰でもアイデアを発表できる環境をつくる
利益のことばかり考えない
 
第4章 有望な新興企業の見つけ方
人的ネットワークを活用する
外の世界に足を踏み出す
ソーシャルメディアを侮るべからず
イベントを開催して人を集める
新しいものに賭ける
偶然の発見を生かした3兄弟
社会問題を解決するビジネス
 
第5章 パートナーシップを築く
パートナーの信頼を勝ち取る
双方が勝者になれる関係をつくる
新興に自由を与える
新興企業が自信をはぐくむ手助けをする
新興企業が成功すれば、既存企業も成功する
パートナーを支配するな
 
第6章 初期の試練を乗り切る
医学界の「病」を癒す
明確で野心的な目標を設定する
重要な決定では助言を仰ぐ
パートナーを一歩ずつ前進させる
世界(とパートナー)がついてこられるペースで進む
 
第7章 パートナーシップのマネジメントを学ぶ
将来的に両社が競合する可能性を警戒する
新興企業に教わって方向転換する
始まりは偶然の出会いだった
チームとして結束し、互いの手法を理解する
問題の発生を歓迎する
変化は避けられないと考えておく
教訓を次のパートナーシップに生かす
 
第8章 失敗に対処する
高い目標を掲げる
大々的に売り出す前に厳選する
顧客の反応を試す
たくさん失敗する
失敗から教訓を引き出す
メンバーに失敗の経験を話す
顧客に問題点を教えてもらう
早いうちに失敗する
失敗を好材料に変える
 
第9章 教訓を全社に広げる
恐怖心でパートナーシップを台無しにしない
社内の抵抗を取り除く
上層部の支持だけで満足しない
懐疑派を取り込む
大きな変化を少しずつ
実物を見せて売り込む
社員に力をもたせて抵抗を取り除く
社員からの提案を促す
大きな挑戦で抵抗の壁を突き崩す
社内で新しいことに取り組む
会社を新興企業の集合体につくり変える
消極的な社員に権限を与える
できるだけ長い間、新興企業を自由にさせる
 
第10章 リーダーは「内部のアウトサイダー」であるべし
やりすぎに注意する
「野蛮な来訪者」を迎え入れる
社内の支持者を変革の旗振り役にする
アウトサイダーの視点で試練と向き合う
 
第11章 さあ、準備はいいか?
Q1 会社の置かれた状況は、どの程度悪いのか?
Q2 なぜ、新興企業とパートナーになるべきなのか?
Q3 どうやってパートナーを見つければいいのか?
Q4 パートナー企業をどのように扱うべきか?
Q5 初期段階をどのようにマネジメントすべきか?
Q6 歯車が狂いはじめた場合は、どうすればいいのか?
Q7 もし失敗したら、どうするか?
Q8 リーダーはどうすれば社内を活性化できるのか?
Q9 パートナーシップを通じた企業の再活性化が重要になる時代に、企業のリーダーには何が求められるのか?

 
付録 グローバル・パートナーシップ・スタディ
調査対象
質問内容
明らかになったこと
パートナーシップに乗り出す理由
成功の条件
パートナーシップが成功した場合の恩恵

謝辞

主要登場人物一覧



プロフィール

[著者]ジム・ステンゲル Jim Stengel
P&Gの元グローバル・マーケティング責任者。同社に25年間在籍し、パンパースやオレイなどのブランドを「消費者がボス」の視点から再生させ、ブランド王国P&Gの確固たる地位を築く。2008年に退社後はジム・ステンゲル・カンパニーを設立。コンサルティングを行なう傍ら、UCLAアンダーソン経営大学院の非常勤教授として、マネジメントを教えている。2011年にはフォーチュン誌が選ぶ「ドリーム・マネジメント・チーム」の最高マーケティング責任者に選出。主な著書に『本当のブランド理念について語ろう』などがある。
 
トム・ポストTom Post
ジャーナリスト。元「フォーブス・メディア」編集者としてレガシー企業や起業家について取材に従事。「Fortune」、「Newsweek」、「ABCワールド・ニュース・トゥナイト」などでビジネスと外交を担当した。現在、SnappConner PR社のコンテンツ部門シニア・バイス・プレジデントとして活躍している。

[訳者]池村千秋  Chiaki Ikemura
翻訳家。訳書に『LIFESHIFT』(東洋経済)、『ワーク・シフト』『年収は「住むところ」で決まる』(ともにプレジデント社)、『大停滞』『大格差』(ともにNTT出版)、『本当のブランド理念について語ろう』(CCCメディアハウス)他多数。
 



装丁&本文デザイン 竹内淳子(株式会社新藤慶昌堂)
校閲 円水社